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発見!

テーマ:よもやま話
部屋の掃除をしていて(ぐちゃぐちゃ) LPレコードの移動をしていたら、懐かしいノートを発見。

今から25年前に、初めての海外旅行、ヨーロッパを7週間一人旅をしたときのノート。
1日1ページの日記になっていて、読むと思わず懐かしくなってしまいました。当時地球の歩き方はヨーロッパ全土で一冊、1日4000円でヨーロッパを旅するという本を持ってユーレイルパスで周りましたね。
出発は1983年4月18日、確か長浜城がオープンの日だったと思います。

美術館もありとあらゆるところを回っているのですが、如何せん当時は美術オンチ。フィレンツェで前の晩遅く着いて、翌日ドゥオーモとウフィツィ美術館とアカデミア美術館を見て午後4時にはローマ行きの列車に乗るという、ゆっくりの旅行にしては信じられない強行軍。妹から「プリマヴェーラ見た?」といわれて「何それ」と言った私でした。

中を見ているとやたらに「高い」という言葉が出てきます。まだまだ日本人は少数派で、各地でいろんな人と出会っては一緒に行動した様子が思い出されて、掃除忘れて一息。

これだから、いつまでたっても掃除が終わらない。
我が家の正月はあと5日ぐらいかかりそうだ

イエ・ミセ・マチ・クニ 雑感その1

テーマ:まちづくり
出島二郎先生の言葉です。以前は「イエ・ミセ・マチ」だけでした、それに「クニ」が加わっています。

中心市街地の活性化、商店街の活性化という言葉がありますが、過去幾度となく使われ、現在でも日本全国で使われています。
その日本全国から見た中心市街地の活性化事例の代表が私たちの住む長浜です。全国どこへ行っても(行政や商店街等の関係ですが)「長浜から」といえば「あの長浜ですか」と返事が返ってきます。
(唯一通じないのは飲み屋さんで「長浜らーめん?」であしらわれておしまい)

「あの長浜」が20年経ってどうなったのか、というと「イエ」も「ミセ」も、衰退は隠しようがありません。
そのバロメーターが「曳山祭」なのです。
「イエ」にも「ミセ」にも跡継ぎが少なくなってきています。もちろん多くの観光客をビジネスチャンスとしてとらえて、新しい業種業態にチャレンジしている店も少なくありませんが、特に「商店街」組織においては、顕著です。

ある船場商人の方が「戦前は寄り合いをした時の順位は創業の古い順だった、それが戦後は売上順が会社の序列とみなされるようになってしまった」と嘆いておられましたが、イエにしても、ミセにしても続いていくことの大切さをもっと考えるべきではないでしょうか?続いていくことから生まれる秩序による安心感と、新しく参入する人とのダイナミズムによってバランスが良いマチを作るように思われます。

先日表参道商店街の「いと吉」さんのご長男がご結婚されました。長浜で300年以上続く老舗中の老舗。私どもでも120年近くになりますが、足下にもおよびません。お祝いを申し上げると共に、次の世代に続けられるように激励申し上げました。

もちろん、生き残っていくためには努力をしなければなりませんが、そんな努力が実る「マチ」にしたいものです。

一年を振り返って(ビジネス編)

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
本年も今日29日で仕事納めとなりました。
この一年ご愛顧いただいたお客さま、取引先の皆さん、社員の皆さんに感謝申し上げます。

数字的に振り返りますと、前半は○、後半は△という結果となりました。特に10月以降は伸び悩みました。

「お客さまに快適な睡眠を提供し、健康的な生活を実現していただく」という企業ミッションの実現という点では、一歩前進できたのではないかと思います。 商品のラインアップも見直し、ミッションの実現とはそぐわないレベルの商品、値段だけ狙いのような妥協の産物となる商品は極力排除するようにしてきましたし、中国製問題にありましたように、原材料の現場までチェックするようにして、安心していただける品揃えになってきたと思います。
ふとんはもちろんですが、カバーや毛布など一般市場では中国製が圧倒的なシェアを持っているアイテムでも、国産&オリジナル比率を95%以上にすることができました。ふとんについても販売枚数の90%以上を私どもが品質を直接管理するオリジナル製品になってまいりました。
来年も本物であること、安心であることを追求していきたいと思います。

ただ、良質な睡眠を得ることの大切さと、それを実現するための寝具を改善していく提案については、まだまだPR不足だなぁと痛感しました。そのことの必要性から、昨年より睡眠文化研究所の旗揚げを目論んでいるのですが、その実現は来年の課題としたいと思います。

全国的には、このような睡眠環境の研究やPRをするための組織としてNPO法人日本睡眠研究機構の設立に携わり、役員として活動しています。

厳しい経済環境ですが、来年も快適睡眠の実現をめざして頑張りますので、よろしくお願い申し上げます。

なお、1月は4日から初売りセール。
今年は シルクの1万円福袋、手作り羽毛ふとん3万円福袋など、いろいろご用意いたしました。
ナイティ・毛布・こたつふとんなど冬物寝具もバーゲン突入です。
お待ちしております。

ダウン>アップ&ダウン

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
来月から羽毛原料の価格改定です

ダウンしたダウン(Down=羽毛)は
ポーランドマザーホワイトダック ダウン90% 嵩高15.0cm 25,000円/kg → 20,000円/kg
ホワイトダック(中国) ダウン85% 嵩高 14.5cm 20,000円/kg → 15,000円/kg

ダック(アヒル)は値下げです。市場では低級グレードにあたるダックは原料がだぶつき気味で、一時の高騰がうそのようです。
低級グレードといっても市場に出回っている嵩高12~13cmクラスとは違い、うちで扱っているのは中国産でも嵩高14.5cmはでているので、エクセルゴールドラベルが付くクラスです。

グース

一方、体格がダックに比べて大きく良質なダウンが採れるグース(がちょう)のダウンはアップです。
ホワイトグース(中国) ダウン90% 嵩高15.5cm 30,000円/kg → 35,000円/kg

円高にもかかわらず、グースの原料そのものが高騰しており、原料そのものの確保が難しくなっているのが現状です。特に良質な嵩高17.5cm以上の良質なハンドピックグースは供給がタイトになってきているために、価格が非常に厳しくなってきました。

数年前ならポーランドマザーホワイトダックと中国産ホワイトグースはほぼ同じ価格でしたが、ダックの値下げ、グースの値上げで価格差は2倍近くまで付いてきました。本当は38,000円欲しいところですが、何とかがんばっての35,000円です。
実際嵩高性だけ見るとそれほど差がないのですが、実際に羽毛ふとんにしてしまうと羽毛のパワーの違いは歴然です。できればグースをお選びください。

来月はドイツでの仕入ですが、円高ほくほくの反面、原料の状態がどうなっているかが心配です。
価格上昇という問題もさることながら、年々質が低下気味なのが気になります。2003年に仕入れた原料が少し残っているのですが、現在のものと比べると前の質が上です。
今後経済混乱で、市場が安定しないことを考えると、ますます質の低下が危ぶまれます。ちょっと無理をしてでも、良いものを多めに手配しておきたいところですね。

経営者としての倫理

テーマ:よもやま話
昨日はクラブDJの忘年会。 久しぶりに出島二郎先生の力強い言葉を聞くことができて、頭の晴れる思いをすることができました。金沢からは4名が、徳島大准教授の矢部君も加わり、にぎやかな一晩です。

かつてアメリカが不況に陥ったときに、大量のレイオフが出るというニュースを聞いて、アメリカはずいぶんと違うと思っていたのはついこの間まで。今や日本でも大量の非正規雇用の解雇がまかり通っています。

経団連会長を出しているキャノンや、日本を代表するトヨタが率先して行っているのです。彼らが成すべきは「向う3年間どんなことがあっても首を切らない」ということを、日本に、世界に向けて発信することではなかったか、出島先生の言葉は強烈です。

確かにキャノンやトヨタがそれをすれば、日本の見方はずいぶんと変わることでしょうし、みんなが支え合わなければならなくなる、これからの時代をリードするパラダイムを打ち立てることができたかもしれません。彼らはそれをする十分な内部留保があるのですし、正規社員の報酬を1~2割カットすれば、非正規全員の雇用継続も難しくなかったでしょうから。

結局、経営者としての倫理や理念というものがどこかへ飛んでいってしまっているのでしょう。あるいは「株主への最大貢献」が企業の理念と勘違いしているとしか思えません。(その株価ですらひどいものですが)

出島先生曰く「政治の貧困が、企業倫理の欠落を生む」
そういう意味では、アメリカという国は大失敗したブッシュの後には、オバマが立つことを容認するフレキシビリティにあふれています。振り返れば日本の政治の貧困さは目を覆うべくもありません。
この程度のレベルの政治だから、貧困な経営者が生まれるのでしょう。

経営者として何を成すべきか、が問われています。我が身も振り返って改めたいものです。
トヨタが創業家へ戻ってどう変わるか注目ですね。
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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

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