怨念?
今日(26日)の報道で、小沢一郎は自分の勉強会で、米海兵隊のオスプレイの岩国基地陸揚げをめぐる政府の対応を批判し、日米同盟は対等な関係ではないと指摘し、「日本の国民感情、国内事情をきちんと米国に伝えているのか。伝えられる立場に日本政府はいないのではないか」と述べたとあります。
この発言は、メディアに取り上げられる一部の跳ね上がった?人達の姿を取り込んだ、まさに大衆迎合の姿以外の何ものでもないように感じました。
何故なら、声を荒げメディアに登場する人達ではなく、状況を冷静に見ている圧倒的多数の国民の思いはまったく違うのです。(これは普天間移設問題においても同じです)
「あなたは、オスプレイの日本配備は防衛上必要だと思う?」のリサーチによりますと、回答数45,973票(締め切り;8月2日)の内
必要;44%、どちらかと言えば必要;19%、どちらかと言えば不必要;8%、不必要;27%、分からない;5%
必要、どちらかと言えば必要と云う人が63%を占めているのです。
小沢の云うところの「国民の生活が第一」は、云われているように「選挙が第一」「自分が第一」であって、まったく国民のことを考えていないことがこうしたリサーチからも読み取れます。
もっとい言うなれば、「国民の生活が第一」と云う前にやらねばならないことがあります。それは、周辺国の現状から考えて「国防が第一」です。これなくして「国民の生活を第一」等と戯言を語ることは出来ないのではないでしょうか。
小沢率いる政党「国民の生活が第一」の姿は、私には国民の多くの思いから乖離しているようにしか見えません。あるのは、民主党への怨念だけではないでしょうか?