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北限えべっさんにイギ有り

テーマ:まちづくり
12/26のぱんやさんのブログに「長浜のえべっさんは北限で、長浜より北にえべっさんは無い」と書かれておりました。

ぱんやさんの性格からして、裏付けのないいい加減なことは書かれないはずです。一昨日長浜恵比須宮の奉仕をさせてもらった時に「長浜十日戎」の由来の書いたチラシのようなものを目にいたしました。そこには確かに「長浜の十日戎はえべっさんの北限」として知られている、と書かれておりました。

昨日10日は、いわゆる五十日(ごとおび)でありまして、私どもは集金に歩いておりました。旧びわ町方面にも参りまして、ふと「確か八木浜にも十日戎があったはず」と思い立ち、在所に向かいますと、期待通り沿道には「八木浜恵比須宮」という赤い旗が立ち並び、神社に近づくに連れて、「商売繁盛で笹もってこい」のテープが聞こえて参りました。

せっかくですので、車を止めて参拝して行くことにいたしました。

右端に切れておりますが「八木浜神社」という石柱が立っております。参道にはのぼり旗や献灯提灯がずらり、ずっと進んで最奥の本殿でまずは参拝

境内には長浜ほどではないにせよ、笹を持った参拝客も見られ、青年団と思しき方々がご奉仕なさっておられました。吉兆販売のブースは2つございました。「商売繁盛...」の名調子は長浜より速いアッテンポな感じで、「八木浜恵比須は福の神」と歌われておりました。


いずれにせよ、長浜恵比須宮は「えべっさんの北限」に異議有り!

そして「真の北限」八木浜恵比須は、長浜ほどの賑わいはないにせよ、地域をあげて伝統行事を続けていることに意義有り。

福澤諭吉くん

テーマ:よもやま話
今年は慶應義塾創立150周年だそうで、その記念に今日1月10日から約2ヶ月間、東京国立博物館で「福澤諭吉展」が開催されるそうだ。

そう言えば小学生の頃、生活の範にせよと学校から「福澤諭吉訓」なるものを渡されて、机の前に貼ったりして眺めていたことをふと思い出した。知らない人のためにも「福澤諭吉訓」全文を紹介しよう。

一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事である。
一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事である。
一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事である。
一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事である。
一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩に着せない事である。
一、世の中で一番美しい事は、全ての物に愛情を持つ事である。
一、世の中で一番悲しい事は、うそをつく事である。

実はこの中で明確に覚えていたのは二つだけ。

一つは「世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩に着せない事である」
今でもボランティアとかしていて腹が立つことや不満があると、この言葉を思い出して自戒する。

もう一つは「世の中で一番悲しい事は、うそをつく事である」
当時は「うそをついてはいけない」ということだと理解していたが、うそのない人生なんてありえない。うそをつかざるを得ない状況、相手の言う事がうそだとわかっていながらその立場を慮らなければならない局面は必ずある。そしてうそをつかざるを得ないとき、それはほぼ例外なく悲しい。


そして現代、「世の中で一番尊いものは?」と聞かれて、多くの人はこう答えるだろう。

 「福澤諭吉君」

そのことは「うそ」ではないのに、なぜか「世の中で一番悲しい」



みのりばし

テーマ:まちづくり
本日から十日戎が始まりますが、吉兆販売のご奉仕にこれから恵比須宮(豊国神社)に赴きたいと存じます。

昔、「狩人」という兄弟の歌手がおりまして(古う~)、「アメリカ橋」という歌を歌っておりました。「♪アメリカ橋って知ってますか~?恵比寿と目黒の間にある~....」という具合に。

さて当長浜には恵比須宮と黒壁の間、お旅所の手前に「みのりばし」という橋がございます。曳山祭で山がお旅所に入る前にこの橋のところで待機し、正装した後入場いたします。

「みのりばし」って「みのもんた」の本名だっけ?いやあれは「みのりがわ」か。「みのりがわ」って「御法川」と書いたな確か...。そんなことを考えているうちに「みのりばし」ってどういう字を書くのか知らない自分に気がつきました。

調べてみました。「豊橋」と書きます。これって長浜人にとって常識なんでしょうか?知らなかった人のために書き進めます。(豊国神社リーフレット参考)

徳川幕府の政権下では、太閤さんを神格化することは許されなかったので、町衆が一計を案じ「えびす宮」を建て太閤さんを裏に隠して祀った、という話は皆さんご存知ではないでしょうか。これが「十日戎」の始まりで、毎年1月9日~11日まで豊国神社で賑々しく開催されております。

さらに弘化3年(1846)になりますと、太閤さんの恩徳を町民に布撫するために又々一計を練り、豊臣家の一字をとり『豊神社』と書いて『みのり神社』と呼んでいました。その名残が『みのり橋』なんだそうであります。

「みのりばし」が掛かっているのは長浜城の外堀跡であります。ちいさな流れですが油断は禁物。ゆめゆめ「身乗り出し」はご遠慮くださいね。

木休め

テーマ:油甚本店
人間の場合、例えばプロスポーツ選手などは、オフシーズンには傷めた体をいたわり回復させるために温泉に入ったりいたします。

当店にも人間ではありませんが、1年間働きづめの道具があります。以前にもご紹介しているウィンドウの中の小道具たち、すなわち手ぬぐい入れの木枠や、椿油のサンプルを置く台などです。

木製ではありますが、長い期間日の光(特に西日)にさらされ、人間と同じように疲れが見られます。そこで1年間の労をねぎらうため、正月の間は休んでいただくことにいたしました。人間ではないので温泉というわけには参りませんので、

この椿油で磨いてあげることにいたしましょう。椿油は髪油として知られておりますが、食用にもなり産地などでは「金ぷら油」などと称され天ぷらなどにも利用される大変美味な油です。しかし食用にするにはあまりに高額ですので、通常では口にすることはできません。

また木製品の手入れにも最適であり、私どもでは小分けの際にこぼれたりして売り物にならない油を利用して、磨き用に保管しています。今回はそれを使いまして、
はい、この通り
木がよみがえったように輝いております。また来月から頑張ってもらいましょう。

戦国お市数え歌

テーマ:よもやま話
ぱんやさんのブログにもありましたようにNHK大河ドラマ「天地人」始まりましたね。確かに阿部寛演ずる上杉謙信、格好いいですねえ。笹野高史の秀吉と好対照であります。いずれにせよ、戦国時代のドラマですから湖北も舞台として登場するでしょう。

では先日、ご好評を頂きました(?)「六瓢箪の唄」に引き続きまして、「戦国お市数え歌」をご披露いたしたいと存じます。


お市(1) 兄さん(2,3)死(4)んで 権六(5,6)へ

七(7)本槍で 破竹(8,9)の 藤(10)吉

侍(11)自由に(12)縦走(13)し

重臣(14)銃後(15)で色(16)をなす 

田舎(17)者はいや(18)だよと

一句(19)残して 虹(20)となる


(注)
兄さん : 織田信長のこと

権六(ごんろく) : 柴田勝家の通称、 お市は信長の死後、勝家に嫁ぐ

藤吉: 秀吉の別名(藤吉郎)、 賤ヶ岳の合戦で勝家を破り、信長の跡目となる

田舎者: 秀吉のこと。勝家はお市だけは助命を請おうとしたが、お市は断る

一句: お市辞世の句 
  「さらぬだに 打ちぬる程も 夏の夜の 夢路をさそふ 不如帰(ほととぎす)かな 」
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