怨念?
今日(26日)の報道で、小沢一郎は自分の勉強会で、米海兵隊のオスプレイの岩国基地陸揚げをめぐる政府の対応を批判し、日米同盟は対等な関係ではないと指摘し、「日本の国民感情、国内事情をきちんと米国に伝えているのか。伝えられる立場に日本政府はいないのではないか」と述べたとあります。
この発言は、メディアに取り上げられる一部の跳ね上がった?人達の姿を取り込んだ、まさに大衆迎合の姿以外の何ものでもないように感じました。
何故なら、声を荒げメディアに登場する人達ではなく、状況を冷静に見ている圧倒的多数の国民の思いはまったく違うのです。(これは普天間移設問題においても同じです)
「あなたは、オスプレイの日本配備は防衛上必要だと思う?」のリサーチによりますと、回答数45,973票(締め切り;8月2日)の内
必要;44%、どちらかと言えば必要;19%、どちらかと言えば不必要;8%、不必要;27%、分からない;5%
必要、どちらかと言えば必要と云う人が63%を占めているのです。
小沢の云うところの「国民の生活が第一」は、云われているように「選挙が第一」「自分が第一」であって、まったく国民のことを考えていないことがこうしたリサーチからも読み取れます。
もっとい言うなれば、「国民の生活が第一」と云う前にやらねばならないことがあります。それは、周辺国の現状から考えて「国防が第一」です。これなくして「国民の生活を第一」等と戯言を語ることは出来ないのではないでしょうか。
小沢率いる政党「国民の生活が第一」の姿は、私には国民の多くの思いから乖離しているようにしか見えません。あるのは、民主党への怨念だけではないでしょうか?
コメント
-
あらちゅう2012/08/09 03:21私は、元海上自衛隊員で国を守る立場にいました。
今、日本を守るという立場にいる自衛隊は、日本国憲法9条と自衛隊法の二つの法律により、武力行使の抑制(正当防衛/海上幕僚長・総理大臣の許可があった時)がされています。
これにより、民間船舶が攻撃されている時、護衛艦が独自の判断で攻撃し、民間船舶を守れない。また、攻撃許可がおりるまでに時間がかかる。という事が当時問題視されていました(現場サイド)。
時間がかかるという事で、艦長の独自の判断で護衛艦の暴走(無許可発砲等)が発生、攻撃目標を沈没させてしまうのではないか?
もし、沈没させて乗組員を死亡させてしまうとどんな結果になるのか?
国際法・自衛隊法・国家公務員法・憲法違反により、乗組員全員が逮捕され、厳しい処遇を受ける事になる。
上に記載された様にならないように、米海軍に守ってもらっているという事になります。
実際、海に囲まれた日本では、沖縄、能登半島沖、対馬近海において、隣接国による領海侵犯/領空侵犯が年間を通し多数発生しています。
海上警備行動が発動されても、報道制限により細かい事は報道されていませんし、報道すらされていない事も多々あります。
その中で、自衛隊員は日々自国愛を胸に掲げ活動しています。
それなのにマスメディアは、自衛隊の批判ばかり報道しています。
海水浴場でオフの時、人員救助しても、新聞の一角に10行程度の記事にしかなりませんでした。「自衛隊」内部では、表彰状・臨時昇給など盛大に行われていたのに・・・
今、こうして平和に何も恐れないように生活できているのは、自衛隊・米海軍のおかげだという事をもっと周知徹底させるべきだと思います。
「国民の生活が第一」と詠っているのであれば、今、国民の生活が守られている現状を周知徹底させるべきではないだろうか?(所得問題・雇用問題云々のぞいてもっと広い視野で)
小沢氏の求めている事ややりたい事が全く理解できないと思います。
また数年で党解散するつもりなのでしょうか?
それこそ、血税の無駄遣いで「国民の生活が第一」はおろか「国民の苦痛が第一」で私腹を肥やしているのではなかろうか?と疑問に思っています。
長々とすいません、ブログを読んでいたら自衛隊のときの思いが出てきて、筆を執りました。 -
2012/08/09 22:10あらちゅうさん、有り難うございます。
私は第9条問題と集団自衛権問題は一刻も早く改正すべきだと考えています。
平和ぼけした多くの国民には、緊迫した日本国の周辺状況は理解されていないことと思います。
お互い、国の有り様を常に考える国民でありたいと思います。