日記は語る

テーマ:よもやま話
『林先生だけしゅっちょうされなかった事』

 「きょうは、4年生の先生が、しゅっちょうされました。でも、ぼくらの組の林先生だけがされませんでした。
 先生は、いつも5分づつぐらいちがう組を見回っていらっしゃいました。
 ぼくは、いやな顔もせず、かかさず見回っておられたので、えらいなあと思いました。
 ぼくなら、きっとめんどくさくてやめてしまったかもしれません。それにひと組だといいけれど、ほかの組もなので、よけえらいだろうと思いました。
 先生は、めんどくさいと思わず、せきにんを感じやありました。
 ぼくも、このような気持ちをまねしなければならないと思いました。」

これは恥ずかしながら私が小学校4年生の時に記した日記です。昭和46年(1971年)1月21日(木)と書いてありますから、今から丁度38年前の今日書いたものです。

以前、君が代先生のブログ「日教組」にコメントさせていただいた時に言及した日記です。

この日記を読み返したとき、直感的に「学年の先生が1名を残して全員出張」という内容に違和感を感じ、ひょっとして日教組の「ストライキ」もしくはそれに類するものではなかったのかと感じたのです。

間違いかもしれません。しかし、児童を一人の先生に委ねて他の4クラスの先生がすべて出張などということがあるのでしょうか?日記のトーンも子どもながらに異常な事態を察知しており、それに加わらず黙々と役目を果たす担任の先生に敬意をはらう様子がうかがえます。

ことの真偽はともかく、あらゆる面で私がこの先生から受けた影響は甚大でした。1年間だけの受持ちでしたが最高の先生だったと思います。どこが最高?それはまた後日。

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