二度目の拒否
来る12,13日ワシントンにおいて核安全保障サミットが行われます。それに合わせて調整していた日米首脳会談は米側より見送られることとなりました。
そうだとすると、日米首脳会談拒否は昨年12月コペンハーゲンのCOP15に続き2度目となります。これは、米軍普天間飛行場移設問題の迷走が米国の不信を招いたものと考えられます。
岡田外相は3月末、ルース駐日大使らに移設先としてキャンプ・シュワブ陸上部(名護市)、徳之島(鹿児島県)、米軍ホワイトビーチ沖(沖縄県うるま市)を検討していることを口頭で伝えました。この時米国側は正式提案と受け止めていませんでした。
ところが今日(9日)の新聞では、政府が「二段階移設案」の最終移設先としてきた米軍ホワイトビーチ沖に人工島を建造する計画を断念したことが報じられていました。
米国側には、鳩山政権とは「水面下の協議に応じない」というのが基本姿勢としてあるようです。
12日に開かれるサミットでは、オバマ大統領は9カ国の首脳と会談します。核不拡散を訴えるべき唯一の被爆国の首相として大舞台に参加しながら、日米首脳会談を二度も断られる事態を日本国民としてどのように考えると良いのでしょう?
オバマ大統領に「プリーズ・トラスト・ミー」と約束ながら決定を先送り。それではと次に示した「腹案?(岡田外相の示した案)」は米側の失望と不信を募らせたのでしょう。
鳩山さん、あなたは一体この日本国をどうしようとしているのですか。私はもの言わぬ民主党議員に怒りを感じてます。もの言えば“土屋たかゆき”氏のように排除されるのですか。民主党に国士は居ないのか?と叫びたい思いです。
ところが、ここに来て 生方幸夫副幹事長 が党運営について「『強権政治』により抑圧されている声なき声が民主党を覆っている」と、小沢幹事長を批判した論文を、10日発売の月刊誌「文芸春秋」に寄稿したとありました。おおいに期待したいと思います。