中る
テーマ:言葉・漢字
2010/06/23 09:07
昔、中華料理店で「一日一食中華」という、中華料理を食べることを啓発するポスターが貼られていたのを見たとき、これはどう見ても「一日一食中毒」としか見えないよね、と同行者と語っていたことを覚えています。
さて、梅雨に入りまして食中毒に気をつけなければならない季節となって参りましたが、「中毒」というのは何故「中毒」というのか考えてみたことがありますか?中に毒が入ってるから?いやいや外側が毒でもあたりますわね。
「中」という字、通常というか普通に考えると「真ん中」「センター」という意味しか考えませんけど、この字「中る」と書きまして「なかる」とは読まず、「あたる」と読むんですね。「ずばりとかなめを突き通す」ということだそうです。そう言われてみると「中」という字、矢が的に当ったところを上から見た絵にも見えます。
従って「中毒」は?そうです、「毒に中る(あたる)」ということなんですね。ちなみに「中風(ちゅうぶ)」という病気がありますが、これも元々は「風などの外界のショックにまともにあてられた病気」というところから来ているそうです。
最近、家庭で素材から調理する意味の「内食」、レストランなど外出先で食事をする意味の「外食」との中間にある食事形態として、持ち帰り惣菜など家庭外で調理された食品を家庭内でとる食事形態として「中食(なかしょく)」という造語ができているようですね。
昔は「昼食」のことを略して「中食」と記すことも多く、事実そういう意味もあったようですが、「中食(ちゅうしょく)」は「食べものにあたって中毒する」つまり「食中毒」をも指したようです。さらに「酒を飲みすぎて気分が悪くなること」は「中酒」という、などと漢和辞典には載っています。
そうそう、そう言えば元巨人軍の江川卓(すぐる)投手の弟は、江川中と書いて「あたる」という名前だったことを思い出しました。ま、どうでもいいわね。
さて、梅雨に入りまして食中毒に気をつけなければならない季節となって参りましたが、「中毒」というのは何故「中毒」というのか考えてみたことがありますか?中に毒が入ってるから?いやいや外側が毒でもあたりますわね。
「中」という字、通常というか普通に考えると「真ん中」「センター」という意味しか考えませんけど、この字「中る」と書きまして「なかる」とは読まず、「あたる」と読むんですね。「ずばりとかなめを突き通す」ということだそうです。そう言われてみると「中」という字、矢が的に当ったところを上から見た絵にも見えます。
従って「中毒」は?そうです、「毒に中る(あたる)」ということなんですね。ちなみに「中風(ちゅうぶ)」という病気がありますが、これも元々は「風などの外界のショックにまともにあてられた病気」というところから来ているそうです。
最近、家庭で素材から調理する意味の「内食」、レストランなど外出先で食事をする意味の「外食」との中間にある食事形態として、持ち帰り惣菜など家庭外で調理された食品を家庭内でとる食事形態として「中食(なかしょく)」という造語ができているようですね。
昔は「昼食」のことを略して「中食」と記すことも多く、事実そういう意味もあったようですが、「中食(ちゅうしょく)」は「食べものにあたって中毒する」つまり「食中毒」をも指したようです。さらに「酒を飲みすぎて気分が悪くなること」は「中酒」という、などと漢和辞典には載っています。
そうそう、そう言えば元巨人軍の江川卓(すぐる)投手の弟は、江川中と書いて「あたる」という名前だったことを思い出しました。ま、どうでもいいわね。