グリーン購入のススメ2

テーマ:よもやま話
【トピック(エコプロ-みんなのエコプロジェクト-)】みんなのエコプロ

この20年間のビジネスモデルはこうでした

1個150円のハンバーガーを1万個販売すると 売上は150万円です。
これを1個100円で販売すると2万個(以上)売れます 売上は200万円になって増大します。その代わり、100円で利益を出すために、ありとあらゆるコストダウンが強いられます。のんびり飼育していた個人農場は無くなって、大規模農場になってしまいます。もはや農場というのどかなものではなく、農業工場と化します。人間もコストダウンの対象です。まともに残業代払っていては利益が出てきません。社員全員が管理者で残業代カットです。

実はまだこのビジネスモデルは有効です。大量に作ってシェアを取るというのが企業が生き残るための最重要課題になっていますから、薄型テレビなんか典型です。パネルを大量生産してコストダウンしシェア拡大を狙います。

それでは20年後はこのビジネスモデルは生き残るでしょうか?
もし生き残っているとすれば、地球は窒息しかかっているでしょうね。「限りある地球の中で、限りの無い成長はありえない」からです。

たぶん大企業はこのモデルから抜け出せません、だから中小企業の目指す道が残っていると思います。
おいしい1個200円のハンバーガーを作って、100円のハンバーガー2個食べたより高い満足を提供することでしょうね(モスバーガーはこの路線ですね)。いやいや、素材にこだわれば1個1000円のハンバーガーだってありえます。そうすれば、1500個売ればいいわけですから。必要な資源も格段に減りますよね。

スイスはずいぶんと物価が高いです。エビアン500ccが350円ぐらいしますから。でも物価が高いから貧しい暮らしをしているようにはとうてい思えませんね。彼らはうらやましくなるぐらい豊かな暮らしをしているのです。

100円で2万個売ろうとする社会と、1000円を1500個売る社会とどちらが幸せだと思います?

グリーン購入のススメ1

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
【トピック(エコプロ-みんなのエコプロジェクト-)】会社のエコプロ

皆さんグリーン購入をご存知でしょうか?

環境に負荷のかからない製品を購入したり、そういった製品を積極的に製造・販売することで、低炭素社会を目指すというものです。日本では1996年にグリーン購入ネットワークが設立、グリーン購入法によって、官公庁などで環境に負荷のかからない製品の購入を促進することが求められています。今年の1月の、再生紙の混入率偽装によって有名になりました。

通常この運動は3R(Reduce=減らす、Re-use=再利用する、Re-cycle=再利用する)といわれますが、もともとは4Rでした、Refuse=断るというのが入っていました。本来ならRefuseが一番大切なのでしょうが、そうなると経済規模の縮小という話になって一般に受け入れられにくいことから3Rにされたのではないかと思っています。

私の店では昨年グリーン購入大賞を受賞いたしました。激戦区であった中小企業部門でなぜ受賞できた本当の理由は良くわかりませんが、多くはRe-useであったりRe-cycleの取り組みが多い中にあって、Reduceを前面に押し出したのが原因かもしれません。詳しい取り組みについてはこちらを

粗大ごみのナンバーワンといわれる寝具の現状ですが、実はリサイクルの技術が確立されていません。そこで、5年使えるものを10年、10年使えるものを15年と買い替えサイクルを長くすることによって、ゴミの量を減らせると思い1998年より取り組み始めました。

もちろん、長く使える品質にしようと思うと価格も良いものになってしまいます。ですが、5万円のものを5年使うのと、10万円のものを10年使うのを比べると1年あたりのコストは変わらなくなりますね。その上で使用する資源量は確実に減ります。

そして、捨てる場合でも生分解可能な自然素材をできるだけ使うように、分別ができるだけ可能なような寝具のとりくみをしてきました。ヨーロッパの製品が増えてきたのもこれが原因のひとつです。

そして睡眠の質を上げることにより、事故が少なくなったり効率が上がるなど、生産性が向上すれば、そのこと自体CO2の削減につながります。

今年から滋賀グリーン購入ネットワークの幹事になりましたので、ふたたびPR。

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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

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