今年こそは
今日は午前中、今度は山田錦で仕込んだお酒の粕はがしをします。
それが終わったら、生酒のレッテル貼り。
貼っても貼っても追いつかない。
実はいつもこの忙しい冬場だけ、毎年来てもらっている助っ人がいます。
ところが12月の半ばにご主人さんのお義父さんがお亡くなりになり、それから忙しくて来てもらえなくなってしまいました。
この痛手は大きい。
だけど、こればかりは仕方ないですね。
今、店には桑酒の200mlが少々、500mlはカッパ巻きができてない状態。
900ml徳利は在庫なし。
純米吟醸の4号瓶と一升瓶の箱組みができていない。
きゃ~~!
考え出したらきりがない。
バイトの相棒には昨日まで来てもらってたのですが、帰りに給料計算ができてなくて
「それはあかんやろ~、あてにしてるのに」と言われる始末。
「ブログ書いてるん?」と相棒。
「うん」
「ブログと私の給料とどっちが大事?」と相棒。
「ブログ…」
「もう来年から来ないよ!」
と痛いところを付く相棒。
許して~、年内にはお届けします~
ってなやりとりがありまして、夕べ遅く給料計算をいたしました。
こういうことはきっちりしておかないといけませんね。
反省、反省。
それで、今年こそは棚卸を今日やってしまおうと思うのです。
毎年、31日はお店がいそがしくて、尚且つおせち料理もつくらなければならないし時間がなくて一年で一日だけの定休日、お酒の動かない元旦に一人棚卸をしています。
でもね、やっぱり元旦からバタバタ仕事するから、年中忙しいのではないのかとふと思い、なんとか今日中にできないかと思いをはせているところです。
なんだかんだ言っても、父も母も怪我もせず、病気もせずいてくれたことが一番うれしかったです。
ずいぶん助けてもらっていますから。
そして今年もなんとかお酒を造ることができたことも感謝です。
今年もいろいろなことがありました。
3月にはぴったんこカン・カン騒動もありました。
その一週間後には東日本の大地震。
考えさせられることの多い一年でした。
色々な方との出会いもありました。
ブログを通じてもたくさんのお友達ができました。
今年は韓国までいっちゃいました。
念願のKUWA the cakeもできました。
楽しいこともいっぱいしました。
苦しいこともいっぱいありました。
でもなんとか一年乗り越えることができました。
このブログを見てくださった方々、今年一年ほんとうにありがとうございました。
コメントでどれだけ励まされたことか。
ありがとうございました。
それではまた来年!
みなさん、どうかよいお年をお迎えください。
なんで今年はこんなに忙しいの?
昨日は午前中に昨日搾ったばかりの純米吟醸の粕はがし。
ぎゅうーと搾った搾り機をゆるめて
おぉ~!
きれいな酒粕。
でもあまり固く絞れていないので厚みがあって、重い重い。
全部の酒粕を量って粕歩合を計算します。
分厚い粕。
まだお酒搾れそう。
食べたらおいしかった。
午後にはまだ詰められていないにごり酒を詰めました。
なんとしても今年中に詰めないと、お正月の棚卸ができないわ。
ひたすら
詰める。
5時間くらい詰め続けました。
なかなか底が見えてこないよ~
きっといいことがある~♪
きっといいことがあるに決まってる~♪
なんて口ずさみながら。
もう右手も左手もへろへろ。
29日にまだにごり酒詰めてた年なんてあったかな。
と調べて見ましたら、去年も詰めてますわ。(笑)
だけど今回は量が違います。
昨日だけでで280本ほど手詰めしました。
全部で700本詰められました。
夕ごはんを終えて母屋へ行きますと、母が今日は桑酒のお菓子がよく売れたで~と。
それからお菓子のラベルを切って貼って店頭に並べられるように夜なべ。
桑酒のアマンディーヌ
桑酒のマドレーヌ
桑酒ケーキ
よし!これで準備万端。
母にもわかるように箱に分けて入れました。
今日は安心して配達に行けます。
自分で忙しくしているような気がしなくもないな。
あと今年も一日あります。
力を抜いてがんばります。
純米吟醸の搾り
お酒は生き物。
毎年、同じ時期に仕込んでも出来上がる時期はまちまち。
昔はお正月の三が日に搾ったこともありました。
今年はクリスマス時分かなと思っていましたが、急に冷え込んだこともあって少し経過が遅れ気味。
これは玉栄という酒米で仕込んだ純米吟醸。
けっこう辛口に搾りました。
純米なのでアルコール添加ができないので、搾った時がそのお酒の日本酒度となります。
搾るタイミングが難しい。
このお酒は年明けに純米吟醸のしぼりたて生酒として詰めます。
まだまだ年内にする仕事はい~ぱい。
年内って後3日。
そ・掃除ができん。。。
木のぬくもり
先日、大切なお友達からこんな素敵なものをいただきました。
お嬢さんの手作りの品。
松のへら
みずめのおしゃもじ
けやきのマドラー
とっても手触りがいいんです。
木のぬくもりを感じます。
「食器用の塗料を8回塗重ねているので、熱湯・油・醤油・ソースなどの調味料が染みこむことはありません」
と書かれています。
娘さんは何年か前から単身、湯布院の木のクラフト工房で修行をされています。
『アトリエとき デザイン研究所 時松 辰夫』さんの工房
この道では、けっこう有名な方らしい。
なんだか勿体無くって使えないな~。
「使ってなんぼのもんから使ってやって」と。
サラダボールなんかはまだ作らせてもらえないんですって。
職人の厳しい世界ですね。
でも大好きなお仕事で一生をおくれるなんて幸せな娘さんだな~と思います。
それを応援されているご両親も立派。
いつかサラダボールを作っていただける時を楽しみにしています。
もうもらう気満々。(笑)
いつまでも触っていたい木のぬくもりでした。
心のこもったプレゼント
ありがとうございました。
最近の宅配事情
もう雪は降らなくてもいいですわ。
娘時代、スキーへ白馬に行ったりしていた頃、雪が大好きだった。
主人と結婚した時、「スキーに行こ」と言うと
「なにしに雪見にいかんならんのや」と主人。
生活してみると、その気持ちわかってきました。
よころんでいるのはこのお方だけ。
柵を乗り越え庭に出没。
ここはみんなが通るので、うれしいみたい。
走りまわってます。
このあたりは雪がたくさん降る前に雷がなります。
「雪おこしの雷」が鳴ってると言います。
雷なるとココは逃げ出してきます。
雷が怖いのか雪がうれしいのか。。。
最近は雪が降ると宅急便の集荷が取りやめになったり、今回は早めに取りに来ますと言われるので
午後からかと思っていたら午前中に集荷。
もう少し昔は集荷も融通が効いたような気がします。
安全第一なのかもしれませんね。
出そうと思っていた荷物が。。。
お客さんからは催促の電話。
毎晩、毎晩伝票書き。
手が疲れた。
主に母と私で全部の荷造りをしているのですが、母ができなくなったらどうするんだろうと不安です。
母ももう81歳。
よくやってくれていると感謝しています。
もう少し楽をさせてあげないといけないんでしょうが。
年内にはなんとしてもお届けしないと。
そろそろ純米吟醸酒も搾れそうです。
泣いても笑ってもあと5日。