防災訓練
今日は防災訓練が行われました。私は仕事の都合で参加できず妻が行ったのですが、こういうことは必要ですね。当社の避難場所はどこだろうと考えたら知りませんでしたので、本日確かめて、社員には明日、明示することにしました。自宅での避難場所と職場ではおそらく殆どの人が違うでしょうからね。
今日の日本経済新聞の文化面に作家の河野多恵子さんが地震というテーマで投稿されてました。阪神大震災のときの神戸(特に長田区)の焼け野原を見て戦争の空襲と比べられます。河野さんの話しによると空襲以上に地震が怖いそうです。神戸の知り合いのパンやさんがある会合の挨拶で「私は震災のとき、マズローの5段階欲求説を身を持って経験しました。」といわれたことがあります。本当にそのときは「生きたい、何とか生きたい。」ということしか考えられないそうです。落ち着いてきてだんだんと人間としての欲求をするようになってきたとおっしゃってました。
ヨーロッパでは地震があまりありません(ロシアや東ヨーロッパは除きます。)なんでも関東大震災の前、明治時代にあの日清戦争の少し前に大きな地震があったそうで、作家の谷崎潤一郎は「もし、ドイツが地震国なら地震予知の方法は夙(つと)に発見していたかもしれない。」と述べています。
河野さんがおっしゃってますが、地震予知情報がテレビで見られるようになったのですが、それよりあの戦争時の空襲警報のように流したほうが皆がはっきりわかるのではないかと。熊情報もはっきり聞き取れないのですが本当に地震警報は考える余地があるのかもしれません。
PS
今妻が来て今日の訓練の事をいっていました。近所同士で普段どこに寝ているなどを確認しておくのも、いざというとき大切ですね。そして、単独行動は何かあったとき助けられませんから絶対にしてはいけないようです。