<前    1  |  2  |  3  |  4    次>    

夏の夜のエアコン

テーマ:眠りのお話
じんとにっくさんが、「暑い」の由来を書き込んでらっしゃいますが、確かに暑い・・・

こうまで暑いと、自然で眠る、とかエコ生活を標榜している割には軟弱にも寝るときにエアコンを使ってしまいます。

人が快適と感じる寝床内気候(東洋紡の商標です)は温度33℃湿度50%ですから、温度を下げるというより、湿度を下げるためにエアコンが欲しいのですね。
正しい眠りのリズム

毎度のグラフですが、最初のノンレム睡眠時に最も多くの汗をかいて、同時に成長ホルモンを沢山だします。ですから温度も湿度も高い夏は寝汗ぐっしょり、ということになります。

それではどのように夏に快眠するかというと、ポイントとなるのは最初の入眠と2回目のノンレム睡眠への移行ではないかと考えています。
夏に限ったことではありませんが、最初の入眠がうまくいかないと、図のような良好な眠りのリズムが作れません。一方、最初のノンレム睡眠の後のレム睡眠時には、汗を多量にかいたあとですから、寝床内の蒸れ感が増えます。レム睡眠時は脳は覚醒時に近いので、蒸れのような不快情報で目が覚めてしまうわけです。

夜中に目が覚めたら汗びっしょり、という体験はありませんか?これはこのようなメカニズムによるものです。レム睡眠時に目覚めることなく2回目のノンレム睡眠への移行がスムーズにできれば、2回目移行の発汗は次第に少なくなっていきますので、蒸れ感は次第に緩和されます。

ということで、どうしてもエアコンを使うならタイマー2時間をおすすめします。一晩中付けっぱなしは、体にも良くありませんから。寝具は何回もPRしていますが、吸湿性が良く、熱を逃がしやすい麻が一番ですね。

風の通りにくい我が寝室では、29℃設定で+1/fゆらぎの扇風機を併用しています。掛は本麻クール掛、敷は本麻クール敷パッド+リネン麻付ビラベック羊毛ベッドパッドを試用中。

ちなみにダイキン工業が睡眠に最適というエアコンを発売しています。これは快眠プログラムという温度をV字制御するものです。すなわち、ヒトの体温は入眠とともに低下し、覚醒へ向けて上昇します。この体温変化をサポートすることによって、深い眠りを得るというものですね。

せんべい座布団枕について

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
テレビに出て話題の「せんべい座布団枕」の山田さんが書かれた本を買ってきました。
「枕革命・ひと晩で体が変わる」

整形外科医をされているということもあって、現場に即した良い内容ですね。特に寝返りと熟睡の問題は参考になりました。

ただ、前にも書いたんですが、止めて欲しいのは「せんべい座布団」を利用するということです。
なぜかって?それは座布団わたは落綿が非常に多いからなんですよ。落綿とは紡績の過程で糸になれなかった繊維の短いわたのことです。
木綿わたA
これは、私の店で使っている敷ふとんをカットしてたものです(正確に言うと8年間お客様が使われて引き取ってきたものをカットしたもの)。8年間使われても中わたは非常にきれいです。

それでは
木綿わたC
こちらは、同じお客様からお引き取りした某通販メーカーが販売していた、ジュニア用敷ふとんのわたです。ゴミが多いのがわかりますが、これは落綿が多いためです。ふとん屋の誇りにかけて云わせていただくなら、こんなレベルの低い綿を大切な子どもさんの敷ふとんに使うなんて外道です!。 通常ふとんわたの場合は1貫目(3.75kg)6,000~7,500円のわたを使いますが、座布団の場合は2,500~3,500円のものがほとんど、安いのは2,000円以下です。(写真の綿?2,000円が良いところ・・・)

すなわち、座布団に使っているわたはホコリが非常に多いのです。それを顔に近いところで使うという行為は、整形外科ならOKなのかもしれませんが、ふとん屋にとっては耐え難い・・・

とはいえ、考え方は共感できますので、早速最上級のわたで作ってみることにします。工場が今日から休みなのでお盆明けとなりますが・・・、中わたには固めでしっかりした、最高級の敷用ふとんわた、インド/アッサムハンドジンを使ってみましょう。

あと気になったのは、敷ふとんへの言及が少なかったことでしょう。本の中でも「本来枕とマットは同時購入が理想です」と書かれていますが、たぶんマットレスの変数条件があまりにも多く、マットの性能まで言及することが難しかったのでしょう。マットの基本は寝姿勢の保持+体圧分散+寝返りしやすさ だと思います。
特に側臥位の場合はマットの性能の差が出やすいので、もうちょっと突っ込んで欲しかったな・・・

たしかに敷(マット)と枕の関係はやっかいです。残念ながら明快な答えは出ていません。「先生」と呼ばれる人によって見解が全く違うことも少なくありません。大切なことは自分で納得いくまで試してみること。

私たちはそのためのサポートをしていきたいと思っています。

Beijing2008 かつての東京を彷彿させる?

テーマ:よもやま話
ついつい見てしまいました、開会式。

1964年の東京もこんな風なテンションだったのか、当時小学1年では記憶もおぼろげではありますが、国民全体が国威発揚気分だったのでしょうね。

それにしても思い知らされました。
昔も今も中国は人海戦術の国であることを・・・

花火大会の夜は更けて

テーマ:よもやま話
昨日の花火大会は例年のごとく、観覧席の整理ボランティアです。うちの嫁さんは友達と観覧席でご観覧。

昨年は日曜日ということもあって、大変な人で混雑しましたが、今年は比較的ゆったりと応対ができました。
花火が始まってしまうと、あとは警備だけ・・・、立ち入り禁止区域に入らないように警備しますのでボランティアの特権ともうしますか、湖岸の一等地で警備をしつつ、花火を眺めつつ。

毎年よりは遅いペースでしたが、かえって間があいて良かったと思いますね。終了と同時に、明治山~長浜駅は大混雑ですが、私たちは観覧席の撤収。ござとコンクリブロックをまとめていきます。毎年ゴミを残される方が少なくなっているのはありがたいことで、40~50分ほどでほぼ完了。ささやかな打上げ会に参加して帰途となりました。

帰りの明治山付近はさすがにゴミの山。顔をしかめながら行くと、観光協会の職員さんが、コーンの撤去中。大仏のあたりから撤去をしているということで、本当にご苦労さんです。11時近くだと、渋滞はありませんが、警察の警備の方もまだまだ多いです。明石の件もあって、なんか事故があれば主催者責任を取られますから、昨今は大変です。同級生でもある観光推進課の課長は「ほっと」した表情でした。

介護の寝具について思うこと

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
まりっぺさんからコメントいただいたので、もう一言

介護用の寝具は大手の西川でも扱っていますが、基本はレンタルベースになることが多いようです。
どうしても「メンテナンスが容易」「長持ち」「抗菌性」等が重視されてしまいますね。

そうすると布団や敷パッドの中身もポリエステルなどが多くなってしまうのはやむを得ないことなのか・・・。

でも、介護の対象になるような寝たきりの方にとって肌に近いところにある寝具はとっても重要なはず。使う人が快適に感じる「快適性」や「官能性」といったものを、良質の天然素材によって実現していくことが大切だと思いますね。

レンタルのベッドやマットでも上に敷くものを工夫することによって、快適度はずいぶん上がりますよ。
<前    1  |  2  |  3  |  4    次>    

最近の記事一覧

カレンダー

<<      2008/08      >>
27 28 29 30 31 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31 1 2 3 4 5 6

ブログランキング

フリースペース

ねむりはかせのキャラクターの名前はネムタといいます。なまけものです。
元サンリオにいらっしゃったキャラクターデザイナー井上・ヒサトさんの作品をご厚意でお借りしています
ネムタのホームページはこちら

通販サイトはこちらから
眠りのプロショップSawada 楽天市場店

ショップの地図はこちら
長浜の曳山博物館の前です

Facebookページ


ビデオクリップYouTube
店のプレゼンテーション
滋賀経済Now紹介
ヒュスラーネストの説明
プレジールのエアーピローの説明

アーカイブ

HTMLページへのリンク

プロフィール

ネムタ1

ねむりはかせ

曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
睡眠指導士や睡眠環境コーディネーターの資格を持ち、日夜快眠実現のために、いろいろと寝具やベッドの研究を続けています。

副業として、アートインナガハマなど、街中のまちづくりにもいろいろ関わっています。

眠りのプロショップSawada

最近のトラックバック

参加コミュニティ一覧