うるう年
さて、今日のニュースに「自民党は28日予定していた第二次憲法改正草案の原案決定を見送った」とありました。自民党は、結党以来憲法改正を旨としていたはずです。
原案の骨子を見ても私には何ら疑問点はありません。保守を銘うつならば当然の文言です。しかし、党内の批判や公明党が示す不快感を受け見送ったとのことです。
今自民党にとって大切なことは錦の御旗を掲げることです。その旗の下に集まることを国民に求めるのです。
橋下市長は市民が求めていることを掲げ、それを実践するところに求心力があるのです。彼のすばらしさはその突破力です。そこに市民も国民もリーダーとしての資質を感じているのです。
昨日、自民党参院の溝手幹事長は話し合い解散に触れた安倍晋三元首相について、「もう過去の人だ。今一生懸命リハビリ中で主導権をとろうと表の発言だろう」と記者に語ったようです。
言語道断です。このような人物が主導権をとるような自民党では再生することは不可能でしょう。
今日の国内政治の混乱は、結局国家観が明確になっていないことから始まっているのではないでしょうか?
サイバー戦争
2月23日付けの桜井よしこ氏のブログ、「専守防衛ではサイバー戦争に負ける」を興味を持って読みました。
“「このままでは日本は戦いに負けます。21世紀の戦い、サイバー戦争には完全な勝利か惨めな敗北しかありません。・・・。」こう語るのは陸上自衛隊でサイバー戦部隊「システム防衛隊」初代隊長を務めた伊東寛氏である。・・。
「20世紀の戦争は制空権を持つ側が勝ちましたが、21世紀はサイバー空間を制する側が勝つのです。サイバーは従来の戦争の概念を全くと言っていいほど変えたのですが、それに対して、先進国中、最も備えの整っていないのは日本です。」・・。
日本以外の国々は中国同様、攻撃と防御の両面から全力を投じてサイバー戦への備えを整えつつあるが、日本ひとり、動きが非情に鈍い。・・・。この危機感のなさは現行憲法に由来すると伊東氏は喝破した。・・。このままでは日本は本当に敗北する。”
サイバー問題は今更の問題ではなく、10年以上前から言われていました。自民党も現政権もこの問題にどう対処しようとしているのでしょう?
過去、日本も防衛省のみならず三菱重工も被害に遭っています。政府はどのように考えているのでしょう?
結局、日本国は未だ自立していないのです。自立国家であれば自国の防衛は自国の責任においてするものです。しかし現実は・・・・。
和楽
昨日(25日)16:00前の新幹線で三ノ宮に向かいました。20年以上も続く「懲りない面々の会」(近畿の中学校男子バレーで戦ってきたメンバーの集まり)に参加するためです。
会場は「ホテルモントレ神戸」で35名が集い、18:00から始まりました。楽しい一時を過ごすことが出来ました。
退職した人、退職する人、そして現役の先生方。滋賀県からは5名が参加しました。
今日(26日)は我が会派のメンバーと共に、12:00から始まる湖北町漁協主催の「グルメの集い」に参加しました。外は風が強く雪模様でした。
参加者は130名前後でしたが、希望者は300名を越えていたとのことでした。遠くは大阪や京都からも来ておられました。メインは「ウナギのじゅんじゅん」です。この歳にして食するのは初めてです。
想像していたすき焼きとは異なり、薄味でヘルシーな食感でした。
機会があればまた行きたいと思いました。
昨日今日と、まさに和楽の2日間でした。有り難うございました。
獅子身中の虫
今日(24日)の読売新聞1面、“議員口利き 全面公開へ”の見出しが目に飛び込んできました。要点を以下に記します。
“橋下大阪市長は23日、市職員に対する議員からの全ての要望や口利き、応対した職員の感想などを記録し、情報公開する制度つくりを検討するよう、関係部局に指示した。
同日、市長に寄せられた職員からのメールで、市長が代表を務める「大阪維新の会」の市議団について「議員の力を借りて詰問してくる」などと批判(一番程度が悪く要求が露骨になり、無理強いが多くなっている)されたことを受け、改善策として打ち出した。
・・・。応対した職員が面談の感想などを任意で記録し、公開する仕組みも検討。”
(長浜市も職員をその職場で、または、自宅に呼び出し詰問する議員がいると聞きます。真実であれば、市も大阪市に学ぶべきです)
早速ほころびが出てきたように思います。何せ先の府議会さらに市議会の「維新の会」の全ての議員が厳しい選考を経ているとは思えません。
これでは維新の会の「獅子身中の虫」となるでしょう。今日早速、所属議員を集め注意喚起するとのことですが、身に付いたものがそう簡単に取り除けるとは思えません。
政治塾に3,000人を超える応募があったとありますが、その人選には慎重を期していただきたいと思います。坂本龍馬は維新に向けての人選を間違えませんでした。
橋下氏には国民の期待を裏切らないでいただきたい。過去にも述べたように、己を顧みないで時流に乗ろうとする輩が沢山いるのですから。
議案説明
今日(23日)15:00より平成24年3月定例会提出議案概要の説明が当局よりありました。過去は全員協議会の席で説明されましたが、今回より各会派毎に説明することとなったものです。
提出される議案は45議案で、最初に説明を受けたのは2月8日付けの専決処分予算です。内容は雪寒対策費3億円です。これは豪雪による除雪等にかかる雪寒対策費について追加補正措置されたものです。
特に今年度予算編成の基本姿勢は、「合併から3年目を迎え、これまでの取り組みを実らせ、新たな飛躍を目指すことを基本姿勢とし、スローガンは『実りと飛躍へ』です。」
取り組みの視点として以下3つの柱が設けられています。
1.「地域経済・雇用対策」の取り組み
2.長浜の「元気と未来創造」への取り組み
3.持続可能な行財政運営の取り組み
今年度一般会計当初予算(案) 500億円 前年比+5億円)
特別会計 307億8百万円
企業会計 186億2百万円 総計993億10百万円
各部局の主要な事業説明がある中で私が注目したことは、教育委員会新規事業としてあげられている・新学校給食センター開設準備経費(H25.4月開設予定)、これは、びわ・虎姫・旧長浜の給食センターを統合して新たに新設するものです。
次に、・幼小一貫子どもの「体・脳・心」育み事業です。既に各園で取り組んでいる脳トレや運動の成果を基盤とした実践を小学校に拡大し、幼小一貫したプログラム等を研究開発するものです。
長浜の教育は停滞することなく、常に前進を目指していることに敬意を表したいと思います。
名古屋市長
去る2月20日、河村名古屋市長は、市役所を訪れた中国共産党の南京市委員会幹部らに、戦時中の旧日本軍の行為に関して「通常の戦闘行為はあったが、南京での事件はなかったのではないか」と述べました。その上で、「事実を明らかにするためにも、討論会を南京で開いて欲しい」と求めました。
それに対して、名古屋市と友好関係にある南京市は21日に、「両市の友好関係を当面の間停止する」と発表しました。さらに、南京大虐殺記念館館長は「虐殺の歴史的事実を否定することに強烈に抗議する。個人の主観や憶測で判断したり、勝手にゆがめたり、抹殺するべきでない」と自分のブログに掲載しています。
河村市長は、父親の話や自分が研究調査してきたことを踏まえて相手側で討論をしようと言っているのに、なぜ受け止めることが出来ないのでしょう?
私の知る限り、南京事件には今も様々な意見があります。歴史的事実を両国の専門家で検証したのであれば、真実を両国民に広く知らしめることが必要です。歴史を捏造する中国と言われないためにも。
中国は日本国に対して常に南京問題と靖国問題を出してきます。これは、中国共産党が自国民に触れてもらいたくない部分を持っているため、ガス抜きに利用しているのだと私は考えています。
毛沢東時代に取り組んだ経済政策「大躍進」は大失敗に終わり、「文化大革命」と「天安門事件」では、自由を求める知識階級と国民を抹殺しました。この間に失われた命は8,000万人(ワシントンポスト報道)といわれます。この問題を、中国政府は国民にどのように説明したのでしょう?
今も言論統制は続いており、民主化は何時訪れるのか分かりません。
中国政府と国民は、国際社会に物言う前にこの事実と正面から向き合い課題を解決するべきではないでしょうか?それなくして国外に発言する資格はないのではないかと考えます。
勉強会
今日(21日)9:00過ぎ醒ヶ井駅に行き、25日の新大阪往復の新幹線切符を購入しました。
当日神戸で行われる近畿の中学校男子バレーボール指導者新旧の懇親会(懲りない面々の会)に参加するためです。
午後14:00から臨湖で「プロジェクト21」の勉強会がありました。定刻に始まり、15:30まで辻川元総務部長を講師に、平成22年度決算「長浜市財政白書」を基に、その見方や課題等を学びました。
その後、24日に視察研修を行う木之本地区の行程説明がありました。ここでは小規模校の取り組み(複式学級授業参観)や認定子ども園の改築工事、小学校の耐震工事等、さらに、戦国大河ふるさと博の事業計画とその予定について学習させていただきます。
次いで3月議会における代表質問について、各議員より課題等を出し合い質問事項の絞り込みをしました。
次いで、各議員より一般質問のテーマについて発言をしました。今回は代表質問があり一般質問は出来るだけ控えるように確認しました。私は二つの質問をする予定ですが、我が会派からは3名?の予定です。
その後、議会における各委員会等の諸問題について協議し17:30に終了しました。
政界再編
今日(20日)産経新聞のトップ記事は、“狙うは「政治リセット」”とありました。
そこには
“「大阪維新の会」が次期衆院選公約と位置づける「維新版・船中八策」案は、既成政党の度肝を抜いた。”とありました。
さらに、“「今の議院内閣制の仕組みだったら、誰がリーダーになったって同じだ」と彼は言う。「話し合いは重要だけど、日本では多様な価値観を認め合いましょうと言って、決定できる仕組みを否定し続けてきたため、誰もリーダーシップを発揮できない」
長く続いた自民党体制に愛想を尽かし政権交代を望んだ国民は今、民主党にも裏切られたと感じてる。その国民の怒りを彼は敏感にくみ取っている。”と記されています。
被災地の復旧・復興は、淡路神戸地震を思えばまったく進まず、経済は冷え込んだままのこの閉塞感に国民は辟易としているのです。そこには、二大政党政治への失望感が大きく存在しています。
そんな時、突破力のあるリーダーを求めるのは必然の結果です。今後八策にどの様な肉付けをしてゆくのか見てゆきたいと思っています。
私は、「大阪維新の会」が今後政界再販の起爆剤となることに大いに期待をしたいと思っています。ただ、日本人は熱しやすく冷めやすい人種です。過去の誕生政党のようにならないことを念じるばかりです。
再編問題
2月17日の滋賀夕刊トップ記事に、「県立高校再編 会派提言に市議会賛否」の見出しが踊っていました。
高校再編の提言が問題になっているのは、「議会で白紙撤回を決議したのにどういうことだ」と言うことです。
我々は、現状維持を求めて白紙撤回に同意したものではありません。県が示した再編計画では長浜の未来が開かれないとの思いで白紙撤回を求めたものです。従って、そのことについて我々の意見をまとめて提言することは必然の結果です。
一部の人達が、「この先10年は現状と生徒数はほとんど変わらない」と言っていますが、決してそうではありません。
平成22年の高校新入生は1363人、32年には1100人以下です。その差260人を40人定員学級で割ると7学級減になります。その5年後には128人減となりさらに4学級減になります。高校の現状では、二つの学校が消滅すると言う現実が目前に迫っているのです。
県が再編計画を示した今こそ、子どもたちと地域の未来を考えてダイナミックな再編案を出すことは政治の責任だと考えています。また、長浜市の未来を考えるチャンスを与えてもらったと受け止めています。
我々の提言は決して完成したものとは思っていません。市は有識者による「教育検討委員会」を設置し協議を重ねていただいています。
それぞれが夢ある再編案を示して、子どもたちや長浜市にとって最もよい方向を県に示すべきだと考えています。
政治とは?
今日(17日)の読売新聞に“「大綱閣議決定に懸念」鳩山氏”の見出しがありました。短い文章ですので記します。
“民主党の輿石幹事長、小沢一郎元代表、鳩山元首相は16日夜、都内の日本料理店で約2時間会談した。
鳩山氏は、政府が消費税引き上げを柱とした社会保障・税一体改革大綱を17日に閣議決定することについて、「このままでは党内が大変なことになる」と述べ、懸念を表明した。
小沢代表も同調したという。衆議院選挙制度改革についても意見交換したと見られる。”
読まれた読者の皆様は、どの様にお考えでしょうか?おかしいでしょう?
政治とは国民の命と財産を守り国家の安寧を願って執行されるものだと思います。
私利や党利を優先する人物を政治屋(ポリティシャン)と言います。彼らこそ政治屋と呼ばれる人物の代表です。今こそ、天下国家を考える国士(ステーツマン)が求められているのではないでしょうか?
私は、小鳩たちに日本国の政治を任せてはならないと考えています。また、彼らには国家を語る資格すら無いと思いますが如何でしょう?