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四川省産ホワイトグース取扱中止について

テーマ:羽毛ふとんのお話
暮れも押し詰まってまいりました。当店は本日で本年の営業を終了いたします。
今年一年のご愛顧誠にありがとうございました。

さて、羽毛布団の原料が高騰していることは何回か記事でとりあげさせていただきました。いくつもの流通経路をたどる一般的に販売されている羽毛布団と違い、原料を直接買い付けて自家製造し、直販で高品質ながらリーズナブル価格を実現している当店にとってはきわめて厳しい状況です。

その中で、長年取り扱ってまいりました「四川省産ホワイトグース(400DP)」につきましては、在庫限りで取り扱いを中止いたします。現在新規加工可能な在庫量は約6kgです。仕上がった店頭品が7~8枚ございますが、これも現品限りとなります。

もともとこのグースダウンは、中国産グースの中でもパワーがある羽毛です。四川省という寒暖の差が厳しく、水の多い環境が良い羽毛を生んだものです。ダウンパワーが400(旧表示で16.5cm ロイヤルゴールドラベルクラス)あり、その割に同一かさ高のハンガリーやポーランドのグースより2割ぐらい安いというリーズナブルさで「値打ち」な羽毛だったのです。

ところが近年グース羽毛がじわじわと値段を上げてきて、価格差が10%になってまいりました。それでもなんとか価格を維持してきたのですが、この1月からの価格は従来比50%アップというとんでもない状況になり、ハンガリー産との価格差がほとんどなくなりました。

価格高騰の影響を、できるだけ最小限にするために
1.ハンガリーグースについては約半年分の在庫を値上げ前に確保しました。
2.四川省産の扱いを中止し、ハンガリー産に統合。原料在庫の効率化をはかります。

お買得品として提供しております店頭品につきましては、現行価格にて在庫限りで終了いたします。

大変に厳しい状態となっております。1月にはドイツへ行き、現地の情報も収集してまいります。
よろしくお願い申し上げます。

ホワイトグース


ちょっと深刻な状況に

テーマ:羽毛ふとんのお話
先日来、羽毛原料が高騰するという話をしていたのだけど、今日河田フェザーさんから来たファックスはさらに深刻。

つまり、高嵩高性のダウンは受注を停止しますという連絡。高嵩高性というのはダウンパワーが420以上のクラス、前の表示で言えば17.5cm以上のことである。一般には一番最高級ラインの羽毛である。

これが、原料そのものが無いので注文受けられませんという状況。ハンドピックの禁止により長期飼育する鳥が極端に減っているのが一番の原因なのだが、原料そのものが無いというのでは死活問題。

グレードの低い羽毛については価格は上昇しているものの、供給量そのものへの不安はなさそうである。もちろん専門店としては低グレードには一切手を出さない方針であるから、正直関係ない。
私の店の最低ラインはダウンパワーで380以上、旧嵩高だと16cm以上という業界としては非常に厳しい品質保証を行なっているので、羽毛ふとんの最低金額はシングルで29,900円である。もちろん、合成繊維の入った側生地は使わない。全て天然100%というのがポリシーでもある。

3月まではなんとかなりそうだが、そのあとの展望が見えてこない。
まったく頭が痛い

ながはまのお庭第二号 制作中

テーマ:まちづくり
京都大学大学院と長浜市、NPO法人まちづくり役場の協働プロジェクトである「ながはまの庭プロジェクト」

昨年に続き第二号の制作が佳境に入ってきた。といっても原稿は11月末にはほぼそろっていたので、レイアウト担当の私がサボっていただけなのだけれど。

第1号よりボリュームアップして44ページになるA5の小冊子である。ようやく32ページまで仕上げることができた。なんとかクリスマスまでには仕上がるだろう(原稿が)。印刷上りは1月上旬か・・・・
マウスの動かしすぎで腱鞘炎気味だけどなんとかできるだろう。

制作はInDesign6を使い、印刷だけでなくEPUBでの出版も可能なように考えている。
レイアウト作業をしていると、結構庭のことを知らないことに気が付くね。

くんさんのお宅の庭は2ページ見開きでご紹介。お楽しみに。

ながはまのお庭2


一足遅かった

テーマ:羽毛ふとんのお話
前回、前々回と羽毛原料の値上がりについてお話ししたとおり

1月1日から原料が上がるというので、半年分をめどに早速注文を入れた。ところが、特に18cm(440DP)を超えるクラスの羽毛は全く在庫が無いとのこと。入荷は1月中旬と言うから、新しい価格になってしまう。
17.5cm(430DP)のヴァルダイグースはなんとか10kgだけあるということである。

うっかりしていたが、上がるという情報はあったのだから11月ぐらいに確保すべきであった。

ということで、中・高級ラインをご検討中の方はお急ぎいただいた方がいいだろう。
シベリアンは10数kg、ヴァルダイは20kgほどの在庫量しかないので。

羽毛ショック!!とかしか言いようがない

テーマ:羽毛ふとんのお話
先日 羽毛原料が高騰しそうだ、という「羽毛原料高騰へのゆううつ」を投稿したのだが・・・

今朝、店へ行くと河田フェザーさんからのFAXが届いていた。河田さんは日本の羽毛業界の草分け的存在で、羽毛の基準づくりなどで大きな役割を果たしてきた、羽毛原料のトップメーカーである。真面目で、原料の質も洗浄もピカ一、安心できる原料屋さんだ。

1月1日からの価格改定の見積もりが来ていて、思わずのけぞった。インフレ目標2%とかそんなレベルではない。上級のホワイトグース羽毛の上がり巾がハンパではないのである。

プレミアムゴールドラベルクラス(440DP)で 30%アップ
ロイヤルゴールドラベルクラス(400~430DP)で 30~50%アップ
低級品のダックはそれほど影響はでていない

今まで上がる上がるといわれて、実際上がってはいたのだけど、こんな大幅な値上がりはかつてない。まさにオイルショックならぬ、羽毛ショックである。

ここ数年来、じわじわと10%、モノによっては15%ぐらい上がってきたのを、なんとか吸収してきたが、今回はなんともいたしかたしようがない上がり方だ。

とりあえず当面の分は旧価格で注文したけれども、3月ぐらいまでか・・・・正直価格の設定を根本的に変えなければならず、それも上がり方がハンパでないので、どうしたらいいのか、手の着けようがない。頭をかかえ込んでしまっている状態だ。

というわけで、この記事をお読みいただいた方に素直におすすめしたい。
良い羽毛ふとんをお求めになるなら、今のうちだろう。

グース
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