コトを売ること、モノを捨て去ること

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
「ふとん」屋でなく、「眠り」屋になろう! と言い出して10年ほどになる。

「眠り屋」というコンセプトそのものは20年ぐらい前から業界にあったのだが、実際に睡眠科学とその解決方法としての寝具の提案をどのように結びつけるかは解決法が厄介な問題であった。30年ほど前には、すでに睡眠時の理想的な寝床内は温度33℃湿度50%ということが学会で発表され、西川産業はその温湿度を実現するための寝具シリーズを作っていたが、ふりかえってみると随分と幼稚なレベルであったと思える。

30年たった現在、多くの人がレム睡眠やノンレム睡眠という言葉や眠りの情報を得るようになったにもかかわらず、寝具業界自体はあまり進歩しているようには思えない。羽毛が高騰したこの秋のシーズンに、羽毛布団の生地をポリエステル混に変えるということを各社がこぞって行った。ポリエステル混の生地を使うと通気度が大幅に下がるので、蒸れやすく寝床内温湿度の調節が難しくなるからで、睡眠のことを考えた場合は避けるべきなのだ。

私の店がとことんオリジナル化を進めたのは、差別化ということもあるのだが、かように既存のメーカーが作る寝具ではどうにも対応できない状態であったからでもある。
いろいろと試行錯誤をしたり、ノウハウの積み上げで現在ではある程度の解決法を提案できるようになったように思う。といっても、ゴールは遠い。

先月の売場改装の1つの目的に「眠り屋」、つまり睡眠を提供することに徹底しようということがあった。今まで捨てきれなかった「ふとん屋」の商品に「こたつふとん」と「ざぶとん」がある。昔からふとん屋の品揃えには欠かせないものだが、快適な睡眠の提供ということにはあまり関係ない。長年扱っているからなかなか捨てきれないのだが、今回こたつふとんは取り扱い中止、ざぶとんも消極的対応とした。

素直に考えれば、「当たり前じゃない」といわれるのだが、昔からあるものはなかなか捨てきれない。
時代は捨てるものをはっきりさせないといけないにもかかわらず。

AIN2013が始まる

テーマ:お店の情報(イベント等)や仕事のお話
Facebookが中心になってしまって、こちらはろくすっぽ更新もできていない状況なのに、コンスタントにアクセスあるのは過去の遺産なんでしょうな。未承認トラックバックだけ増えていきます。

さて27回目を迎える長浜芸術版楽市楽座 アートインナガハマ2013はいよいよ明日・明後日。
明日の天気がやばそうなんですが、今日の天気がうらめしい。

昨年に会長を笹原君に引き継ぎまして、悠々自適ではなく、今年は事務局長。
あんまりあてにならない、当日の仕切りしかできない事務局長なので、皆さんが頑張っていただいてます。ありがとうございます。

今年は新会長の意気込みあり、で170のブースに、あちこちで繰り広げられるアートパフォーマンス。
特に小林勇輝さんの流木とパネルを龍にして、それをキャンバスに書のパフォーマンスが行われますが、毎日一生懸命作品作りに取り組んでいる彼の姿は大したものです。やわた夢生小路では作品展も行われています。

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ごゆっくりと芸術の秋を楽しんでください。

今年のテーマは What's Art。 あなたにとって芸術とは?

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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