じんとにっく

この間の土曜日の日経プラス１に「植物油、成分で選ぶ」というテーマのコラムを発見いたしました。そうそう、そういう内容のことをブログに書かなあきませんわなぁ、油屋さんなんだから。

「油は『太る敵』と思われがちだが、実は体にとっては貴重なエネルギーとビタミンの供給源。適量を上手にとれば美容や『健康維持の強い味方』になってくれる。」なんて書かれておりまして、主な植物油の特徴、主な使い道、油に含まれる脂肪酸の割合が、図示されておりました。

油に含まれる脂肪酸というのは、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などで、それぞれに特徴があるのですが、さてここに今それを記しましても頭に入りますでしょうか。第一それらの特徴ある油をずらずら買って並べてみても、使いきれるものでもありますまい。

と油屋がそんなこと言ってていいの？と思うかもしれませんが、実際この記事にも書いてありましたけど、油をおいしく食べるには冷暗所に保存し「開封から1～2ヶ月が望ましい」わけで、たくさん種類を揃えれば揃えるほど量が増えて酸化もしやすくなりますからね。

しかし、油を買いに来られて「何油が一番よろしいんやろ？」と聞かれるお客さんたくさんいらっしゃいます。で、このコラムにはなるほどと思われることが書いてありましたよ。つまり、含有成分のバランスと使い勝手を考えると、

「家庭ではまずサラダ油、ごま油、オリーブ油の3本を基本にそろえると栄養素もバランスよく摂取できる」

とあります。これなら簡単ですね。ちなみに、ごま油はリグナンという天然の酸化防止成分を含むため強い抗酸化作用があり「老化防止の油」と言え、オリーブ油は「おなかの脂肪が気になる人に」おすすめ。

そう言えば、うちも普段使ってる油は、サラダ油、ごま油、オリーブ油ですわ。ちなみにサラダ油は原料が国産に限られる玄米サラダ油を使っておりまする。