市立高校はどうだろう

テーマ:まちづくり
長浜の高校再編の説明会は「ぬかにくぎ」状態だったらしい。
虎高の中高一貫も、さんざんあおり立てておいて、凍結~中止となったから、県教委に教育かくあるべしというポリシーがあるとは思えない。「のどもと過ぎれば熱さをわすれる」ぐらいにしか思っていないだろう。

となれば、県教委は一連の動きをひたすら低姿勢でやりすごそうとするのは明白だ。知事もひたすら逃げ姿勢だから、ここは条件闘争を考える。

自主独立を考えるのなら、市立で中高一貫校を作るというのはどうだろう。運営やマネジメントはネームバリューのある私立に委託するというかたちでも。

県は大規模校でないと・・を繰り返しているが、逆に30名×4クラス程度の少数精鋭方式。湖北の高校のあり方に一石を投じることになるだろう。

なにより、そのことで、地域と子どもたちの未来にとってどのような教育が必要なのかを市民自身が議論することになるのではないか。

虎高のPTAにかかわらせてもらって、感じるのだが、現場は人格教育と進学結果のはざまで苦労をされている。全県一区になってから、特に進学結果に一喜一憂せざるを得ない状況になっている。

友人の息子さんのように、塾へもいかず独力で東大合格できればいいが、現実には進学のためのコストは現状バカにならない。その結果何が残るのかというと、東大を頂点とする進学ヒエラルキーの一ポジションをあたえられるだけだし、昔と違って、そのことと「豊かな人生設計」とはリンクしなくなってしまっている。

地域にとっては、自らのアイディアで新しい家業を創出する人材が求められているのではないか?

となれば、市の長期的な産業政策と、人材育成政策をリンクしながら行える市立高校の位置づけが作れるだろう。
財政的にはきついかもしれないが、戦略的なポジションで教育施策を取り組むことができるように思うのだが。


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