嫌われ者の出番
テーマ:油甚本店
2008/07/08 08:56
洞爺湖サミットが開幕したせいか、新聞の記事や広告は環境一色。まさに環境サミットの様相を呈しております。少し前までは、いくら地球温暖化と声高に叫んでも、差し迫った状況が眼前に迫っているわけでもないと、どこか他人事のように冷めていたものですが、どの企業も真剣に環境問題に取り組み始めた感じがいたします。
うがった見方をすれば、原油高、穀物高が尋常でないレベルに達し、しかもそれが短期的現象にとどまらず長期化しそうな気配が見え始めた、つまり「環境が商売になり始めた」ということでありましょう。皮肉にも資源高という困った現象が引鉄を引いた形なのでしょうが、結果オーライでこのまま環境シフトしていくのが日本産業界の生きる道かもしれません。
そんな中、昨日の日経新聞で気になった記事二つ
1.厄介者の魚「ブルーギル」、養鶏の飼料に変身──立命館大
2.下水汚泥からリン回収 国交省、肥料原料
ブルーギルの飼料化は以前から養豚用として試験されてきたようですが、ブタさんのお口には合わなかったみたいで余り食べなかったようです。一方これを食したニワトリの方は普通より成育が良いといいますから、トリ好みの味だったのでしょうか。いずれにせよ外来魚の増殖に悩む滋賀県としては朗報でありましょう。
下水汚泥の方は、江戸時代以来日本が得意技としてきた究極のリサイクルの改定復刻版であります。6/21のブログ「こえが高い」で書いたように、中国のリン鉱石の高騰により糞尿利用が経済的に採算ラインに乗ってきたということでしょう。
太陽光発電、燃料電池、ハイブリッド。環境対策ってスマートでクリーンなイメージがありますけど、私はこういう嫌われ者に出番が回ってくる泥臭い(いやもっと臭い?)のも嫌いじゃないです。
うがった見方をすれば、原油高、穀物高が尋常でないレベルに達し、しかもそれが短期的現象にとどまらず長期化しそうな気配が見え始めた、つまり「環境が商売になり始めた」ということでありましょう。皮肉にも資源高という困った現象が引鉄を引いた形なのでしょうが、結果オーライでこのまま環境シフトしていくのが日本産業界の生きる道かもしれません。
そんな中、昨日の日経新聞で気になった記事二つ
1.厄介者の魚「ブルーギル」、養鶏の飼料に変身──立命館大
2.下水汚泥からリン回収 国交省、肥料原料
ブルーギルの飼料化は以前から養豚用として試験されてきたようですが、ブタさんのお口には合わなかったみたいで余り食べなかったようです。一方これを食したニワトリの方は普通より成育が良いといいますから、トリ好みの味だったのでしょうか。いずれにせよ外来魚の増殖に悩む滋賀県としては朗報でありましょう。
下水汚泥の方は、江戸時代以来日本が得意技としてきた究極のリサイクルの改定復刻版であります。6/21のブログ「こえが高い」で書いたように、中国のリン鉱石の高騰により糞尿利用が経済的に採算ラインに乗ってきたということでしょう。
太陽光発電、燃料電池、ハイブリッド。環境対策ってスマートでクリーンなイメージがありますけど、私はこういう嫌われ者に出番が回ってくる泥臭い(いやもっと臭い?)のも嫌いじゃないです。