素晴らしい大統領の演説
アメリカ大統領選挙、オバマ氏が予想以上の大差で勝利しました。実は選挙の2日前の夜にNHKのBSでアメリカ大統領の演説の極意について特集が組まれていました。オバマ氏もマケイン氏も素晴らしい演説能力の持ち主で、二人の違いも説明されていました。オバマ氏は2000人などの大聴衆を前に話すのが得意、マケイン氏は小さな対話集会で話すのが得意だそうです。
当選後のオバマ氏の素晴らしい演説が紹介されました。歴史に残る名スピーチでありましょう。今日の朝のニュース番組の新聞の紹介のコーナーでスピーチのあることばをトップに引用している新聞が紹介されていました。そのことばとは
「米国の真の強さは軍事力や富ではなく、民主主義と自由、機会、希望という理想が持つ不朽の力だ。」ということばです。そのあとには「米国は変わる事が出来る」と続きます。確かに名言だと思います。
演説のうまかった政治家としてドイツのヒトラーが上げられます。彼は本当に乗せるのがうまかったみたいです。日本では田中角栄氏でしょうか。わかりやすく、市民をひきつける話術がありました。また、物まねでもよくされたあのダミ声、普通は欠点なんですが長所にしていましたよね。
私が思うに、英語と日本語で英語はスピーチ向きのことばではないかと、逆に日本語は不向きかなと感じます。よく、日本語は最後まで聞かないと肯定か否定かがわかりません。それに敬語や回りくどい表現が使われます。英語はよく私たちがカタカナことばとして使うものでも、日本語に直せばちょっとニュアンス(カタカナことばですね)が変わるから使わざるを得ないときがあるように、結構、便利なことばであります。だから、演説の表現やリズムも、わかりやすく、共鳴しやすいのかもしれません。私は英語はわかりませんがオバマ氏の演説は聴いていて心地よいですね。
ともかく、衰えたとはいえ世界のリーダーのアメリカ、そのトップがどう動くかで世界は変わります。私たちもしっかり見て行きましょう。そして、変わり続けたいです「YES WE CAN!」