埋蔵資源
今日(16日)の産経新聞に、「ガス100年分 近海に埋蔵」の見出しで興味ある記事がありました。抜粋して記します。
“独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が15日愛知県渥美半島沖で海洋産出試験に向けた海底掘削を始めた「メタンハイドレード」。
・・。結晶からメタンガスを取り出せば都市ガスのほか、火力発電向け燃料として使用できる。・・・。経産省によると、東部南海海域のメタンハイドレードの埋蔵量は、国内の天然ガス使用量の10年分に当たる約1兆立方㍍。
北海道周辺や新潟沖を合わせると、日本近海の総埋蔵量はガス使用量の100年分に相当する計7,4兆立方㍍”に上ると推計されており、日本の新たなエネルギー源として「大きな可能性を持つ」と期待されている。
ただ、掘削技術の確立は手探り状態で、掘削コストは同量の天然ガスを輸入する場合の「5倍近くに達する」との見解もある。
また、メタンガスは二酸化炭素に比べ地球温暖化の影響が20倍近いとされており、採掘中に漏れ出せば、地球環境に大きな負担をかける。”
資源のほとんどを海外に依存する日本国としては、何としても開発に成功してもらいたいところですがリスクを考えると拙速には出来ないことと思います。
ただ、ものつくりの国日本です。きっと素晴らしい掘削技術を開発してくれるものと期待したいと思います。