何のために?
どうも麻生首相の会見によると、解散は来春になるとか。それが、ひょっとして年明けの国会冒頭もありえるとか。何のために解散するのでしょうね?
麻生首相、最近のばら撒きの定額給付金でも、あっち行ったりこっち行ったり。評論家の方が口をそろえて言われるのは「何のために行うのかがはっきりしない。当初の目的はなんだったのかを考えるべき。それでないのなら、やめたほうがよい。」ということです。「それなら代案を出せ!」と偉そうに言い返すされそうですが、もし今代案が無いとしても明らかに目的がはっきりしないものには投資はできないと思います。
わたくしも、色々な団体に所属した事がありますが、よく言われたのが、経営でも奉仕活動の事業にしても「何のために?」を問う事が必要と言われました。また、奉仕活動の事業(青年会議所など)では事業の案を役員会に上程したら
1、この事業の目的は何か?
2、(目的がはっきりしたら)手段は適切か?
3、(手段が適切なら)予算は適正に執行できるように組まれているか?
を役員会では問うものである。これを間違えてはいけないとある税理士の先輩から言われた事があります。
福田前首相が当時の国会の現状で「私(福田さん)では選挙を戦えない、国民に人気の高い(どう高いかはわからないのですが)麻生さんでないと。」と言うことで辞任(これもおかしな話しですけど)して、国民に信を問うために解散するはずだったのでしょう。それが、「今空白を作れない。」といって逃げる。もし任期満了が今年なら、いやでも総選挙をしなければならないし、これが空白と言うのでしょうかね。現にアメリカはこんなときでも大統領選挙をしているではないですか。
麻生首相には国民に「日本を今どういう方向に行かせようとしているのか。」
「そのために何をしなければならないし、こういう目的でやる。」というのを示していただきたいと思います。