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マジで良い、本麻クール夏掛ふとん

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
毎日暑いので、またまた涼感寝具ネタ。

先日お知らせした本麻クール夏掛ふとん(記事はこちら)ですが、実際に使ってみて約一週間ほど経ちました。
軽量の麻100%のちぢみ生地+軽量麻わた、しかもウォッシャブル。おそらくこれなら間違いなし、と踏んで作ったものでしたが、もちろん実際に使ってみないことには、眠りのプロショップの名前がすたります。

夏用の掛寝具といえば、従来はパシーマをおすすめしていました。パシーマはガーゼと脱脂綿からできているガーゼゲットですが、吸湿発散性が非常に良いので、タオルケットなんか相手にはなりません。夏はさらっと眠れる快適な寝具としてお客様にお勧めしていましたし、評判も上々でした。

ただ、敷に関してはパシーマの敷バージョンであるサニセーフは夏に熱がこもる傾向があり、その対策として一昨年から本麻わた入りの敷パッドをオリジナルで企画してきました。サニセーフの表生地をガーゼから麻へ、中綿の脱脂綿を麻わたに変えることによって、熱のこもりを無くし、涼しく感じてもらえるようになったのです。

今回の本麻クール夏掛ふとんもアプローチは同じで、表生地を麻生地へ、中わたも麻わたへ変更したものです。
ただ、軽い麻の生地が、しかもコストダウンのために150cm以上の広幅がほとんどなかったのと、軽くするために麻わたを薄くすると、丸洗い対応が難しかったためでした。

この記事は自宅のベッドの上で、本麻クール夏掛ふとんとパシーマを交代に掛けながら書いておりますが、値段だけのことはあって、綿ガーゼらしいしっとりした肌さわりのパシーマに比べると、表面がさらっとして涼しく、熱のこもりはありません。なにより総重量の軽さが印象的です。

店では小千谷縮みなどの、さらに高級な麻布団も販売しているのですが、盛夏での使用はこれが一番ですね。(エアコンを強めにかけて眠る方はもう少し中綿の多い麻ふとんがいいでしょう)

ちょっと離せなくなりましたね。まじで

ヨシの入った紙

テーマ:よもやま話
先日のエコビジネスマッチングフェアフェアに、滋賀GPNの会員でもある滋賀コクヨさんが、ヨシの入った紙をPR
されていましたので、早速取り寄せてみました。

商品の名前はリエデン(REEDEN)といいます。エデンに帰そうという意味だそうですが、詳しいことは滋賀コクヨさんのHPをどうぞ

手漉きの紙だとヨシを使ったものはいろいろとあったと記憶していましたが、事務用としては初めてみたいです。

ヨシパルプの混入率は1~30%まであって、今回購入したコピー・プリンタ用紙は1%の混入率です。たったの1%?という声も聞こえてきそうですが、ヨシパルプはコストが高いので30%混入の紙は結構良い値段します。おそらく1%でもコストを通常の紙ぐらいにすれば、30%混入の紙より30倍以上の流通が見込めるので、結果的にはヨシパルプが多く流通できるということなのでしょう。

白色度80%でFSC認証パルプが79%、ヨシが1%、古紙が20%です。5冊2500枚で1枚あたり0.84円ですから、通常のFSC認証品とほぼ同じ価格ですね。店のポリシーからして、あまり白色度の高い紙よりは80%ぐらいの方がちょうど良いぐらいですね。まだ、現在使っている紙がありますので、使っていませんが今後切り替えていく予定です。

会場では新製品として、名刺用も出ていましたので、今度使ってみようかと思います。
封筒もと思ったのですが、こちらはヨシパルプ30%混で1枚90円。おもわず「うっ」。 通常使っているタイプの20倍以上しますから、DMなどに通常使用はちょっとつらいところです。

コピー用紙は1月の古紙偽装さわぎ以来 70%R100という紙を見ることが少なくなってしまい、FSC認証などの紙が目立つようになってきましたね。

紙を使わないのが一番良いんでしょうが、こればかりはなかなか・・・



本命登場 本麻クール夏掛ふとん

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
土用の丑 ますます暑くなってきました。

この間から敷パッドの話ばかりでしたが、ようやく掛ふとんの本命登場です。ちょっと遅いなぁ
昨夏から東近江市の滋賀麻工業さんが、試作を重ねてこられたウォッシャブルの本麻わたがようやく実用化。これを軽量のちぢみの麻生地で作りました。滋賀麻工業さんによると10回洗ったけど、大丈夫だったとのことです。

表の生地は先染め100/80のちぢみ本麻生地を採用。とにかく軽いので、通常の麻のふとんにみられる、ちょっと重いどっしりとした感じはまったくありません。
本麻クールケットB1


生地の表面はちぢみ特有のしぼがみられ、涼感をそそります。中わたも270gと軽量です。ふとんよりはずっと薄く、ガーゼケットよりは厚めで、ふわっと軽い仕上げになりました。色はブルーとベージュでシングルサイズ(140×190cm)のみ、29,800円です。

本麻クールケットB2

「ちょっと高い~」という声が聞こえてきそうですが、素材には贅をつくしましたから、おそらく百貨店で販売したら58,000円というところでしょうね。
本当に気持良く、仕上がっています。おすすめの逸品。
私は今晩から使ってみます

色はブルーとベージュの2色
買ってみようかな、という方はこちらから

エコビジネスマッチングフェア 大津

テーマ:よもやま話
滋賀銀行さんが開催された、エコビジネスマッチングフェアに出展してきました。

昨年のグリーン購入大賞受賞からのご縁で・・・です。各支店長さんには、かなりな動員指令が出ていたらしく、非常に盛況な状態でした。

私の店の提案は以下の通り

通常家を建てたり、リフォームするときには、キッチンやバス・トイレ、リビングにはかなりこだわられる方が多いのですが、寝室に関していえば箱物を作るだけで、どうやって快適な睡眠をとるか、という視点では全く顧みられていないのが現状だと思います。

しかし、中高齢者の方がリフォームにとどまらず、家を建て直しされるケースも増えているようです。この世代にとっては、睡眠の質を高めることが昨今では大きな関心になってきているといえましょう。

そこで、今回は工務店さん等対象に、家を建てる・リフォームするときから、寝室を快適な睡眠を得る空間ととらえて企画をするべきではないでしょうか、ということで快眠サポートシステムを提案しました。

今後の展開に期待したいと思います

夏バテと睡眠

テーマ:眠りのお話
梅雨も明け本格的な夏。暑い寝苦しい夜が続きます。

夏バテ対策にはいろいろとあり、土用の丑のうなぎもその一つですね。実は、質の高い睡眠を取ることも夏バテ対策に重要なのです。

理想的な寝床内は温度33℃湿度50%といいます。ですから温度だけをみれば、本当は熱帯夜といえども大丈夫なはずです。問題は湿度、日本の夏は湿度が高いので不快指数があがるわけですね。
正しい眠りのリズム


この図から判るように、ヒトは最初の深いノンレム睡眠時に大量の汗をかき、大量の成長ホルモンを分泌させます。これはノンレム睡眠の深さと連動しているので、眠りが浅いと成長ホルモンの分泌も少なくなります。
成長ホルモンは、身体のダメージをリペアするいわば疲労回復ホルモン。子どもにとってはまさに成長のために必要なホルモンです。このホルモンの分泌が悪いと、疲労や身体のダメージが蓄積します。これが夏バテのもとになるのですね。

また暑いからといってエアコンのかけすぎも、別の問題を引き起こします。中にはエアコンをがんがんかけて、布団を掛けている方がいらっしゃいます。睡眠環境からいえば悪くないのですが・・・省エネには問題・・・。

対策は何度も言っておりますが
1.吸湿発汗性の良い寝具を使い、水分を素早く逃がして寝床内の湿度を下げる
2.体温と気温の差が少なくなるので、熱のこもりにくい熱伝導性の高い素材を選ぶ
この2点が基本となります。

ねむりはかせのおすすめは
掛は 薄手の麻ふとん+麻のちぢみのカバー、もしくは 麻、麻混のガーゼケット
敷は 敷の上にエアーサイクロンやハニカムシートなど高通気性のシートを敷いて水分移動を確保し、その上に麻100%の敷パッドを使う
あたりでしょうか

エアコンの使い方は難しいですね。睡眠は最初のノンレム睡眠をいかにうまく得るかにかかってきますので、最初は強めに、後は弱めもしくは切って、ゆらぎのある扇風機などと併用するのが良いと思います。一番良いのは自然の風だと思います。蚊帳を見直すのも手ですね。

昨今の住宅は機密度が高く、風が通りにくくなっていますから、このあたりが難しいところです。
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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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