歳末セール
今年最後の連休が終了しました。思い返せば5月に入ってガソリンの暫定税率が復活してガソリンの価格がまた上がったら観光のお客様が激減しました。本当に夏まではどうなる事と思っておりましたら、金融危機とガソリン価格の下落のせいでしょうか、お客様が少し戻ってこられた気がします。やはり不況もあり、昔でいう「安・近・短」の旅行客が再び増えたんですかね。そんな傾向の秋でした。
連休中に開かれた、えびす講、油甚さんいわく「幸せの黄色い福袋」お客様には喜んでいただけたかなと思います。できれば年末、正月にもお配りすれば、お客様への感謝、商売ができる感謝の気持ちを表せるのではないかなと思います。
さて、師走に入るとアロマ大使さんがまた紹介されると思いますが、商店街ではエコにからんだ売り出し催事を行います。歳末セールとは今回言われません。
歳末セールということばは、もう死語となりました。流通関係でも大型スーパーは元日から営業しますし、小型でも2日から開いているスーパーはたくさんあります。年末に御節を用意する家庭も減り、歳末や年始の商品券セールなどでおなじみの仙台の商店街では歳末セールは既に5年以上前からしていません。この季節感あふれる売出しは、上野のアメ横や京都の錦などの特殊な商店街でしか見られなくなってしまいました。
私が仕事を始めた20年位前は西武流通グループがよくやったイベントによる集客を行い売上を上げる商法もしくは、ダイエーが行う安く、コストを最大限までにカットして行う商法が主流でした。特に西武のイベント、まちづくり商法は各地で取り入れられたと思います。
今では、売り出し自体をイベントにしていかないと誰も振り向いてくれなくなりました。いや、それだけでは足りず、うまく表現できないのですが売出しを本当の意味で「祭り」の域にまで持っていく必要がありそうです。人間の心に響く祭り。それをやる必要が商店街のみならず、個店にも出てきているのではないでしょうか?そこで祭りにボケてはいけませんが、祭りを学ぶ事が大切だと自分勝手に思っています。
さて、これからの師走商戦、観光客も少なくなることですし、ある意味本質が問われる時期であります。しっかり頑張りたいと思います。