教育不信Ⅱ
連日大津市立O中学校の「中2いじめ自殺」が報道されています。過日は、昨年10月の事件後、O中学校が行った第1回調査の重要部分の隠蔽が明るみに出ました。
今日(11日)は、遺族の要望を受け11月に再調査した追加アンケートの回答に、加害者とされる同級生らが「『自殺の練習』と言って首を絞めた」「葬式ごっこをしていた」等の内容が含まれていたことが記されていました。(私の体験では、アンケート調査では生徒は必ず真実を書きます)
問題は、当時学校側がこうした重要な記述を見落としたうえ、市教委に「新たな情報は確認できなかった」と報告していたことです。はたしてこの様な内容を見落とすことなどあるでしょうか、考えられないことです。
耐えられずに命を懸けて訴えた生徒、そしてその保護者の思いはどうなるのでしょう。大津市教委とO中学校では余りにもいのちが軽んじられているようにしか思えません。そこでは、学校教育の原点「その子がわが子ならどうする」が確実に抜け落ちています。
文科省も県も大津市も、さらに県警も生活安全部が20人体制で調査に乗り出すようです。徹底調査の上、原因を明らかにし学校教育の根本 からやり直さないと再生はないように思います。その後、関係者は責任を取ることです。
我が長浜市においては以前から「いのちの教育」を最重点に心の教育を推進しています。したがいまして、大津市のような教育状況でないことを信じています。