酒母の様子
水麹から作った酒母も少しづつ様子もかわってきます。
このような時期を「膨れ」といって加温操作によって徐々に品温を上げていくと麹の糖化酵素が働いて糖化が進むとともに酵母の増殖が盛んになり、発生する炭酸ガスによって表面が膨れてきます。
炭酸ガスがプクプク出ている様子がわかりますでしょうか。
↓
蔵の中の照明が暗いのでいまいちよくわかりませんね。
気温が高くて品温が上がりすぎると今までお湯を入れて加温操作をしていたダキに氷を入れて品温を落とします。
このように少しづつ様子が変化していきます。
水麹から10日ほど経つと酛の様子もこのように変わってきます。
黄色
少し前まで緑色だった柚子。
ここ何日かの寒さで黄色く色づきました。
綺麗な黄色ですね。
柚子ポン酢を作ってお鍋にしようかな。
柚子の香り、冬のお味です。
玉栄
安土から長い長い箱が届きました。
契約栽培していただいている農場から今年の減農薬の玉栄の稲穂が送られて来ました。
とにかく酒米は背丈が長い。1m20cmくらいあるでしょうか。
純米吟醸酒は農工舎さんの無農薬栽培米「山田錦」で、純米酒はこの減農薬栽培米「玉栄」で仕込みます。
米粒も飯米より大きめですね。
もうすぐこの米の仕込が始まります。
丹精込めて作っていただいたお米、美味しいお酒になってくれるように祈ります。
寄り道
先日の多治見に徳利を取りに行った時のことです。
その時のブログでお気づきの方もあったかもしれませんが、高速で多治見に向かっておりましたら、思ったより早く着きまして、お昼時に窯元さんにお邪魔してはいけないということで多治見では降りずに・・・
多治見を通り越して土岐の料金所まで行ってしまいました。
こんな所に寄り道をしてまいりました。
ウインドーショッピングも楽しいもので。
こんなクレープ屋さんにそそられつつ。
ここは我慢の子であった。
アロマの香り漂うスチーム。
か~わ~い~い~。
いい香り。
こんなのがたくさん。
お昼は海の幸のサラダ
ペスカトーレ
ホタテと海老のオマール海老のクリームソースのパスタ。
食後はこんな景色を見つつ
もうすぐここにクリスマスのイルミネーションが飾られるのであろう木をみつつ。
そんでもって帰りに尾張一宮のサービスエリアへ
なかなか珍しい御土産物が並んでおりました。
さすがにゃごや~。
この方そんなに有名なの?
手羽先味のじゃがりこ。
うなぎパイじゃないのね。
このあたりを走っている車によくついているマーク。
みなさん、ご存知ですか?
主人は以前から気になっていたらしいです。
これを貼っている車けっこうよく見ます。
新興宗教か??
どうやら犬山成田山の交通安全のお札みたいです。
その後養老サービスエリアにはしごして。
こんなものを見つけました。
主人の好きなオリエンタルカレーのお店。
まぁ、懐かしいお人形。
でもってここに来ると立ち寄るお肉屋さん。
おいしそうな匂いが・・・
どれくらい買ったかはご想像にお任せいたします。
・・・と寄り道の方が多い多治見行きでした。
徳利積んでる時間よりアウトレットで過ごした時間の方がはるかに長かったな。
酒母
読んで字のごとくお酒の母。
お酒を造る元になるものです。
酛(もと)ともいいます。
清酒造りでは、麹の糖化酵素によって蒸米の澱粉を糖化してできたブドウ糖を、酵母にアルコール発酵させて主要成分のアルコールをつくります。
この主役となる酵母を醪(もろみ)に供給するのが酒母です。
水麹といって仕込み水と純水培養酵母と乳酸と麹をまぜたものを早朝に作っておきます。
十分に麹の酵素を十分に出してからここに蒸米を入れます。
蒸米の中にこのような筒を入れ表面に出た蒸米に酵母のたくさん入った液をかけていきます。
汲みかけ機といって、自動的に真ん中から水をくみ上げ蒸米にかけていきます。
蒸米の溶解を促すための汲みかけ作業を自動化する機器です。
汲み上げてジャーと出るところを撮りたかったのですが、待っても待っても出てこないので
諦めました。
私が諦めて帰ろうとすると後ろでジャー。
きまぐれな汲みかけ機です。