じんとにっく

iＰｈｏｎｅとかいう新商品に徹夜で１５００人が行列したとのこと。とにかく携帯電話が完全にはびこっている。正高信男氏が「ケータイを持ったサル」および「考えない人」の中で『携帯によって人間らしさは崩壊し、ケータイによるコミュニケーションのサル化が、言語による情報処理に依存しない思考判断傾向を加速化させている。→キレる現象へ』と予測した通りに世の中が推移しているようだ。

政府は有害サイトへのアクセスや携帯依存症の悪影響を懸念して、子ども達から携帯を取り上げようとしているが、サルから一度覚えた快感を奪い取る事は容易でなく、より重大な犯罪を生み出す恐れもある。もはや「ケータイ」なき「文化」はありえないのか。

自分自身はどうかと言うと、電話はもともとかけるのもかかってくるのも嫌いなところに、指先が太いせいかメールなどは打ちながらイライラしてくるので、なるべく使わないようにしている。スケジュール管理は手帳を持ち歩く習慣がなかったので、これは割りと重宝している。さらにブログを書き始めてからはカメラ機能も欠かせない。

ところで、たまたま11月のイベント予定を携帯のカレンダーで確認しようとして、画面の不自然さに気がついた。休日で赤色であるはずの「３」の文字が平日の色になっている。またハッピーなんとかで文化の日が変ったのかと思って、他のカレンダーで確認したところ、まぎれもなく11月3日は休日である。


これは「同機種特有の欠陥見つけたり！」と得意になって、同じ機種を持っている知人2人に電話して「11月3日赤色になってないやろ！」と興奮して言うと、「なってますー。オタクは11月3日休みちゃうんやろー」と馬鹿にした返事。確かに店は休みではない。がしかし、俺の携帯だけ何でやねん。「ケータイなき文化」なく、「文化なきケータイ」あり。