櫻井よしこ

テーマ:政治・経済

今日(8日)の産経新聞のコラム、櫻井よしこの「鳩山首相に申す」を読んで納得するところがありました。内容は麻薬犯罪による日本人4名への「中国死刑執行」についてでした。

 

鳩山由紀夫首相は10年1月29日の施政方針演説の中で「いのちを守りたい」と二十数回繰り返し国民にアピールしました。

 

“それほどのいのち重視の首相にしては、4月6日に中国遼寧省大連市で死刑執行された日本人についてのコメントの素っ気なさはどういうことだろう。

 

首相は記者団に、日中間では司法制度が異なる、刑罰が厳しすぎるという思いはある、一般国民が中国は怖い国だと思うかも知れない、しかし、それが日中関係に亀裂を生じさせないよう、政府として努力していくと述べた。

 

中国の死刑執行に抗議するのではなく、逆に、そのことで日本国民の対中感情が悪化しないよう配慮すると言うのであるから、本末転倒ではないかと、首相の真意を疑うのも当然である。

 

・・・・。中国政府が情報を開示しないために詳細の把握は困難を伴うが、「アムネスティ・インターナショナル」などの報告によると、中国は紛れもない死刑大国、それも超大国である。09年の全世界の死刑は714人、中国は3,000人から10,000人の処刑を行ったとみられる。

 

鳩山首相は声をからして「いのち」を連発した。その言葉に一片の真実が含まれているのであるならば、中国のこの凄まじい人権侵害、いのち軽視の無惨さに、なぜ、真剣な抗議の言葉の一つも口にしないのだろう。

 

・・・。覇権主義と独善性を絵に描いたような中国の国内法を尊重する等という愚かなことは、日本国の首相であれば口にするものではない。

 

・・・。罪を犯したとは言え、充分な審議を受けたとも、充分な陳述の機会を与えられたとも思えない日本国民のために、日本国の首相として、とりわけいのち大事の首相として、中国にもの言わずにどうするのだ。”

 

要は、鳩山由紀夫首相は「普天間は必ず県外もしくは海外に移設する」から「プリーズ・トラスト・ミー」にみられるように、本人が気付かぬ間に、口が軽く根拠のないほらを吹く癖があるようです。しかし、この人を選んだのは紛れもなく国民であることを忘れてはなりません。

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脇阪宏一
真宗大谷派
西蓮寺住職
38年の教職生活を基に、市議会議員2期務めさせていただきました。
現在住職の傍ら健全な青少年の育成を願って、"明るく・楽しく・元気よく"をモットーに、スポーツ少年団バレーボールチーム「長浜パンサーズ」の指導をスタッフと共にしています。
練習会場は長浜小学校体育館で週2回(土・日午前中)です。
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