旅日記その4 クリエイティブであること
テーマ:まちづくり
2010/01/17 08:20
毎日朝から晩まで歩いているのを4日も続けると、さすがちょっとえらい。
今日は朝一番でバスに乗って、連邦議事堂(国会議事堂)へ。ベルリンの市内の幹線を走る100系統と200系統は2階建てなので2階の一番前に座るとなかなか気持ちが良い。このバスはウンターデンリンデンと呼ばれる大通りを通るが、なんか森鴎外的な気分。といっても外は身が切れるほどの寒さだ。
古くて新しいベルリンを象徴するのが連邦議事堂だろうか
外側は重厚でクラシックな外観だが、
中は完全にモダン。中央のクーポラ(ドーム屋根)はガラスで、見学者は上へ上がることが出来、その上からは議事堂の座席を見ることができる。
ポツダム広場のドイツ鉄道のビルのように、オールガラスだけのもあるが、ベルリンは第2次世界大戦で徹底的に破壊されたあと東西分断されていたので、首都になってから開発が進んだために、街並みもかつての風情は残しつつも新しい。
ショッピングゾーンもバラエティーに富んでいる。午後はそういったゾーンをいくつか回った。
面白かったのは、ハッケシャー・ホッフと呼ばれるゾーン。古いアパートの中庭を繋げて回廊を造るという手法は、一つのブロックの内側をショッピングゾーン化して、その中には個性的な店が入っている。迷路的なのでよけいに面白い。長浜だと感響フリーマーケットガーデンがそれに近いけれど、イメージとしては取り壊される前の東京・青山の同潤会(漢字が怪しい)アパートを彷彿とさせる。
対照的なのはスティルヴェルクというショッピングモール。ファッション関係は一つもなく、全てリビング・ホームファッションに限定されている。イメージは東京ミッドタウン+新宿のリビングデザインセンターに限りなく近い。リビングファッションとなると、なぜかかっこいいベッドはあるけれども、そこに良質な睡眠を取るという提案はほとんど無いのが残念だ。インテリア好きにはたまらないだろう。
家賃も高そうでベルリンなら成り立つということなのだろう(東京と同様に)が、面白みには欠ける。ハッケシャーホッフは個人のクリエーター的な店も多いので、多様性という面からもこちらの方が断然面白い。
このことは、長浜のまちづくりにも大きな示唆がある。すなわち、1.個人の、2.クリエィティブな 店をどれだけ集めるかにかかっているし、既存の店は個人のはほとんどクリアしているので、クリエィティブな店へどう生まれ変わるかということになるのだと思う。
そう、クリエイティブであるという視点を少なからず失っていたようだ。先般のアーバングラスコンペティションにワクワクしたのは、その点だろう。
今日は朝一番でバスに乗って、連邦議事堂(国会議事堂)へ。ベルリンの市内の幹線を走る100系統と200系統は2階建てなので2階の一番前に座るとなかなか気持ちが良い。このバスはウンターデンリンデンと呼ばれる大通りを通るが、なんか森鴎外的な気分。といっても外は身が切れるほどの寒さだ。
古くて新しいベルリンを象徴するのが連邦議事堂だろうか
外側は重厚でクラシックな外観だが、
中は完全にモダン。中央のクーポラ(ドーム屋根)はガラスで、見学者は上へ上がることが出来、その上からは議事堂の座席を見ることができる。
ポツダム広場のドイツ鉄道のビルのように、オールガラスだけのもあるが、ベルリンは第2次世界大戦で徹底的に破壊されたあと東西分断されていたので、首都になってから開発が進んだために、街並みもかつての風情は残しつつも新しい。
ショッピングゾーンもバラエティーに富んでいる。午後はそういったゾーンをいくつか回った。
面白かったのは、ハッケシャー・ホッフと呼ばれるゾーン。古いアパートの中庭を繋げて回廊を造るという手法は、一つのブロックの内側をショッピングゾーン化して、その中には個性的な店が入っている。迷路的なのでよけいに面白い。長浜だと感響フリーマーケットガーデンがそれに近いけれど、イメージとしては取り壊される前の東京・青山の同潤会(漢字が怪しい)アパートを彷彿とさせる。
対照的なのはスティルヴェルクというショッピングモール。ファッション関係は一つもなく、全てリビング・ホームファッションに限定されている。イメージは東京ミッドタウン+新宿のリビングデザインセンターに限りなく近い。リビングファッションとなると、なぜかかっこいいベッドはあるけれども、そこに良質な睡眠を取るという提案はほとんど無いのが残念だ。インテリア好きにはたまらないだろう。
家賃も高そうでベルリンなら成り立つということなのだろう(東京と同様に)が、面白みには欠ける。ハッケシャーホッフは個人のクリエーター的な店も多いので、多様性という面からもこちらの方が断然面白い。
このことは、長浜のまちづくりにも大きな示唆がある。すなわち、1.個人の、2.クリエィティブな 店をどれだけ集めるかにかかっているし、既存の店は個人のはほとんどクリアしているので、クリエィティブな店へどう生まれ変わるかということになるのだと思う。
そう、クリエイティブであるという視点を少なからず失っていたようだ。先般のアーバングラスコンペティションにワクワクしたのは、その点だろう。