強制捜査
昨日・今日(14日)の報道によると、民主党小沢幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地購入問題に関わり、昨日東京地検が強制捜査に乗り出したとありました。その時刻、小沢氏は愛知県連のパーティーでつぎのように述べています。
“・・・・。私の政治団体のことで大変ご迷惑をおかけした。しかし私たちはこのような問題で決して法に触れるようなことをしたつもりはない。そのことは国民も本当に理解してくれるはずだと思う。だからこそ政権を我々に与えてくれたのではないだろうか。・・・・。私はひたすら常に国民のために政治はあるんだと、国民の生活が第一の政治を実現するのが我々の役目、私の役目だ。・・・。”(この時拍手していた愛知県連の人達の心中が私には理解できません)
私には彼が「裸の王様」に見えてなりません。法に触れる問題がなければ何故検察がこれほどまでに動くのか。また、本当に国民が理解しているから政権が取れたと思っているのでしょうか?
あの時国民は、長期政権にあぐらをかき何ら行財政改革を推進しようとしない自民党に愛想をつかし、ポピュリズムで集票しようとした民主党に傾いたのではなかったのか?決して小沢一郎の 西松建設問題を理解して投票したのではないはずです。
民主党の中にも小沢一郎の様々な問題にアレルギーを感じている人は沢山いると思います。そうした人達が何故物言わぬのかどうしても理解出来ません。
党内で誰も物が言えぬとなれば、小沢氏は独裁者としか言いようがありません。となるとその責任はその人達を選んだ国民に返ってくることになります。ここは一度、総ての日本国民が日本国の有り様をしっかりと考えるところに来ているのではないかと私は考えています。
今日のニュースによると、“石川衆議院議員の元秘書金沢敬氏が「昨年小沢氏が記者会見で『国策捜査』と訴えたのは証拠資料を隠滅した(3月3日4日に)からだと、石川、樋高両氏(何れも民主党衆議院議員)もそう話していた」と、14日に自民党の勉強会で述べた”とありました。
これに先立ち、昨年末「昨年3月の西松建設違法献金事件の際に証拠を隠した」とする上申書を東京地検に提出したことも明らかにしたとのことです。
《政治は最高の道徳である》
これはアリストテレスの言葉ですが、小沢一郎氏には是非心に照らして頂きたいと思います。そして総ての政治家の胸にこの言葉を刻んで頂きたいと思います。