友だち作戦
国内では東北3県への支援の輪が大きく広がっています。政府は福島原発にほとんどかかりっきりですがテレビや新聞は連日被災地と原発の様子を日夜大きく報道しています。
そんな毎日の中で気になることがあります。それは一部のマスコミを除いて米軍の支援の様子が報道されないことです。特に国民放送であるNHKがいけません。
米軍は空母「ロナルド・レーガン」を中心に艦船19隻を三陸沖と秋田沖に停泊させて18,000人の米軍人が救出と支援に関わっています。その名は「友だち作戦」です。
特に注目することは津波で壊滅状態であった仙台空港を16日、パラシュートで空挺隊員と装甲車ハンビーを松島町上空から空中投下。その後自衛隊員と共に瓦礫の撤去に当たり3時間で1500㍍の滑走路が完成したといいます。これによって空からの物資の輸送が容易になりました。
一方放射能汚染を回避しながら、戦地同様の思い切った作戦を米軍は展開しています。原発事故では、放射能被害管理の専門部隊450人を派遣する準備に入ったとも報道されています。
米政府は自衛隊と連携して持てる力を日本国救済のために注いでいるというのに、何故各メディアが取り上げないのか疑問でなりません。
こうした詳細を私が知ったのは昨日の産経と今日の読売です。朝日や毎日はどうだったのでしょう?テレビでは8チャンネルのアンカーだけのように思います。
疑問
3月議会最終日(11日)の最終質問者の質問中、東北太平洋沖大地震が発生しました。未曽有の災害であることを夕刻に知り、翌12日午後から議会として如何に対応するかを協議し、24日にやっと支援物資を岩手県に送り出すことが出来ました。
さて、3月市議会においてプロジェクト21を代表として三つの質問をさせていただきました。詳しくは右の【リンク集】長浜市議会議会中継をクリックし、録画中継をクリックしていただくと当日の様子がうかがえます。以下に簡潔に質問と答弁を記します。
1.外国人による森林買収が進むなか、日本屈指の水資源を抱える長浜市は、一刻も早い対策と「琵琶湖水源の水」の商品化を考えるべきではないか。
答;国において法制化が出来ていない現状において、山林売買の規制に関する対策を講じることが出来ない状況だ。当面は国の法規制の動向を注視しながら県及び市の関係機関と連携を密にした情報収集に努めてまいります。水源の水の商品化については水資源に配慮しつつ、産・官・学・民による事業化に向けた可能性を検討します。
2.県立高等学校再編について①普通科を学区制に戻すべきではないか②再編につい町づくりの観点から行政として大きく関わるべきではないか。(学科の再編及び学校規模の拡大は必要でありその結果統廃合があっても致し方ない)
答;一部生徒は自らの判断で県南部の高校へ進学されるなど制度として一定定着してきたと考えています。再編計画の策定については市民や関係者に対しての十分な周知と説明を求めている。学校活力の維持向上や教育内容の質的向上の観点から地域の高等学校が魅力のあるものになるよう今後も意見をしてまいります。
3.学力・体力調査を踏まえた今後の指導について問う。
答;学力と運動能力には相関関係がある。そのために次年度より幼稚園では感覚統合訓練を取り入れる。小学校中学年までに脳トレについて運動と連動しながら研究してゆく。さらに、学年で通過項目の基準を作りそれにトライするシステムを作ってゆく。学校運営協議会にも協力を求めてゆく。
以上は、説明部分のないかいつまんだ質問内容と答弁内容です。質問については今後の長浜市にとって重要な提言をした思いでいます。しかし、特に1・2については当局の答弁にはまったく町づくり・国づくりに対する熱い思いを感じることは出来ず、危機感を感じていない姿勢に疑問と不安すら感じます。3の質問に対する答弁は、「学力調査の開示」の答弁以外は期待できると思います。
代表質問が3月議会であることは、予算案が設定された後であり当局には答弁に対して真剣な対応が出来ないのかも知れません。したがって、予算前の9月議会が望ましいのかも知れません。しかも質問は再質問までです。このことについては充分議論が出来るよう1問1答式にすべきだと思います。以上2点は今後の議会改革の課題だと考えています。
支援のつどい
二日前から風邪気味で喉が痛く咳が頻繁に出るのですが、今日(25日)5時に起床、各地6時スタートの3台のバスにて南・北郷里の真宗大谷派の門徒120名ほどは東本願寺に向かいました。
8:40ころ大改修された御影堂に着き入堂しました。既に多くの信徒が堂内におられました。
9:30から東北地方太平洋沖地震災害「被災者支援の集い」が厳粛な中で行われました。
もとは宗祖親鸞聖人750回忌御遠忌として執り行われるものでしたが、急きょ変更されたものです。
その理由は、この度の激甚災害により尊い命を奪われた方々に謹んで哀悼の意を表しますと共に、被災され深い悲しみと大きな不安の中、今なお苦しい生活を余儀なくされておられる全ての方々に心からお見舞いを申しあげる思いから変更されたものです。
堂内はとても寒く、本山では膝掛けやカイロを用意していただいていたのですが、皆さん大変苦労されていました。私も腰や背中にカイロを貼っておきました。
18:30頃に帰宅したのですが、大変有意義な時間を過ごすことが出来ました。有り難うございました。
被災地へ
今日(24日)は市内の皆様のご協力で集めていただいた支援物資をトラックに積み込み被災地に搬送する日です。
私たち議会基本条例検討特別委員会のメンバーは、9:00から委員会のため参加できませんでした。12:00過ぎに委員会は終了しましたので13:00前にびわ中学校に行きましたがトラックへの積み込みは終了していました。(写真の内1台は燃料車です)
聞いてみましたら、11:00から始まった10トントラック3台への積み込みにびわ中学校の生徒諸君100名超と先生方の協力を得て2時間ほどで完了したとのことでした。今回びわ中学校に5日間お世話になりました。「本当に有り難うございました」と感謝の一言です。
帰宅後再度16:30過ぎにびわ中学校に出かけました。17:30に団長(吉田豊議員)の挨拶の後市長の激励の言葉がありびわ中学校を17:40にスタートしました。道中の安全と被災者に少しでも喜んでいただけることを念ずることです。
ご協力いただいた市民の皆さん、そしてびわ中学校の生徒諸君と先生方、議員有志の皆さん有り難うございました。感謝あるのみです。
明日は6:00出発で親鸞聖人750回御遠忌に長浜教区14祖教区団参拝のため各寺院の御門徒の皆さんと上山(東本願寺)します。
有り難う、そして・・・
今日(23日)9:00から、昨日で終了した支援物資の整理と確認をしました。これには議会事務局の応援をいただきました。11:00に終了したのですがまとめた段ボールの数は2000個を少し超えました。ご協力まことに有り難うございました。
さて、帰宅後様々なニュースを見ていますと、先の東北太平洋沖大地震で朝鮮半島の地表が歪んだとありました。それによりますと、朝鮮半島が5㌢東に移動し、竹島は3.2㌢北東に動いたとのことです。
この様にまさに地球規模の大地震に対して、オバマ米国大統領は20日訪問先のリオデジャネイロで、「ブラジルには日本国外で最大の日本社会がある」と強調。米国とブラジルにとって「日本は最も近い友人だ。この危機が終わるまで彼等と共に祈り、共に立て直していこう」と訴えたとありました。
そんな心情の下、米国は三陸沖に空母「ロナルド・レーガン」を中心に20隻の艦艇と140機の航空機を派遣し、13,000人体制で物資輸送等の支援活動をしています。
中国や台湾では日本人の団結力や民度の高さに感心しています。メディアは「・・。日本政府が無能であっても日本国民は辛抱強く、また秩序正しく大災害に対処し、国際的な敬意を勝ち取っている」と報じています。
3月12日のニューヨーク・タイムズは、日本人の忍耐強さや秩序正しさを称賛しています。一方で、震災後最初の数日間、政府の無能は瓦礫の下で救援を待っている多くの生存者の命を失わせたとも述べています。
そんなおり、今日の報道に“政府の震災対応批判”の見出しで、民主党・黄川田徹衆議院議員の発言が記されていました。氏は岩手県陸前高田市出身。自宅は津波で流され、長男が遺体で発見され、両親は依然行方不明といいます。
氏は、“22日、東日本大地震の被災者支援に関し、国会内で記者団に「既にいろんな災害があって、マニュアルがあって、後は決断と実行だ。何を今さら議論しているんだ」と述べ、政府の対応を強く批判した”とありました。
私の疑問は、政府主導というのであれば何故岩手・宮城・福島県に大臣クラスの現地担当責任者を置かないのかと言うことです。今日まで、泥にまみれて現地に入り状況を確認したという政府関係者を知りません。
一方では、命がけで原発への放水準備作業中の東京消防庁の隊員に、「言うとおりやらないと処分する」と恫喝する海江田万里経済産業相(だと言われている)。火のないところに・・・。
石原都知事は「みんな命がけで行い、許容以上の放射能を浴びた。そういう事情も知らずに、離れた所にいる指揮官か誰か知らないが、そんな馬鹿なことを言うのがいたら戦にならない。絶対そんなこと言わさないでくれ」と首相に注文を付けました。
「朝の来ない夜はない」と言います。先人が幾多の困難を乗り越えてきたように必ず復興はしますが、あまりにも政府の体たらくには不安と不信ばかりがついて回ります。
明日(14日)11:00から、びわ中学校体育館より支援物資の搬出をします。これも人手不足です。時間のある方の力添え(ボランティア)があれば有り難いと思います。その後、17:00頃びわ中学校を出発する予定です。
有り難う
今日(22日)が支援物資収集の最終日ですが、17:00現在1500箱前後集まりました。市民の皆様への感謝の一言です。有り難うございました。
そしてボランティアとして活躍してくれたびわ中学校の生徒諸君と先生方、飛び入りで参加していただいたボランティアの皆さん、本当に有り難うございました。
私は朝から腰のぐあいが悪かったのですが、昼食(コンビニおにぎり3個)を車中でとった後しばらくして腰に痛みを感じましたので13:30頃急きょ帰宅しました。
24日11:00からこの段ボール箱すべてをトラックに積み込みをします。びわ中学校の生徒も終業式終了後手伝ってくれると聞いています。しかし何分にも人手不足です。時間のある方は是非応援をお願いします。
私を含める10名の議員は、当日9:00から議会基本条例策定に向けての委員会が設定されていますのでどうしても参加できません。この委員会は時間が迫っていてどうしても開かなくてはなりませんので悪しからずお許し下さい。
当日ラックに積み込んだ後、16:00頃びわ中学校を出発する予定です。何とかこの時間にはびわ中学校に寄せていただきたいと思っています。願うことは無事に岩手県の被災者の元に届くことを念じると共に道中の安全です。
求;ボランティア
今日(21日)12:00過ぎ、西中学校3年のバレー部男子3名を誘いびわ中学校へ駆けつけました。後から2年生の生徒も加わり4名は支援物資の仕分けと箱詰めにボランティアの方と一生懸命頑張ってくれました。
支援物資を持ってきていただいた一般の方からボランティアの申し出が数人有り、人手不足の中大変に助かりました。有り難うございます。明日も収集作業をします。お手すきの方はたとへ1時間でも助けていただけると有り難いと思います。
ご家族と一緒に支援物資を届けていただいた同じブログ開設者の方から声をかけていただき、「これからツイッターで広く周知していただくように広報します」と言っていただき心強く思いました。
大勢の皆さん方の支援の中で今日は思いの外沢山の支援物資が集まりました。有り難うございます。明日は最終日ですが、仕分けや箱詰めの人手が不足しています。宜しければたとへ1時間でも助けていただければと思います。
受付品目
20日より22日まで、午前9:00より午後18時の間、長浜市議会有志はびわ中学校体育館において東北太平洋沖大地震被災者への支援物資の受付をしています。
支援物資の品目を以下に記します。
飲食料関係
・水 缶詰
衛生用品関係
・紙おむつ(赤ちゃん用) ウエットティッシュ トイレットペーパー ティッシュペーパー ゴミ袋 衛生用品 洗面セット(歯ブラシ・歯磨き粉・石鹸)
衣類
・下着 靴下
その他生活用品
・乾電池 使い捨てカイロ 以上です。
宜しくお願いいたします。
感謝
今日(20日)~22日の9:00より18:00の間、長浜市議会有志は、びわ中学校体育館において東北地方太平洋沖地震被害者への支援物資の提供を受け付けさせていただいております。
市民の皆様に充分告知されていないこともあり、出足は満足するまでにはゆきませんでしたが、かなりの物資が集まりました。
搬入していただいた物資をそれぞれの品目毎に分類し箱ズメして行きます。びわ中学校の先生や生徒のボランティア、市職員のボランティア等々の努力で今日の最終状況は段ボール250箱くらいでした。
10トントラックには700個の段ボールが入るとのことです。トラック3台準備していますので全部満たすには今後かなりの分量が必要です。
16:00頃から雨がかなり激しく降り出したのですが、そんな中でも支援物資を持ってきてくださった大勢の皆様には感謝の思いで一杯です。有り難うございました。
まだまだ支援物資を受け付けることが出来ます。このブログを読まれた方は未だご存じない方にも是非お知らせいただきたいと思います。
ご協力を
今日(18日)9:00から小学校の卒業式に参列。11:00から会派代表者会議が開かれました。この会議は12日(土)から検討してきた東北関東大震災被害者への長浜市議会としての支援についての会議です。結論が出た後12:30頃プレス発表がありました。
午後14:00から定例会議(最終日)が開かれました。途中一般会計予算に対する健康福祉常任委員会報告で否決されたことに関わり、質疑がありました。
健康福祉常任委員会が再度開かれ、その後委員長より経緯について説明がりました。その後議長不信任動議が出されましたが、動議に賛成する者9名で否決されました。その後、再度採決が行われ、23年度予算を含め提出議案はすべて可決されました。
定例会終了後、全員協議会において長浜議会有志による震災被害者への協力依頼が議長より各議員にありました。
既に報道にもありますように支援物資についての収集は以下の通りです。
1.日 時 3月20日(日)~22日(火)
9:00~18:00
2.会 場 旧びわ町びわ中学校体育館
3.搬送先 岩手県
4.搬送日 3月24日午後
5.支援物資の品目
品目は報道にあるとおりです。特にお願いすることは新品もしくは未使用の物に限ると言うことです。ご協力宜しくお願いいたします。品目を明記していただけると有り難いと思います。
なお、支援物資搬入には混雑も予想されます。20日21日はびわ中学校生徒もボランティアで助けてくれると聞きます。皆様の中にもボランティアとして参加できる人はたとへ1時間でも結構ですから参加の程宜しくお願いします。