多事争論
ブログを書こうと思っていたら、携帯のメルマガのお知らせがなり、筑紫哲哉さんの死のニュースの号外が流れました。ニュース23が始まってからメインキャスターとして当時、テレビ朝日で人気があった久米宏さんのニュースステーションに対抗して頑張ってこられました。
ニュースを愉しく見るならニュースステーション、少し辛口ならニュース23、マスコミの営利目的がなく公正に見るならNHKという感じでした。私はどれも面白いのですがニュースステーションは特に最初の方の故小林解説員のコメントで、久米宏が面白おかしくいったものを上手にオブラートに包んで正しく伝えようとされていたのが印象的です。
さて、筑紫さんといえば番組の途中で彼が世の中の色々な出来事を噛み砕いてわかりやすく、彼のジャーナリストとしての持論を展開していた「多事争論」と言うコーナーが私は好きでした(今、変換したら総論になっていました。思い出して直しています)。ニュースは公平性が重視されるためアナウンサーなどが持論を展開するのはあまり許されていません。しかし情報の最前線にいるメディアの人間として、市民にどう伝えるかということは、とても重要なことで報道に携わる者の誇りと情熱がこのコーナーを作り出したのだと思います。
今はブログで国民全てがコラムニストといいますか新聞のコラムを書くような真似事ができるようになりました。こうやって、色々な情報を自分なりに意見を展開するのはいい事だと思います。しかし、同時に他人を傷をつけていないか迷惑をかけていないか、それをしっかり認識するのも重要になって来ました。筑紫さんのようなすごい者ではないですが、これからも自分のやっていること考えている事などを整理するのに最適のブログを書いて行きたいと思います。
最後に筑紫さんのご冥福をお祈りいたします。