日本沈没第二部

テーマ:よもやま話
日本沈没の読み返し、後半を一気に読む。
今回の光景をフラッシュバックするがごとき展開。物語では日本沈没までに三千万人の命が奪われるというストーリーだが、現実を千倍するだけなのだと気付くと、背筋がぞっとする。

続いて第二部を上下巻を一気読み返し。

流浪の民となった日本民族を再統合してアイデンティティを保とうとするナショナリストと、それぞれの現地に溶け込んでいこうというコスモポリタンがせめぎ合う。話のストーリーとしては面白いのだが、どこかぎごちない。

すいっとしない、その原因はエピローグの場面で歌われる「君が代」に暗示されている。そう、天皇家の扱いがすっぽり抜けているからだ。

この第二部は小松左京を中心にチームで作られたというが、おそらく過程で議論になったことだろう。しかし、彼らはあえて外したのではないかと思う。というのも、天皇家というファクターを入れてしまえば、流浪する日本民族のアイデンティティの保持といった問題は片付いてしまうからで、これでは小説として成り立たない。

日本とは、日本人とはという命題は、結局そこに行き着く訳だ。裏を読めば、わざと不完全燃焼なストーリー展開を行ない、君が代を最後に登場させて暗喩としているのかもしれない。(意地が悪い読み方だね)

となれば、今回の震災のあとのシナリオを組み立てることはできるのではないか?皇室にとっても意義有るシナリオのようにも思えるのだけど。(いたって不遜だな)

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