嬉しいニュースとどっちもどっちのニュース
3日振りの投稿です。サボってしまいました。
さて、本日の朝、テレビをつけると速報で嬉しいニュースが入っていました。やはり朝は、嬉しく明るいニュースでなくてはいけません。
チェコで行われているノルディックスキーの世界選手権の複合の国別団体戦で日本が95年の大会以来14年振りの金メダルをとりました。かつては、荻原健司など個人、団体で黄金時代を築いた複合も日本が強すぎることによりルール改正が行われ、弱体化していました。長野オリンピックでも団体の5位入賞がやっとでした。
スキーはスイスなどのアルプス地方中心に広まったアルペン競技とノルウエーなどスカンジナビア諸国を中心に広まったノルディック種目があります。
アルペンは山のてっぺんから降りてくる滑降(ダウンヒル)と旗門をすべてかわして坂を降りる回転(スラローム)、回転と滑降を合わせた感じで大回転(ジャイアントスラローム)があります。最近(といっても20年以上前の事ですが)は滑降と大回転の間のスーパー大回転(スーパージャイアントスラローム、スーパーG)ができました。また、回転と滑降だったかなアルペン複合もあるようです。<
Departure(出発、おくりびと)
油甚さんの真似をしたわけではありませんが、英語のタイトルになってしまいました。
それにしても、アカデミー賞、本当に嬉しいですね。テレビのワイドショーやバラエティ番組でもこのテーマで持ちきり。アニメの賞を「つみきのいえ」がとり、誰かが言っていましたけど「暗いいやなニュースばかりの日本に久しぶりに希望の持てる明るいニュースが入った。」昨年末のノーベル賞の時もこのコメントが多く出ました。それだけ明るいニュースは少ないのでしょう。
ただ、私は今回のニュースは日本の歴史で戦後の日本人に希望を与えた水泳の「フジヤマノトビウオ」古橋や初のノーベル賞受賞・湯川英樹さんに相当するような気がします。
特に、N元大臣があんなに情けないことをした後だけに、余計にそんな気がします。そう言えば、主演のモッ君、テレビでのインタビューで「今、本当に睡魔が襲っています。眠いです。」といいながらインタビューを受けていましたがN元大臣のようなもうろうインタビューではありませんでした。
過激なことをいいますがN元大臣は議員辞職しなければ、おかしいですね。江戸時代なら、いかなる理由があろうと切腹ものですよ本当に。
さて、昨日まで知らなかったのですが、このおくりびとは英語タイトルがあり「Departure」だとか、出発とか旅立ちの意味があるのですが、英語の苦手な私は学生時代に初めて海外旅行で飛行機に乗った時、出発ゲートにそう書いてあって初めて覚えました。生きた勉強です(笑)
滝田監督も受賞の際の挨拶でこのことを言っていました。数日前に「ゴールはスタート」と書きましたが、この賞の瞬間がdepartureの方がいいですね。映画の中でも笹野孝史が火葬場の焼却炉の火を入れる係員の役で「ここは新たな出発の門そして私はその門番、何人に行ってらっしゃいを言ってきたか。」という場面がありますが、なんでもそうなのでしょうね。人生において、功なり成し遂げても、それは新たな出発を意味するのでしょう。
とにかく、評論家やバラエティ出演者の見方、考え方、感じ方は色々でそれぞれに勉強になる映画でした。先日ビバシティシネマへ行った時は「水曜(サービスデー)は込みますが後はそうでもないです。」と言っていましたが今はどうかな。それでも3月1日までですから見に行く価値は十分ある深イイ映画だと思います。
かみひとえ
イヤー、素晴らしい。おくりびとがオスカー受賞ですか。昨日、急いで見に行った甲斐がありました。今日からまた混むかな。確かに素晴らしい映画でした。よく、外国でも評価してくれたと思います。映画でも出ていましたが最初、友人や奥さん(広末涼子)から、「あんな仕事はやめて。」「もう少しましな仕事があるだろう。」などと言われています。しかし友人の母の急死の際に納棺士としての振舞いに二人の目は変わります。
ある意味、忌み嫌われる職業ですが、人の新たな旅立ちのお手伝いをする。その所作など一連の行為が非常に美しく見事に表現されていたと思います。
以前にも申し上げましたが、父の逝去の際のSホールのスタッフの皆様の非常に遺族の気持ちを癒すような振舞いなどに、もし転職したらこの仕事がしたいと思うようなことがありました。
人生、まさに考え方、運命など紙一重でございます。ちょっとおかしな話しをしますが、昨日、野球のWBCの選手発表とその前に日本代表候補(侍ジャパン)対巨人の試合がありました。
これは、公式戦ではなく入場料は要らないみたいですね。整理券を宮崎市役所が配布したのですが、4万枚の整理券に長蛇の列。朝のまだ暗い内から並ばれました。券を配布して行き、最後のところで、もらった人はラッキー、その次の人は「折角並んだのにー。」ということになります。苦労はほぼ同じ位でしょうから、もらえなかった人はなんともいえません。
また候補選手のうち5人が大会メンバーから外れました。その選手の力が劣っていたというものではなく、原監督の方針から僅かに離れた差が明暗を分けたのではないでしょうか。
おくりびとの最後に幼い頃に分かれた父親の納棺をするシーンがあります。このいいたいことは別にして、死んだときこのようにきれいに納棺してもらえる人もいれば、戦争や災害で逝きざらしの人もいます。モッ君の父親も寂しい姿の火葬のところでした。
人生、紙一重のところであります。それでもいい人生を送りたいものですね。
ブログの効用
昨日語った映画のおくりびと。観て来ました。店を終えて後始末は後に回してすぐ向かいました。少し始まっていましたが、大体観る事が出来ました。久しぶりに感動した映画でした。鼻をすすっている人も何人かいました。3月1日までです。
さて、本日、黒ウーロン茶を買いにS酒店さんへ行きました。怪我以来酒を飲むのを控えておりまして、こんなことになっております。そこで、S酒店さんが私のブログを見ている話しをしてくださいました。コブログの中でS酒店さんと関係のある方のブログの話しやブログの効用の話をしました。
私も思うのですが、普段の仕事などの中やマスメディアだけで得られる情報などと違い、色々と生きた情報が入ります。また、大手検索サイトなどと違い、地域の情報や人々の考え、興味などがわかり面白く愉しいものであります。
先日妻が「A甚さんは賢いんやろ。ほやけど、そんなに難しい事を書いてやあれんがな。あんたのは難しい事書きすぎ、それに身内の事も書きすぎ、アカン。」といいました。また、ねむりはかせさんの記事に油甚さんとアロマ大使さんがコメント。「お互いに目の前やんか。しゃべれて奥さんらと笑ってたんや。」と大笑い。しかし、ブログの中だからこその、いい意見交換が出来るのであります。
昨日の竹内書店さんの記事から昨日NHK教育の番組を見ました。面白くためになりました。これを知ることができたのもブログのおかげであります。また、今日のS酒店さんとのブログの話しでこんなこともありました。よく出てくる人の話しなのですが
「あの子はすごいと思っている。応援してあげたくなる。実際見ていてあの子は自分が作った***を・・・して欲しいという姿勢は見せても買って欲しいという姿勢は見せやんせんがな。同じ事なんやけど、人間が受ける感じは違うんやな。」いい勉強になりました。これもブログの効用でした。
おくりびと10冠
昨日、おくりびとを見に行こうかなと思ったら、時間を勘違い。仕方なくベンジャミンなんたらを見ました。生まれたとき80歳で、死ぬときは赤ちゃん。つまり、身体だけが人生を逆戻りするというものです。第1次世界大戦が終わる頃に生まれて、2002年に死ぬ。途中は眠かったのですが、けっこう面白い映画でした。
ところで、「おくりびと」がアカデミー賞10部門で1位を取った事が新聞に出ていました。このブログでも9月に1度、おくりびとについて書いています。そのときにも書きましたが、納棺時に冥土への小遣い(餞別)をもじった一紋銭の絵が描いた財布を懐へ入れてあげます。そのときに私は号泣してしまいました。「こんな小遣いしかやれんですまんかったな。」ということです。
さて、本日油甚さんが「最後のボタン」ということで書いておられます。火葬場で遺体を焼却炉に入れた後、点火ボタンを喪主が押します。これはあたりまえと思っていたのですが、地域によっては違うのですね。
3年前の父の葬儀の時、長年連れ添った母に一緒に最後のボタンを押させようと思ったのですが、母は当然いやだといいましたので私が喪主として押しました。このいちばんつらいけど喪主の務め、今まで何人か見ていますが
1、ボタンに手をかけてしばらく時間をおいて下を向きながら押す人。
2、普通に押す人
3、礼をしてから押す人
4、一言語ってから押す人
色々あります。
私の場合は廻りはビックリしたようですが、
焼却炉に向かって一礼をした後、「あなたが父親であったことを誇りに思います。安らかに眠って下さい。さようなら。」と叫ぶようにことばをかけ、一気にボタンを押しました。そうでないと押せません。
今回のおくりびとに対するアカデミー賞での高い評価は、この人生の最期にあたっての大切な事を、高い表現力で演じ展開されていることなのでしょうね。今回のような表彰はめったにないことだと思います。
ビバシティシネマでは3月1日まで上映。見に行きたいけどいけるかな。話しがまた暗くつまらない話しになりました。ごめんなさい。