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余呉のツーリズム創業塾

テーマ:まちづくり
昨日(14日) 余呉で開催されている「余呉ツーリズム創業塾」に講師として呼ばれ行ってきました。
余呉の観光産業を立ち上げようという勉強会ですね。

夢現創舎の村上悟君からの依頼です。行くとお父さんの村上宣雄さんがいらっしゃるではありませんか。やりにくい・・・・

私の役割はビジネスと今までかかわってきた北近江の観光への取り組みや長浜の現状をお話しすることですが、ビジネスの話が結構メインになってしまいました。

基本はやはり「戦略」をいかに組み立てるかということです。
自分が立ち上げようとするビジネスのターゲットを絞り、ミッション(使命)を決めそれを語ることです。
これは「まちづくり」でも「ビジネス」でも一緒で、ここの部分がずれてしまうと、なかなか努力が実りません。

戦略が決まれば、戦術を組み立てることはそれほど難しいことではありません。要はやらないと決めたこと以外をするのですから。

現在黒壁がいま一つ伸び悩むのも、戦略と戦術の整理ができていないからなんですが(すみません。傍目八目といいまして、他人のことはわかりやすい)、要素を突き詰めて考えてくると、ビジネスモデルというのは意外とシンプルな構造になっていくものです。

講演の冒頭に「ビジネスの目的は経営者自身が幸せになることだ」と申し上げたのですが、「まちづくりの目的はそこに住む人々が幸せになることだ」と同意なのですね。

他人に話そうとすると、自分の考え方の整理ができてくるのがよくわかります。おもしろい。

コブログの宣伝をしておきましたので、余呉のブロガーが増えるかもしれません。

来週から年に一度の創業祭

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
この連休は良いお天気で、まちなかの人出もそこそこだったみたいですが・・・(博物館通りは大手門と比べて人通りが少なく、しかも店にいるのでわかりません)

来週16日から年間で一番大きな催事「大創業祭」が始まります。そのためにこの連休はお客さんの接客以外は売出し用の羽毛ふとんの仕立てをしていました。今回はソフトで良い生地の掘り出し物がいろいろとあったので、結構お値打ちに揃いました。あまり時間がなかったので作り込みはなかなかできず、実際はお客様の注文をいただいてから仕立てることになることが多い模様です。

この10月の売出し、イベントの合間をぬっての開催です。イベントがあると混みすぎてしまって、お客様が来店いただけないからです。ところが今年は弱ってしまいました。第一週はAINですから、それどころではありません。この第2週といきたいところですが、AINのすぐ後は回復に時間がかかります。例年だと10月下旬の土日をはさんで開催する予定が、10/26に北近江ブランドマルシェの事業が入ってしまいました。実行委員長ですから、これもだめ。
結局きもの園遊会と重なりますが、10/16~10/20になりました。

チラシは10/16の折込みですが、ホームページからダウンロードできますので、ご覧になって下さい。
ちょっと寒くなってきましたので、期待したいところです。

P.S.今日の朝日新聞に睡眠特集、滋賀医科大学睡眠学講座の宮崎先生が出ておられました。

経営戦略「そうそう、こんな品が欲しかったの」

テーマ:まちづくり
小阪裕司さんとの出会いは、1994年ごろ取引先の寝具問屋の新業態開発の勉強会でした。
今でこそ日経MJで連載したりする売れっ子ですが、当時はまだまだ駆け出し。それゆえに初期の本には寝具店の話が良く出てきます。

彼は「ワクワク系マーケティング」の伝道師(エバンジェリスト)
なぜ人はワクワクすると購買行動を起こすのだろうということを語ってくれました。モノを売るのではなくコトを売るのだということ。まだ3店舗ほどだった「ヴィレッジヴァンガード」で買い物の楽しさを教えてくれたのです。(はまりましたね)
極めつけはワクワク系アメリカツアー、今でも忘れられません。

そんなワクワクする店を作ろうと、1997年に大改装を行いました。雑貨を前面に出したために、当時は「さわだは寝具をやめてしまったらしい」といわれました。今でもいらっしゃいます。なにせ、寝具店は平均すると8年に1度しか来てもらえない業種なのですから。

そんな彼の講演会が10/23(木)に長浜みらい産業プラザの主催でグラツィエで行われます。無料ですから、ぜひ参加してみてください。(申し込みは長浜商工会議所へ・・・会員募集中です)。普通に講演を聴きにいくと1日で4万円ぐらいかかりますから・・・
感性マーケティングとお客さんを楽しませるしかけづくりの重要さを聞くことができるでしょう。

彼の話は多くが実例なので、一見テクニックの話のように感じてしまいますが、本当は「あなたのお店のミッションは何?そのために、お客さんとどのような関係をつくっていくの?」という戦略を問いかけています。

実は行政サービスに携わる人に一番聞いて欲しいんですけどね。

経営戦略「企業から家業へ」

テーマ:まちづくり
なんかのせられたので、調子に乗って書きます。

出島二郎さんにお会いしたのは今から16年前、当時JCで市民会議の担当だった私は、フードピア金沢のプロデューサーであった出島さんに、金沢研修の事前打ち合わせとして講演のご依頼に伺ったのが最初。
「大企業(大都市)は高品質低価格、中小企業(中小都市)は高品質高価格」「近江は子宮である。淡江万葉学こそ私の本懐」という意味のお話をお聞きしました。

「金沢のお菓子と福井のお菓子を東京へ持っていったら、どちらが売れる?その差がブランドとしての付加価値」「これからは小企業の時代」 当時バブルがはじける前でしたが、今を見越した卓見です。 フードピア金沢というイベントを通して、地域ブランドとしての金沢を確立した出島先生とは、その後秀吉博覧会、そして出島塾と続いてお付き合いをさせていただいています。

「フィナーレからプロローグへ」「興行から運動へ」「市民・私民・死民」「企業から家業へ」「売り手を超える買い手」「ブランドの向こう側」 物事の本質をえぐる出島先生の言葉はあまりに強く、私たちはしばしばそのことにうちのめされ、もしかしたらマゾではないかと思いつつも、次の言葉を待つ有様でした。

「まちづくりとはイエ・ミセ・マチの新しい関係を作ること」 中小企業にとっては厳しい経済環境が続きますが、企業より家業にこそ未来価値があるという先生の言葉。昨年まちづくり役場で行った長浜家業研究会は、家業の承継についてより意識される場となったのです。

かつて、大阪の船場の寄り合いの順位は古い商家順、すなわち長く継続している順でした。それが、戦後は売上が順位を決めるようになってしまったのです。でも、サブプライム問題に端を発した金融危機や環境問題のことを考えてみると、売上で順位を決めるって貧しいことだと思いませんか?

「製品・商品・作品」 私たちは何を売るべきなのでしょう?

経営戦略研究会に参加

テーマ:よもやま話
昨日は大津で開催された「経営戦略研究会」に参加してきました。といっても昨日が発足式で発起人をしているのでいわば主催者側です
簡単なホームページとチラシは私が作りました。

さて、戦略と戦術の違いってなんだと思います?戦略はゲーム(この場合は実際の戦争であったり、私たちの場合では販売であったりします)の枠組みを作ること、戦術はそのゲームの局面における技術といえます。チラシの作り方とか売出のやり方なんかは戦術ですね。

わかりやすい例でいえば、アメリカはイラクに対して戦術的には圧倒的に勝利しましたが、この戦争をはじめるという戦略が間違っていたわけですね。本来はテロとの戦いのはずだったのですから、それ故未だにイラクは先が見えない泥沼状況です。戦略が間違っていると、いくら戦術面でがんばってもいつかは破綻します。

企業でもまちづくりでもそうですが、右肩上がりの時代の戦略は「拡大」でした。それが1991年バブル崩壊でその戦略は基本的に崩れてしまいました。現在ではパイの取り合いですから、戦略的には「No.1」になるか「Only 1」になるかしかありません。車でいえばトヨタとニッサン、家電ではパナソニックと東芝の関係ですね。かつてホンダはスポーティな若者層というマーケットを狙って売上を伸ばしましたが、最近はそのポジションはマツダの方が強いかもしれません。

それでは「Only1」を目指すためには、どうすればいいかというと、「やらないことを決めること」です。ピンポイントのターゲットを絞ったら、それ以外のマーケットは捨てることを実行しなければならない時代になってしまいました。実はこれがやっかいです。お客さんの要望に応えることは大事ですが、全てのニーズを満足させようと思うと品揃えを極限まで増やさなければなりません。量販店が大型化せざるをえないのはこのためで、No.1争いの熾烈な戦いがあるわけです。

商店街はかつてはNo.1でしたが、現在ではマイナーでしかありません。品揃え・価格ともに大型店にはかないません。その大型店ですら、価格はインターネット販売の脅威にさらされています。当然中小企業はOnly1戦略かゲリラ戦略を採るしか方法がないのです。

私の店でも取った戦略は「良質のふとんを売る店」から、「高品質な自然素材によって自然な眠りを提供する店」をめざそうという転換でした。
そのために、とった戦術は「既存のメーカーにたよらず、自分が納得した品質のものを、問屋を通さずに製造直売スタイルで提供する」「睡眠と睡眠環境の勉強と研究を行い、睡眠と寝具に関するノウハウを作り上げる」などです。「環境に付加をかけない寝具を提案する」というのも差別化の一環でしたが、結果的にはグリーン購入大賞につながりました。

この1~2年でどうやら新しいスタイルが見えてきましたが、まだまだ道は遠い。精進がんばります。
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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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