アブラギリ

テーマ:油甚本店
先日、アブラギリの製油がかつて菅浦の主要産業だったということを書きました。恥ずかしながら、アブラギリという植物があることをこれまで知りませんでした。

いや、桐油の存在は知っていたんですよ。かつては燈明用に使われていたそうですけど、乾性油ですので現在は家具や建材の塗料として使用されます。うちは同じ用途ではもっぱらエゴマ油を扱っており、桐油は販売しておりません。

そもそも、桐油って何と読むんでしょうね。アブラギリから取れるのでキリアブラ?キリユ?それとも音読みでトウユか?と思って調べてみますと、どうやらどれでもオーケーみたいです。でも、トウユってのは灯油とまぎらわしいし、キリユってのが何となく可愛らしいですね。

まあ、どれでもいいんですけど、私自身の苗字に「桐」がつきますので、何となく愛着が湧きますね、桐油。しかし、原料は普通の桐でなくって特別に油桐という名前がついておりますから、あるいは別の植物なんでしょうか?

と思いまして、調べてみましたら、トウダイグサ科の植物と書かれております(普通の桐はシソ目キリ科)。そして、エレオステアリン酸なる毒を含んでいるため食用にはできず、普通のエゴマに対比して別名「毒荏(ドクエ)」というらしい。

台湾では「桐」という字は「アブラギリ」を指すそうな。なお私はアブラぎっておりませんし、毒もありませんよ。悪しからず。

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