お彼岸、秋分の日
今日は秋分の日、日本の祝日法でも「先祖を敬い・・・。」と意義が語られております。父が亡くなってから母は春秋のお彼岸と盆近くの命日の御参りには必ず門徒先のご住職にお願いして参ってもらってます。「ここまでやらんでも・・・。」と言ってましたら、今日住職は「忙しいしうまく行っているからお参りなど頭になくなっている、急に御参りに来ると先祖が逆に心配するとも言われますね。」とのこと。でも、年に2回のお彼岸は昼夜が逆転するころですので、節目節目で振り返り、思うのがよいのかもしれません。
昨日、ある学びの会で一緒だったM君の通夜が行われました。先月29日に心筋梗塞で急に倒れ、手術は成功しましたが昏睡状態に陥り、今月20日、約3週間頑張りましたが35歳の短い生涯を終えました。35歳、お父さんと社長を替わろうかというころでした。彼の心臓につながる3つの管のうち2つがすでにつまり残りの1つで動いていた、だから心臓は小さくなり既に老人のようであったとの事。ただ今回の病は自覚症状がないだけにどうにもならんということでした。
導師をつとめられたご住職は「ことばになりません、本来は通夜布教をしなければならないのですが、こらえてください。」とつまられ、喪主のお父様などに挨拶して出られました。こんな事は私も初めてでした。M君の無念さ、息子に先立たれたご両親、そして最愛の奥様と6歳と3歳の子供たち、私もことばが出てきませんでした。
わたくしも年齢は彼よりちょうど一廻り上ですが、ご存知のように最近、命の危険を感じるところへ行きました。肉体的にはもちろんですが精神的にも健康に注意してしっかり管理して彼の分まで努力してよい経営者として生きたいものです。