bit- 懐かしきコンピュータサイエンスの時代

テーマ:コンピュータ
古い本が入っている書棚をみていたら1983年1月号の「bit」という雑誌を見つけた。

bit-1983-1


古き良き時代のコンピュータサイエンス誌である。1983年というとPC9801が発売された頃か、まだ名古屋にいて長浜へ帰る直前。私はソフト屋さんだったから、こんな雑誌を読んでいたんだな。(この他にASCIIやインターフェイスという雑誌も読んでいた)

ちょうど8ビットから16ビットプロセッサへの移行時期で、中を読むとLOGO、PASCAL、Ada、Lisp、Prologといった新しい言語処理系の記事や広告が目立つ。読者もマイコンユーザからUnixやミニコンユーザまでいろいろ。

国産32ビットミニコンの特集があるが、主記憶は最大で2M~16Mバイトとかわいらしい。当時のPC9801で128Kバイトだったから、これでも高性能。処理速度も0.67~4MIPSとこれもかわいらしい。80286(16MHZ)ぐらいで4MIPSというところか、このブログを書いているPCはCore-i7-2600だから100000MIPS位だろうか。
画像や動画処理を除けば、やっていることの本質は変わらないわけだけど。

とパラパラめくっていたら、管理工学研究所の技術者募集広告の中に1985年にリリースする予定の新しい日本語ワードプロセッサプロジェクトの紹介があった。古い方ならご存じだろう。一太郎が出る前の日本語ワープロ「松」のことである。

「松」はすでに使っていないが(一時期使っていた)、データベースソフト「桐」はバージョン9になって、今でも現役だ。このソフトは絞り込みに使うと実に使いやすい。(うちの商品マスタ登録プログラムは未だにMSDOS上の桐5で動いている・・・もちろんVirtualPCに載せての話ではあるが・・・)

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