酒母

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読んで字のごとくお酒の母。

お酒を造る元になるものです。

酛(もと)ともいいます。

清酒造りでは、麹の糖化酵素によって蒸米の澱粉を糖化してできたブドウ糖を、酵母にアルコール発酵させて主要成分のアルコールをつくります。

この主役となる酵母を醪(もろみ)に供給するのが酒母です。

水麹といって仕込み水と純水培養酵母と乳酸と麹をまぜたものを早朝に作っておきます。

十分に麹の酵素を十分に出してからここに蒸米を入れます。

 

蒸米の中にこのような筒を入れ表面に出た蒸米に酵母のたくさん入った液をかけていきます。

 

 

汲みかけ機といって、自動的に真ん中から水をくみ上げ蒸米にかけていきます。

蒸米の溶解を促すための汲みかけ作業を自動化する機器です。

汲み上げてジャーと出るところを撮りたかったのですが、待っても待っても出てこないので

諦めました。

私が諦めて帰ろうとすると後ろでジャー。

きまぐれな汲みかけ機です。

 

 

コメント

  1. 2009/11/26 10:25
    シフォンケーキ焼き型みたいですね^^。
  2. 2009/11/26 10:52
    おお。なんかよくわからんけど、お酒造りの大変さが伝わりますわ。工程がいろいろあるのですね。知らないことばかりなので、興味深いです。
  3. 2009/11/26 12:31
    昔の杜氏さんって大変なお仕事やったんですね
    フゾウでしたっけ 失敗作を作るリスクもさぞ高かったんでしょうな
    色々勉強になりますわ!
    こんなご苦労があって 美味しいお酒が飲めるんですね
    感謝!
  4. 2009/11/26 13:29
    酒飲みのお母さんのことじゃないんですね。息子さんたちに陰で呼ばれてたりして...(笑)
  5. 2009/11/26 17:12
    お酒つくりの各工程が勉強になってとても面白いです。
    そらに待ちきれなくなりますっ!
  6. 2009/11/26 18:17
    ↑名実ともに”お酒の母”でしょう。

    下駄やのおじさん
  7. 2009/11/26 19:05
    ↑↑↑

    妙に納得。
  8. 2009/11/26 19:08
    美味しいお酒に向けて、まったなしと言ったところですね。
    楽しみです!(^^)!
  9. 2009/11/26 21:13
    やはり、母なんですね。

    父ではなく・・・



    難しい工程ですね。このやり方は昔も今も同じなんでしょうね

    機械・器具こそ違いますが。
  10. 湘南のおじん
    2009/11/26 21:18

    二もとの酒母造りですか。
    いろいろな工程があるので、いつも、HPの酒造りの説明フロー図も参考にしながら、お酒造りブログを見ています。ハイ
    仕込み水は井戸水ですか。
    純粋培養酵母、今年は何号ですか。お酒の種類によっても使い分けるのですか。
    筒の中に一定の水麹が溜まると汲み上げてジャー、ですかね。
    徐々に、溜まる速度が遅くなってくるのですかね。
    この酒母はどの位でできるのですか。

    昨日は夜なべでしたか、お疲れ様です。
    お酒造りの中の急な注文、朝は早くて夜なべとは、大変ですよね。
    がんばってね。


  11. 2009/11/26 21:22
    いろんな機械があるんですね。
    気まぐれの機械。。。笑
    ゆうこりんさんと絶妙なコンビネーション!
  12. 2009/11/26 21:40
    >ブルーベリーままさんへ
    さすがままさん、目の付け所が違いますね~。笑
    これで焼いたら何人分のシフォンケーキが焼けるでしょう。^^


    >ぱぱ吉さんへ
    そうですか?興味持っていただけましたか。
    なかなかこの時期の蔵見学は控えさせていただいでいますので、写真でご勘弁くださいね。


    >えべっさんさんへ
    そうですね。この酒母造りは本仕込みの元となる
    もので60度のダキというもので温めたり、氷を入れて冷やしたりと、熟練の技が光ります。
    えべっさんさんのコメント、一瞬船浅さんかと思いました。笑


    >油甚さんへ
    私?酒母?密かに呼ばれているのかしら。
    呼ばれてへんて!笑


    >スエヒロさんへ
    そうですか。仕込みは何本か同時進行で行っていくのですが、なるべくわかりやすくアップしていきたいと思います。また見てくださいね。(^^)v


    >おおの履物店さんへ
    お酒の母?酒母のことでしょ?
    私ですか?ただの酒飲みです。笑


    >tossanさんへ
    なにを妙に納得してらっしゃるのでしょうか。笑


    >おやじさんへ
    普通酒の方はだいぶんお酒に近づいてまいりましたよ。
    お味見楽しみにしていてくださいね。


    >まーぼうさんへ
    やはり、母なのです。
    生み出すのは母なのですね。笑

    そうですね、難しい工程です。
    加温したり冷温したり杜氏さんの技の見せ所です。
    昔から基本的にはなにも変わっていませんね。
    でも毎年難しい工程です。
  13. Yたたみ
    2009/11/27 00:23
    一麹、二酛、三造りの二段階めに入ってきたのですか。

    ほんとうに母(女性)は生む力が有るんですね。
    なんたって、イザナミ神が日本の島々を生んだって有りますものね(偉大~・笑)
    ゆうこりんママは、今年はどんな清酒を生んでくれるのでしょうか、楽しみです。
  14. 2009/11/27 15:14
    >湘南のおじんさんへ
    質問ぜめですね~。
    仕込み水は井戸水です。
    純水培養酵母、今年は金沢酵母です。(14号)
    普通酒は9号酵母です。
    筒の中には最初蒸米が入っているのでかき出して
    だんだんたくさん溜まってきます。それをまわりの蒸し米にかけていくのです。
    酒母は11日から13日くらいでできあがります。
    毎日、目が回る忙しさです。


    >オレンジあみさんへ
    そうでしょ。気まぐれな機械です。
    せっかく動画で撮ろうと思ったのに。笑


    >Yたたみさんへ
    そうです。二段階目ですね。
    何本か重なって仕込んでいきますので、明日からまた純米酒の麹作りが始まります。
    どんな清酒ができるのでしょうか。
    ちょっと最近気温が高めなので頑張って冷やしてますよ。




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ゆうこりん

滋賀県の木之本で酒造業をいとなんでおります山路酒造の女将です。
私も、杜氏と一緒に酒造りに励んでおります。

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