快眠日記～極上の眠りプロジェクト

MSNのトップページを見ていたら、快眠の特集がありました。

一応ざっと目を通しましたが、ヘンなことは書いていないようです。
このブログに目を通していただいている方には、それほど新しネタではありませんが参考になさって下さい

補足ですが、寝つきを良くするためにぬるい目のお風呂に入るのは就寝2～3時間前がベストです。
これは深部体温を少し上げて、入眠後におこる体温低下への温度勾配を多く取ることによって、入眠を速やかにするためです。就寝直前だと、身体が熱くなってしまい、発汗が余計に多くなります。

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さて、巣から集めてきたアイダーダウン。集めるだけでも一苦労なのですが、それからが大変です。
というのも、もう一度巣の様子をみてください



このダウンを集めるのですが、ダウンの絡みが非常に強いために、わらであったり、卵の殻であったり、いろんなものが絡んでしまうのです。
それを一つずつ手作業で取り除くという、気の遠くなるような作業が待っています。実際にアイダーダウンを仕入れてみると、完全には取り切れていません。ところどころでわらが混じっているのがわかります。

これが通常のダウンだと、攪拌して空気を送りながら軽いダウンだけを飛ばすという選別工程を重ねることによって、ゴミや重いフェザーなどを取り除くことができるわけですね。（下図はカウフマン社の工場、日本の河田フェザーの工場も同じLorch社の選別機なのですが、こちらは写真を撮らしてもらえませんでした）



さて、このアイダーダウンも一番良いとされるアイスランド産は産出量が年間2000kgしかありません。一昨年にプチバブルを背景に日本の会社が多量に買い付けを行いまして、世界的にも需要が増えたのか、一気に価格が倍にはね上がりました。その影響で、昨年1.5倍ぐらいに値上げしたところが少なくありません。
一時は旧柄のアイダーダウンの羽毛ふとんの製品を買い付けて、中を取りだした方が安いといわれるぐらい価格が上昇し、品薄になったのです。（私の店にはあんまり関係がないのが残念でもありますが・・・）

現在原料価格は　800,000円/1kg　ヨーロッパ産のバティスト生地で800ｇ入りで仕上げると70万円ほどになりますね。

もっとも、市場には産出量の10倍のアイダーダウンが出回っているという話ですから、原料屋を選ばないと変なものをつかまされることになりますね。カウフマン社の代理店さんの話ですが、デパートを通して超有名メーカーのアイダーダウンのリフォームを預かったところニセモノだったので、丁寧におことわりをしたとか・・・