次期首相に申す1
昨日(10日)の産経新聞に、櫻井よしこ氏の毎月第2木曜に掲載されるエッセイ「申す」が出ていました。今回は“次期首相に申す”で、テーマは「中国の動きを注視せよ」でした。
書き出しは、“鳩山由紀夫次期首相を多くの難題が待ち受けている。”でした。次に“鳩山次期首相には心に刻んで欲しい二つの緊急課題がある。東シナ海のガス田をめぐる中国の不穏な動きと、気候変動に対処するためのCO2大幅削減問題である。”
今日(11日)は先の緊急課題について記します。
“ガス田については昨年6月に日中共同開発が合意された。計画の詳細が詰まるまで中国は開発を中断すると合意した。
だが現実は白樺の作業は急ピッチで進み、8月21日までに、ガス田開発・掘削に必要な三つの施設、技術者らの住居棟・掘削棟・処理施設のすべてが完了した。
日本は7月から8月にかけて政治空白のまっただ中で漂流していた。・・・。中国側は日本の政治空白の間隙を狙ったかのように、必要な全設備を完成させ、既成事実を作り上げた。
歴史問題・反日運動・軍事力。あらゆる要素を活用して、尖閣諸島及び東シナ海ガス田に関する中国の主張を日本に押しつけてきたのだ。
次期首相として鳩山氏はこの中国の交渉術を心して欲しい。友愛を掲げつつも、それが通じる相手か否かを判断し、中国の不当な主張や暴挙に屈してはならない。”
大規模CO2削減問題は次回に記します。