国技とは?
昨日(27日)は大相撲秋場所千秋楽でした。結びの一番、そして決定戦を見ました。
この大相撲は文部科学省所管の財団法人日本相撲協会にあります。したがってこの協会は日本の伝統文化を保持するために設立されたものです。
そこで思ったことは、結び前も結びも日本人力士は一人も居ません。4人は総べて外国人です。十両優勝も幕下優勝も外国人です。相撲は国技と言われるのですが近年どこが国技なのかとしばしば疑問を感じています。(勿論日本人力士のふがいなさもあるのですが)
しかも優勝した横綱朝青龍に至っては、その伝統文化をぶちこわす日頃の言動。昨日も白鳳に勝った後のガッツポーズ。私はそこでテレビのチャンネルを変えました。
相撲も他のスポーツも、日本で始まったものは礼に始まり礼に終わります。そこには勝っても負けても相手を讃える日本人の“美学”があるのです。これが日本人の心です。このあたりの教育が全くできない高砂親方とそれに甘える朝青龍を私は許せません。
私は私の小学校時代に活躍していた羽黒山・東富士・照国・鏡里・吉葉山・」千代の山の時代からの大相撲フアンです。しかし今日の相撲は国技とはとてもいえないのではないかと嘆いています。
この状況であれば、国籍問わず入門希望者を採り“国技”と“財団法人”を看板からはずせばいいのにと思います。そうでなければ、日本の歴史と文化・伝統を通して日本人の心をしっかり教えてから土俵に上げるべきだと思います。
このままでは大相撲は衰退して行くのではないかと思います。「このままで良いのか相撲協会」と言いたい思いです。財団法人相撲協会の千秋楽が来ないことを念じるばかりです。