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トゥルースリーパープレミアム

テーマ:ベッドとマットレス、敷ふとんのお話
低反発マットレスは下火になったと思っていたが、相変わらずテレビ通販ではトゥルースリーパープレミアムの宣伝が続いている。200万枚も出荷したというから、100人に2人は寝ている計算になるのだろうが・・・、97%の満足度というアンケートの分母は相変わらず136人なので、いったいどうなっているのやら。

眠りのプロとしては一度評価してみるべし、と買ってみた。定価22,800円だが、買うルートをさがせばかなり安く買える。
到着して梱包をあけると、非常にコンパクト。圧縮されている。
トゥルースリーパー

広げると数時間ほどで元通りに回復。厚みは5㎝ほどである。しかし、ウレタンの揮発成分のニオイがきつい。
トゥルースリーパー

寝心地のファーストインプレッション
中身もだが、カバーも実に安っぽい。とりあえずかけてみて実際に寝てみた。低反発ウレタンの最大の特徴は体圧分散だから、確かに体圧は分散する。ただ、反発がないものだから寝返りは打ちにくいし、なんとなく不自然な寝心地。15,000円で販売している3㎝厚のラテックスオーバーレイマットレスと比べてみたが、こちらの方が寝心地は自然だ。

低反発ウレタンは通気性があまり良くないから、実際にはウールパッドを引く必要がある。そうすると若干ましになるが、ゆっくりと酔ったようになる反発はどうもなじめない。
ふだん、いわゆるせんべい布団といわれるような弾力性に乏しい敷きふとんに寝ている人なら、たしかに改善はしそうであるが、といってこのレベルならラテックスや高反発系ウレタンのオーバーレイマットレスの方がベターではないか。温度が低いと硬くなりやすい低反発ウレタンだが、この製品はそういうこともなく、この点は評価できる。

家へ持って帰って試してみようとは思うが、これまでの経験からいえば正直評価するに値しないレベル。もうちょっとましな品だと思っていたのだが・・・・、しまった少々高くても返品保証で買えばよかった。

何日か寝てみたら良くなるのだろうか?テストだ、やってみよう

「お伊勢さんのおかげ」横丁

テーマ:まちづくり
今日は商店街連盟の研修で名古屋大須商店街と伊勢・おかげ横丁

大須さんは先日長浜へ研修にお越しになったところ、おかげ横丁さんも一昨年(?)長浜へ視察にお見えになったそうである。

午後2時すぎ。火曜日というのに人人人。ハンパでない人の波。
平成24年に年間約450万人だったおかげ横丁の来街者は、式年遷宮効果で平成25年は一気に650万人だそうである。

お話をお聞きしたが、「平日は例年の土日並、土日は例年のGW並」とのことで、じっくりおもてなし・・・どころではなく、てんてこ舞いというのが実情のようである。一番気にされていたのはポスト式年遷宮。人数が増えると客単価が下がるというジレンマがあるからだ。

長浜の黒壁は1996年の秀吉博で来店数が一気に増え、その後も人数は慚増して200万人を超えたが、人数が増える一方で、売上高は1998、1999年をピークに下っている。つまり客単価が下がっているのだ。人が増えた結果、全国的なチェーン店が進出し、雑多なイメージが加速する。観光地としての質が低下するから、人数も慚減へと向かい、過去の例で言うと愛知万博で急降下。その翌年は一豊千代博覧会で復帰、その後減少し、浅井三姉妹博覧会で復活、また減り始めて・・・結局、大河ドラマの集客頼みという、本来(今でも)集客装置であったものが、主客転倒する結果となった。

現在行われている黒壁のリノベーション事業は新社長のもとで、黒壁本来が持つ魅力を増加させるという、至極まっとうな方針のもとで行われている。周辺としては、期待するしかないが、黒壁の発信力は残念ながら弱い。どのように変わろうとしているのかがちゃんと発信されていないので、期待の一方で疑心暗鬼を生む。このあたりは第3セクターなんだから、ちゃんと説明してほしいものだ。(私の店は、黒壁がどうなろうとビジネスに関係ないけどね、商店街の理事長としてはそうもいかない)

さて、今回 赤福さんがどういう思いでおかげ横丁を手がけられてきたのかということは確認することができた。一社がプロデュースする強みがある反面、別の軋轢もあるということだろう。

伊勢神宮のピンと張り詰めた空気と、おはらい町・おかげ横丁の雑多ともとれる雰囲気は実に対照的だ。来街者は30代以下が50%にもなると聞いて納得だが、神宮の参拝の後に大人が落ち着いて食事できる場所は少ない。その辺りが課題ではないか。

よくよく突き詰めれば、長浜も同じなのだ。

imm cologne2014

テーマ:ベッドとマットレス、敷ふとんのお話
1/15の夜遅くRomaからFrankfurtへ到着。ホテルは空港直結のHilton・・の安い方。ホテルの下にICEの駅がある。
フランクフルト

家具見本市のあるケルンまでは50分ほどで着く。ゆったりしたい時は特急ICだとライン川下りで景色が楽しめるがその余裕はない。
今年の特徴は、ベッド関連の展示スペースがほぼ倍になったということ。睡眠に関しては向こうも同様ということだろうか、いつになく多くのブース出展がされている。

コストが上がった天然ラテックスのマットレスは自然志向のメーカーに絞られ、コストの安いウレタンを色々整形したマットレス、部分的に金属コイルを使うものも最近は増えているが、おそらくウレタンの耐久性の低さをカバーするために使われるようである。

ケルン1

が、我々が目指すのは自然素材のマットレス。低・中級品には目もくれず、まずはオーストリアのRelax社へ。
RELAX

いつも担当してくれている社長の息子Helbertが工場のすぐそばにあるビール工場のビールを出してくれて、それを飲みながら商談。ラテックスチップの枕があったので、これを追加注文する。この会社はザルツブルグの近郊にあるが、何度でも行ってみたい実にいいところだ。

続いて、ハンガリーのメーカーVitalWood。木で作ったスプリングを組み合わせて自然素材100%のマットレスを作るという非常にユニークなメーカー。モノは抜群に良いんだけど、価格もそれなりにする。ユーロ高の現状では、直輸入でコストカットしても30万円ぐらいにはなってしまう。
VitalWood

この良さをどうやって日本のマーケットで知らしめていくか、社長のボロスさんとしばし会談。わかりやすい英語でありがたい。
VitalWood

お互い頑張りましょうということで、結構時間をとって話した。

Moosburger
馬毛100%のマットレスと枕を作るオーストリアのMoosburger社。このおっちゃんはフランクフルトで会ったので2度めだが、ここのマットレスはVitalWoodの更に倍の価格がするのでなかなか大変。店頭に置いているので興味のある方はぜひお試しいただきたい。自然の良さが味わえる一品でもある。

遅い昼食をケルン大聖堂前のレストランで取って、ちょっとマチを歩いてみた。
ケルン

お金を入れるとパフォーマンスしてくれる。
ICEでフランクフルトへとんぼ返り。夜20時45分のANA便で成田経由で名古屋まで。この便は午後一番に出る便と違い、夜眠れるので結構楽だ。

ローマ人(びと)の物語(2)

テーマ:よもやま話
2日目は雨、それも結構な。この日は美術館の日の予定だったので、まあいいだろう・

スタートはボルゲーゼ美術館から。ここは予約が必要だけど、ネットで簡単に取れる。ドイツのホテルで取って、ローマのホテルでプリントアウトすればOKだ。

ボルゲーゼ美術館

建物も良いが、コレクションも超一流で見応えがある。塩野七生の「銀のフィレンツェ」に登場する首飾りの題材となったラファエッロの絵もここにある。ここの圧巻はベッリーニの彫刻だけど、個人的なチョイスはクラナッハのヴィーナスとアムール。
ボルゲーゼ公園からスペイン階段へ。雨だからほとんど人が居ない。普段路上で怪しげな物売りをしている連中は、傘売りに変わる。なにやら長浜の様相。

スペイン階段
傘売

そして、ヴァチカン美術館へ。ここのコレクションは圧巻としか言いようがない。圧巻過ぎて、最後のシスティナ礼拝堂へたどり着く頃には疲労困憊してしまう。みんな座って、ミケランジェロの天井画を見ているようだが、実のところ我々も含めて休んでいるのが半分のようだった。
チェーザレ・ボルジアの特集本のPDF版をiPadに入れてたので、それを見ながら、父親のアレッサンドロ6世とライバル・ユリウス2世(ローヴェレ枢機卿)、さらにルネサンス全盛期ともいえるメディチ出身のレオ10世の跡をたどるのも面白いものだ。

遅い軽い昼食を取って、サン・ピエトロ寺院へ。ここも豪華の一言。翌日にローマ教皇のイベントがあるらしく、広場はパイプ椅子で一杯。
娘はスイスガードがお気に入りの様子

スイスガード

3日目は快晴。スペイン階段もこの通り

スペイン階段

フラミニア街道に通じるポポロ門からテヴェレ河ぞいにサンタンジェロ城へ。後はショップ巡りである。といってもブランドものは興味ないので、雑貨品などが中心。新婚旅行の時にコンドッティ通りのグッチやフェンディやなんやら回らされた記憶がよみがえるが、娘が興味ないのはありがたい。

ローマを楽しむなら、本当はここからなのだろう。有名どころを回るだけで3日かかってしまった。いや、3日で済ませてしまった。残念だがここまでだ。気持ちはあるが、足が動かない。

空港からフランクフルトへ戻り、翌日はケルンの家具見本市である。

ローマ人(びと)の物語(1)

テーマ:よもやま話
Facebookを見ない知り合いから、ヴェネツィアの後はどうなった?といわれたので、遅まきながら続編。

ヴェネツィアの最終日、娘が「海鮮食べたい」というのでリアルト橋とカナル・グランデを望むレストランへ。
確かにうまかったんだけど、景色もいいんだけど、二人で昼食120ユーロ。しかもチップよこせとしつこい。
ヴェネツィア

サンタルチア駅から、特急フレッチェアルジェントでローマへ。4時間近い「ちょっと贅沢欧州列車紀行」はなかなか快適。早期割引だと1等車に二人で98ユーロと格安。夜にローマ・テルミニ駅へ到着。ホテルは駅から100mなので楽勝。市街地を歩く旅行の場合ホテルの場所は重要。

永遠の都、ローマは実に30年ぶりだ、が何も知らずに来るのと、学んで来るのではその差が一番大きい都市かもしれない。前回は無知を晒したので、今回は挽回する番である。

1日目は朝ホテルをスタートしてクイリナーレからナヴォーナ、カンピドーリオ~フォロ・ロマーノ~コロッセオ~テルミニ駅とずっと歩き。カエサル・アウグストゥス・トラヤヌス・ヴァスパシアヌスなどなど歴代の皇帝の名前が次々と出てきて飽きない。ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂は屋上へ上がってローマ市内を一望できる。

ローマ

正面から伸びるコルソ通りはポポロ門を通ってフラミニア街道へ出るわけだが、それだけ見ていても飽きない。南のアッピア街道も行きたかったが、正味3日間ではとても手が、いや足が回らない・・もとい動かない。

コロッセオ

この辺りで足は完全に棒になる。7つの丘からできているだけあってローマはアップダウンが大きい。
地下鉄に乗る誘惑を断ち切り、ジェラートで娘をなだめて、サンタ・マリア・マッジョーレ教会へ。やたらに教会が多く、しかも中身が良すぎるので正直取捨選択に困るのがローマだ。ここまできたらテルミニ駅はすぐそばだ。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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