七福甚

テーマ:油甚本店
正月くらいはブログを休もうと思っていたのですが、人生はいつ終わるかわからないと昨年気がついたはず、書けるネタのあるうちは書き続けることにしよう、と思い直しました。

さて、当店のウィンドウもお正月に合わせまして模様替えをいたしました。
南側ウィンドウです
最近は木枠の中の手ぬぐいを季節ごとに変えるというパターンが出来上がっておりましたが、正月くらいはお休みいただこうということで、大正時代の「初相場」の書いた書状を飾ることにいたしました。

昔、植物油を仕入れていた大津の西利商店からのもので、大正7年の正月の初相場が書かれております。上段に油種名が下段に値段が読めないような字で書かれております。

ちなみに二つの油の壺(甕)は不動です。理由は1.持ち運びして割れたら困る。2.片付ける場所の確保に苦慮する。3.長年置きっぱなしで壺の中の油が(掃除したのにもかかわらず)染み出てきて下の台にくっ付いており厄介。等であります。

さてウィンドウの下段には毎年七福神の土鈴を飾ることにしています。

母の友人が作った干支(今年は丑)の箸袋を並べて、その上に順番に七福神に勢揃いしていただきます。

七福神も「恵比寿」「大黒」「弁財天」あたりまではすらすらと出て参りますが、あとは~...えーっと、「びしゃもんてん」どんな字書くかわからへん。ほれから、あの頭の長いのは何やったかいな。ほて~から、と言って「布袋」があったことを思い出すのですが、結局「寿老人」との区別がつかず、「福禄寿」などは最後まで出て参りません。

ちなみに中国にはこれと似た八仙(八福神)と呼ばれるものがあるそうで、これが起源だという説も有力ではないもののあるようです。いずれにせよ日本では「七」、中国では「八」が縁起のよい数であるという表れでありましょう。当店にも七つの福が訪れる事を祈って...




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