ダウン>アップ&ダウン
テーマ:眠るための道具・寝具のお話
2008/12/28 20:29
来月から羽毛原料の価格改定です
ダウンしたダウン(Down=羽毛)は
ポーランドマザーホワイトダック ダウン90% 嵩高15.0cm 25,000円/kg → 20,000円/kg
ホワイトダック(中国) ダウン85% 嵩高 14.5cm 20,000円/kg → 15,000円/kg
ダック(アヒル)は値下げです。市場では低級グレードにあたるダックは原料がだぶつき気味で、一時の高騰がうそのようです。
低級グレードといっても市場に出回っている嵩高12~13cmクラスとは違い、うちで扱っているのは中国産でも嵩高14.5cmはでているので、エクセルゴールドラベルが付くクラスです。
一方、体格がダックに比べて大きく良質なダウンが採れるグース(がちょう)のダウンはアップです。
ホワイトグース(中国) ダウン90% 嵩高15.5cm 30,000円/kg → 35,000円/kg
円高にもかかわらず、グースの原料そのものが高騰しており、原料そのものの確保が難しくなっているのが現状です。特に良質な嵩高17.5cm以上の良質なハンドピックグースは供給がタイトになってきているために、価格が非常に厳しくなってきました。
数年前ならポーランドマザーホワイトダックと中国産ホワイトグースはほぼ同じ価格でしたが、ダックの値下げ、グースの値上げで価格差は2倍近くまで付いてきました。本当は38,000円欲しいところですが、何とかがんばっての35,000円です。
実際嵩高性だけ見るとそれほど差がないのですが、実際に羽毛ふとんにしてしまうと羽毛のパワーの違いは歴然です。できればグースをお選びください。
来月はドイツでの仕入ですが、円高ほくほくの反面、原料の状態がどうなっているかが心配です。
価格上昇という問題もさることながら、年々質が低下気味なのが気になります。2003年に仕入れた原料が少し残っているのですが、現在のものと比べると前の質が上です。
今後経済混乱で、市場が安定しないことを考えると、ますます質の低下が危ぶまれます。ちょっと無理をしてでも、良いものを多めに手配しておきたいところですね。
ダウンしたダウン(Down=羽毛)は
ポーランドマザーホワイトダック ダウン90% 嵩高15.0cm 25,000円/kg → 20,000円/kg
ホワイトダック(中国) ダウン85% 嵩高 14.5cm 20,000円/kg → 15,000円/kg
ダック(アヒル)は値下げです。市場では低級グレードにあたるダックは原料がだぶつき気味で、一時の高騰がうそのようです。
低級グレードといっても市場に出回っている嵩高12~13cmクラスとは違い、うちで扱っているのは中国産でも嵩高14.5cmはでているので、エクセルゴールドラベルが付くクラスです。
一方、体格がダックに比べて大きく良質なダウンが採れるグース(がちょう)のダウンはアップです。
ホワイトグース(中国) ダウン90% 嵩高15.5cm 30,000円/kg → 35,000円/kg
円高にもかかわらず、グースの原料そのものが高騰しており、原料そのものの確保が難しくなっているのが現状です。特に良質な嵩高17.5cm以上の良質なハンドピックグースは供給がタイトになってきているために、価格が非常に厳しくなってきました。
数年前ならポーランドマザーホワイトダックと中国産ホワイトグースはほぼ同じ価格でしたが、ダックの値下げ、グースの値上げで価格差は2倍近くまで付いてきました。本当は38,000円欲しいところですが、何とかがんばっての35,000円です。
実際嵩高性だけ見るとそれほど差がないのですが、実際に羽毛ふとんにしてしまうと羽毛のパワーの違いは歴然です。できればグースをお選びください。
来月はドイツでの仕入ですが、円高ほくほくの反面、原料の状態がどうなっているかが心配です。
価格上昇という問題もさることながら、年々質が低下気味なのが気になります。2003年に仕入れた原料が少し残っているのですが、現在のものと比べると前の質が上です。
今後経済混乱で、市場が安定しないことを考えると、ますます質の低下が危ぶまれます。ちょっと無理をしてでも、良いものを多めに手配しておきたいところですね。
経営者としての倫理
テーマ:よもやま話
2008/12/28 14:25
昨日はクラブDJの忘年会。 久しぶりに出島二郎先生の力強い言葉を聞くことができて、頭の晴れる思いをすることができました。金沢からは4名が、徳島大准教授の矢部君も加わり、にぎやかな一晩です。
かつてアメリカが不況に陥ったときに、大量のレイオフが出るというニュースを聞いて、アメリカはずいぶんと違うと思っていたのはついこの間まで。今や日本でも大量の非正規雇用の解雇がまかり通っています。
経団連会長を出しているキャノンや、日本を代表するトヨタが率先して行っているのです。彼らが成すべきは「向う3年間どんなことがあっても首を切らない」ということを、日本に、世界に向けて発信することではなかったか、出島先生の言葉は強烈です。
確かにキャノンやトヨタがそれをすれば、日本の見方はずいぶんと変わることでしょうし、みんなが支え合わなければならなくなる、これからの時代をリードするパラダイムを打ち立てることができたかもしれません。彼らはそれをする十分な内部留保があるのですし、正規社員の報酬を1~2割カットすれば、非正規全員の雇用継続も難しくなかったでしょうから。
結局、経営者としての倫理や理念というものがどこかへ飛んでいってしまっているのでしょう。あるいは「株主への最大貢献」が企業の理念と勘違いしているとしか思えません。(その株価ですらひどいものですが)
出島先生曰く「政治の貧困が、企業倫理の欠落を生む」
そういう意味では、アメリカという国は大失敗したブッシュの後には、オバマが立つことを容認するフレキシビリティにあふれています。振り返れば日本の政治の貧困さは目を覆うべくもありません。
この程度のレベルの政治だから、貧困な経営者が生まれるのでしょう。
経営者として何を成すべきか、が問われています。我が身も振り返って改めたいものです。
トヨタが創業家へ戻ってどう変わるか注目ですね。
かつてアメリカが不況に陥ったときに、大量のレイオフが出るというニュースを聞いて、アメリカはずいぶんと違うと思っていたのはついこの間まで。今や日本でも大量の非正規雇用の解雇がまかり通っています。
経団連会長を出しているキャノンや、日本を代表するトヨタが率先して行っているのです。彼らが成すべきは「向う3年間どんなことがあっても首を切らない」ということを、日本に、世界に向けて発信することではなかったか、出島先生の言葉は強烈です。
確かにキャノンやトヨタがそれをすれば、日本の見方はずいぶんと変わることでしょうし、みんなが支え合わなければならなくなる、これからの時代をリードするパラダイムを打ち立てることができたかもしれません。彼らはそれをする十分な内部留保があるのですし、正規社員の報酬を1~2割カットすれば、非正規全員の雇用継続も難しくなかったでしょうから。
結局、経営者としての倫理や理念というものがどこかへ飛んでいってしまっているのでしょう。あるいは「株主への最大貢献」が企業の理念と勘違いしているとしか思えません。(その株価ですらひどいものですが)
出島先生曰く「政治の貧困が、企業倫理の欠落を生む」
そういう意味では、アメリカという国は大失敗したブッシュの後には、オバマが立つことを容認するフレキシビリティにあふれています。振り返れば日本の政治の貧困さは目を覆うべくもありません。
この程度のレベルの政治だから、貧困な経営者が生まれるのでしょう。
経営者として何を成すべきか、が問われています。我が身も振り返って改めたいものです。
トヨタが創業家へ戻ってどう変わるか注目ですね。