愚かな総理?
昨日(21日)の党首討論において冒頭、首相は「確かに私は、愚かな総理かもしれません」と語りました。
普天間移設問題を根拠なく発言した言葉「国外少なくとも県外に」が、今日の国内外の混乱を招いたことは間違いないことです。
そんな折、またしても21日には沖ノ鳥島付近で中国軍のヘリコプターが自衛隊の護衛艦に約90㍍まで接近したと報じています。政府が如何なる対応をしたかは何ら報じられていません。
一方、選挙のみしか考えない民主党(小沢一郎)は、政府が先に示した高速新料金の引き下げを検討すると報じています。これは官邸における小沢氏の要望によるもので、首相はそれに対して「引き取らせて頂きたい」と応じたとのことです。
これに対して前原国土交通相は「話は聞いていない。再検討するなら私がいる場で議論するべきだ。もし自分がいない場所で決めるなら、この場にはいられない」と強く反発したとのことです。
何をとっても指導力が示せず、責任転嫁ばかりの首相はやはり「愚かな総理」と言わざるをえないのでしょうか。これでは本人は良くても国民はたまったものではありません。
普天間問題以外にも、国内においては彼らのカネと政治の問題・夫婦別姓法案・外国人参政権問題・人権侵害救済法、さらには民主党と日教組の問題等々、問題は山積しています。決して国民は目を離してはならないと思っています。
問題は民主党議員の中の異論ある人が何故に物を言わないのかと云うことです。日本の行く末を案じる人(憂国の士)が少しは居るはずです。
野党時代には正義の代表のように論陣を張っていた人達が、今こそ発言するべき時だと思うのですが・・・・。このままでは、あなた方が「愚かな総理;鳩山由紀夫」の名を歴史に残すことになるのではないでしょうか。
次をクリックして同じ項目を開くと、現政権下における今日の日米の状況が少し理解できると思いす。【岡崎久彦】日米同盟の行方