ブランド

テーマ:油甚本店
北側のウィンドウはこのように油桶と天秤棒、そして法被を飾ることにいたしました。

明治の創業時は、この漆器の油桶に菜種油を入れ、天秤棒に担いで売りに歩いたのでしょう。油桶の中は朱色の漆が塗られています。

さて今年は丑年ですので、当店の「焼印」を展示することにいたしました。

この焼印を炭火などで加熱し、店の所有物であることを示す為に道具類などに押し付けて、屋号を焼き付けるのです。で、何で牛と関係があるのでしょうか?

皆様「ブランド」という言葉をよくお使いになると思いますが、元々は牛など自分の家畜に焼印を施し、他者の家畜と区別することを「ブランド」と言い、そこから派生して単なる商品の付属物としてのブランド(商標、マーク)が商品に対する高級なイメージといった意味で使われるようになったわけです。

ちなみに私どもでは、先の焼印が
桶や
鍬などに
押されているわけであります。

ここまでの話をふまえて問題です。「焼き入れたろか!」とかいう脅し文句の「焼きを入れる」という言葉の意味は何でしょう?

1.焼印で体の一部をジュッとすること
2.鍛冶で刃物を焼いて鍛えること
3.日焼けをすること

私はずっと、1番のことだと思っておりましたら、2番が転じて制裁をくわえるという意味になったようですね。最近では若者の中で3番の意味でも使われているようです。正月にスキーに行かれる方もいらっしゃると思いますが、焼きを入れすぎないようにご注意下さい。


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