走らんか
テーマ:よもやま話
2010/06/22 09:31
昨日のブログに対しまして、皆様から暖かいコメントを頂戴いたしまして誠にありがとうございました。息子もさることながら、実は私たち夫婦も、あの日とある事情からまさに必死で走ることを余儀なくせられたのでありました。
リレーの準決勝は10時半から行なわれたのですが、それが終わってから12時頃までは他の競技でも見物して、それから飯でも食いに行こうか、と言っていたのですが、そのうち妻が前席に座っていた70歳くらいのおばあさんとおしゃべりをし始めまして、「娘がどうの、孫がどうの」と。
時計は12時を回り、こちらは早く会話をやめて飯を食いに行こうぜ、と思ったのですが、話の腰を折るわけにもいかず、やきもきしておりましたが、ようやく12時15分頃に席を立つことができまして、せっかくだから元町か中華街でも行くか、ってことで、再び市営地下鉄に乗ります。
行きは、三宮から市営地下鉄山神線(上図/上の緑ライン)で総合運動公園まで来たのですが25分ほどかかりました。で、運動公園から元町に行くには、新長田で市営地下鉄海岸線(上図/下の緑ライン)に乗り換えます。
確か1時ごろに元町に着いて、中華街をぶらぶらした後、kisshoとかいう神戸牛専門店で一番チープなハンバーグランチを食べた後、中華街でおみやげを買いまして、さて2時になったし戻ろうか、と元町のアーケードに入りましたら、妻が「やっぱりユーハイムのバームクーヘンも買ってく」と言い出しまして、来た時と反対方向へ歩き出します。
確かこの辺りやったんやけど、と言いながらどんどん歩いていきますが、店は現れず。かなり歩いてから妻が人に「ユーハイムはどこですか?」と尋ねましたら、「あっちです」と今来た方向を指差されまして、「そんな馬鹿な」と思いながら戻りますが、なかなか現れません。アーケードの果てに近づき諦めかけたところに「あっ!こんなところにあった!」と発見。
買い物を終え、「なんや、全然気がつかんかったね」と時計を見ると2時20分。リレーの決勝は3時から。「あれ~、ギリギリやんか」。さらに地下鉄のホームに降りますと、電車の来る時刻は2時31分。万事休す。どうもがいても3時には戻れそうにありません。いやもがいたらいけるかも。とにかくもがいてみよう。
来た時とは逆に駅から駅の長いこと。「大体、ユーハイムに寄るからやん」「いや中華街に長く居過ぎた」「いや、あのおばあさんといらん会話してたから」と責任の押し付け合いをしながら、ようやく乗換えの新長田に。ここで海岸線から山神線のホームまでは多少ありまして、その間を二人で猛ダッシュ。エスカレーターを駆け上り、駆け下り、ホームへ滑り込んだと同時に電車が到着。南無三。走ってなかったらどうなっていたのか。
3時まであと12分。もう間に合わん。3時からレースが始まっても3分ちょっとで終わってしまうから、見られんやん。せっかく決勝出られたのに、せっかくここまで来てるのに、見られんかったらアホやん。間に合わんかっても「見たよ」って言おうな、とか何とか言いながら、ひたすら着くのを待つ二人。
3時3分前に総合運動公園駅に到着。先に降りて階段を駆け上がる妻が転びましたが、すぐに立ち上がりまた走り出す。私も後を追って猛ダッシュ。しか~し、気持ちとは裏腹に全く足が進まない二人。すぐ近くに仰ぎ見るスタジアムの遠いこと。
「もうだめだ、走れない。私をおいて先に行って」「そんなことできるわけないやろ」と言って一緒に立ち止まって歩く私。(優しさちゃいまっせ、こっちだってもう走れんのやがな。)また走り出す妻。伴走する私。もう少しだ!その瞬間「カンカンカンカン」というあと1周を知らせる鐘の音。
「これは~~~~!」
まだ長距離種目やってるやん。間に合った~~~。結局、リレーの決勝はその後30分経っても始まらなかったのでした。
リレーの準決勝は10時半から行なわれたのですが、それが終わってから12時頃までは他の競技でも見物して、それから飯でも食いに行こうか、と言っていたのですが、そのうち妻が前席に座っていた70歳くらいのおばあさんとおしゃべりをし始めまして、「娘がどうの、孫がどうの」と。
時計は12時を回り、こちらは早く会話をやめて飯を食いに行こうぜ、と思ったのですが、話の腰を折るわけにもいかず、やきもきしておりましたが、ようやく12時15分頃に席を立つことができまして、せっかくだから元町か中華街でも行くか、ってことで、再び市営地下鉄に乗ります。
行きは、三宮から市営地下鉄山神線(上図/上の緑ライン)で総合運動公園まで来たのですが25分ほどかかりました。で、運動公園から元町に行くには、新長田で市営地下鉄海岸線(上図/下の緑ライン)に乗り換えます。
確か1時ごろに元町に着いて、中華街をぶらぶらした後、kisshoとかいう神戸牛専門店で一番チープなハンバーグランチを食べた後、中華街でおみやげを買いまして、さて2時になったし戻ろうか、と元町のアーケードに入りましたら、妻が「やっぱりユーハイムのバームクーヘンも買ってく」と言い出しまして、来た時と反対方向へ歩き出します。
確かこの辺りやったんやけど、と言いながらどんどん歩いていきますが、店は現れず。かなり歩いてから妻が人に「ユーハイムはどこですか?」と尋ねましたら、「あっちです」と今来た方向を指差されまして、「そんな馬鹿な」と思いながら戻りますが、なかなか現れません。アーケードの果てに近づき諦めかけたところに「あっ!こんなところにあった!」と発見。
買い物を終え、「なんや、全然気がつかんかったね」と時計を見ると2時20分。リレーの決勝は3時から。「あれ~、ギリギリやんか」。さらに地下鉄のホームに降りますと、電車の来る時刻は2時31分。万事休す。どうもがいても3時には戻れそうにありません。いやもがいたらいけるかも。とにかくもがいてみよう。
来た時とは逆に駅から駅の長いこと。「大体、ユーハイムに寄るからやん」「いや中華街に長く居過ぎた」「いや、あのおばあさんといらん会話してたから」と責任の押し付け合いをしながら、ようやく乗換えの新長田に。ここで海岸線から山神線のホームまでは多少ありまして、その間を二人で猛ダッシュ。エスカレーターを駆け上り、駆け下り、ホームへ滑り込んだと同時に電車が到着。南無三。走ってなかったらどうなっていたのか。
3時まであと12分。もう間に合わん。3時からレースが始まっても3分ちょっとで終わってしまうから、見られんやん。せっかく決勝出られたのに、せっかくここまで来てるのに、見られんかったらアホやん。間に合わんかっても「見たよ」って言おうな、とか何とか言いながら、ひたすら着くのを待つ二人。
3時3分前に総合運動公園駅に到着。先に降りて階段を駆け上がる妻が転びましたが、すぐに立ち上がりまた走り出す。私も後を追って猛ダッシュ。しか~し、気持ちとは裏腹に全く足が進まない二人。すぐ近くに仰ぎ見るスタジアムの遠いこと。
「もうだめだ、走れない。私をおいて先に行って」「そんなことできるわけないやろ」と言って一緒に立ち止まって歩く私。(優しさちゃいまっせ、こっちだってもう走れんのやがな。)また走り出す妻。伴走する私。もう少しだ!その瞬間「カンカンカンカン」というあと1周を知らせる鐘の音。
「これは~~~~!」
まだ長距離種目やってるやん。間に合った~~~。結局、リレーの決勝はその後30分経っても始まらなかったのでした。