けいろうの日
明日は敬老の日。ハッピーマンデーになってから久しいのですが、従来の日と同じ日の敬老の日となりました。65歳以上は既に5人に1人以上、余呉町の中河内では75%、なんと4人に3人がお年寄りということになります。
当社のある大手町も既に高齢化率は50%以上、私の実家の方も同じような事で、こども会の旅行も殆どが大人です。そういえば何年か前の商店街の旅行、一番若いのが40歳でしたかな。
高齢化社会は何か暗くなることばかりいわれていますが、そうではないと思います。むしろ落ち着いたいい世の中を作るチャンスでもあります。ヨーロッパの国々は若々しさはなくても文化程度の高い本当によい国が多いです。ある意味、日本はそういうところを昔のように学ぶべきかもしれません。
実は、当社も社員が高齢化しています。その中には、77歳のYさんがいます。しかし元気で階段の上り下りも軽快です。今日実は、Yさんのお父さんの50回忌だそうです。なかなか親の50回忌はできません。まして、仕事をしているなんていうのは珍しい。別に貧乏しておられるのではなく、元気で働きたいから来ておられるのです。自分で畑をされるなど体にものすごく気を使っておられ、考え方も前向きで頭も低く、本当に理想的な歳のとり方をされています。
けいろうとは敬老、軽老、計老、敬労・・・当て字はいくらでも出来ますが、いい「けいろう」でありたいですね。
明日から大相撲秋場所
明日から大相撲秋場所です。相撲好きの私にとって、本場所は待ち遠しいのですが、最近はどうも相撲の美学が見られずに残念です。
私が学生時代、桂三枝が落語で相撲の事を言っていました。力士はべらべらしゃべらない、ガッツポーズをしない、負けても静かに礼をして土俵を降りる。北の湖や貴乃花はそういう横綱でした。プロレスのように「白鵬、今日こそ叩きのめしてやる。」とマイクを持ったりしないですからね。
相撲は美しい。鍛え抜かれた力士の肌の美しさ。千代の富士(現・九重親方)の立会いのときの筋肉の躍動感などは本当に玄人好みです。力士の体系も色々あり、丸く太いあんこ型(小錦など)や細く、鶏がらのような形からついたソップ型(大関・貴ノ花など)。小兵力士の舞の海もいれば小錦や大乃国のような巨人力士など。顔も霧島(角界のアランドロン、現・陸奥親方)のような美男力士がいれば、くちゃくちゃの顔をした力士もいるなど、様々な形があるから相撲は面白い。
日本の格闘技は相撲にしても柔道にしても殴るけるが基本的にありませんので、血を流すことなどがなく、ボクシングなどの西洋の格闘技に比べて非常に美しいもので、見ていて気持ちがよいものです。どちらも、外国が入ったりしてから何かおかしくなっています。日本の武道の理念を忘れることなく、きちっとした相撲及び柔道になって欲しいものです。ちなみに来年は国技館ができてちょうど100年です。(今の国技館は昭和60年の初場所から使われています。ちなみに北の湖はその場所で引退です。)
機械も病診連携
本日当社が長く使っている舶来の冷凍機が故障しました。近所の冷機械やさんに頼んで見てもらったのですが舶来品のため部品などが難しく販売元に頼んで欲しいといわれ電話しました。従来は遠方から来るもので高い修理費がかかるのですが、すぐ来てくれました。しかし、もう数年ぶりに頼んだせいですかね、内容を聞くと「これなら地元の修理やさんに頼んで欲しい、それから当社に依頼して欲しい。」ということで、もう一度地元の業者にお願いして見てもらい、とりあえず様子を見ることになりました。
メーカーも修理の技術者が不足しているのでしょうか?その会社も商品を絞っているので従来あった機械の一部を他の会社に委譲している関係で技術者が相当移転したみたいですので、普通の機械屋さんで出来る事はその人に任せて、その会社でしか出来ない事はその会社がやるみたいな感じでした。
病院も患者が多くなりすぎて、簡単な病気はまちのお医者さんで診てもらって、紹介状をもらってから。もしそうで無い場合は初診療を2100円取られます。ただし、救急車で運ばれた場合はそれはいりません。そのせいかな、私の知り合いで救急車に何度も乗っているやつがいます。
ただ、先日、外科を探したんですがもう、まちのお医者さんはいませんね。整形外科はたくさんありますが。そんな場合どうなるのかな?
弁護士も多く合格者を出して、弱っているとの事、橋下弁護士のような例はマレですね。当社は明治乳業の代理店ですが、明治製菓と合併するとの事。社会構造の大きな変化の中で色々と制度、システムは変更するべきことが多いようです。
弱りますな、また食品の不祥事か
また食品の不祥事が発覚しました。政治や医療、マスコミ、教育関連など最近の日本は不祥事が枚挙にいとまなしというかんじです(あっては困るのですが)。その中でも食品は医療と並んで直接命にかかわるので何かあればものすごく叩かれます。医療などは内容等が難しいので医療側も「放っとけ」という態度が多いのですが食品は誰もがわかり易く、また誤解もされ易いので目のかたきのように徹底的に叩かれます。
私は、食の安全を軽視しているわけではないのですが、少し行き過ぎの報道には疑問を持っています。それでも、本当に許せない、人をだますという今回の事件。一部の食品業界の行為は残りの正直にやっている業者にとって、監視や書類、配達時の受取側の点検など更なる負担を強いられることになり大変です。
本日の中日新聞のコラムにも載っていましたが社会は「そんなことはありえない、起きない。」を前提にしていることが多いのですが、これがなくなると「検査の強化」「警備の強化」「監視の強化」につながって行きます。それは当然ただでは出来ません。何でも疑ってかかる世の中、「信」のない世の中にかかるコストはあまりにも多いといえましょう。
五輪のときに孔子のことばがよく引用されました。孔子は君主(国王)がしなければならないことは何かと弟子に聞かれたとき
「兵(軍事力)食(人民を飢えさせない)信(国民同士の信頼)を満たすべし」と答えます。
弟子が、もしやむ得ずして一つを棄てるなら
「兵を棄てるべし」(当然でしょうね)
残り2つのうち、もしやむを得ずしてどちらかを棄てるなら
「食を棄てるべし、信がなければ国は滅ぶ」とこたえたとか。今、総裁選が行われていますが、「信」を取り戻すために立ちあがらなければならないと思います。
行ってきました甲子園
昨日、私たちの仲人のHさんから阪神ーヤクルト戦の切符をいただき、妻と二人で見に行ってきました。私が甲子園へ行くのは野村阪神のときの広島ー阪神戦以来です。やはり、弱いときの阪神と違い盛り上がりがありますね、最初に梅田の阪神百貨店により弁当などを買ったのですが、売り場もナイターを意識してすごい混雑でした。電車は梅田から甲子園直通ですが満員。いやおうにも盛り上がります。
実は私は阪神ファンではありません。アンチでもありませんが。子供のころは長嶋が好きで大の巨人ファン。しかし、中学生のころ長嶋が引退(中1)、監督で最下位、広島カープ初優勝(中2)、そして中学3年のときに何もかも満たされた巨人よりも地方で苦しいながらも玄人好みをする広島の野球が好きになりカープファンになりました。ホント、あのフリーエージェントができてから広島からいい選手が次々出て行きます。阪神など金本、新井、シーツまさしく広島タイガース(阪神カープ)ですな。
今回はそんなことで、どちらもファンではありませんので冷静に楽しめました。ヤクルト戦のあと広島戦なのでそのときなら冷静に見られたかどうか、廻りが全部阪神ファンというところで。今回は3類側内野席(ビジター側)でした。しかし、ヤクルトファンはまったくといっていいほど見かけません。巨人戦だと3塁側は殆ど巨人ファンなので、これが、他の試合との違いでしょうか。
さて、恒例のジェット風船
そしてクライマックスは、9回裏ノーアウトランナーなしでバッターは矢野、粘りに粘っているうちにタイミングが合ってきましてついにど真ん中の絶好球をセンターへサヨナラホームラン、阪神ファンはもう歓喜の中
そして、風船を膨らまして六甲おろしの大合唱となりました。まー阪神ファンの熱狂的な事。こんな外野フライで興奮センでもと思ったりしました。
阪神に限らず、日本の野球は応援団がにぎやか、これは昔、広島カープの応援団がコンバットマーチを高校野球のようにとりいれてからそうなったのです。それはそれで愉しく、特に阪神の応援は笑えて来るほどですが、やはりプロ野球はメジャーリーグのように球音を楽しむところがあってもいいのではないかな。特に快速球の五十嵐と金本の対決などは静かに息を飲むようなところがあってもいいのになと思います。
ともかく、プロ野球は生で見るのが一番。そして球場はドームではなく星空の下で天然芝がいいですね。私は阪神ファンではないけれど甲子園球場と六甲おろしは大好きです。