朝のオリオン座
テーマ:ブログ
2009/11/22 09:30
朝5時。
まだ空にはオリオン座が綺麗に光っています。
素肌に白衣を一枚着て麹室に向かいます。
前日、麹菌をふりかけて布をかぶせておいたお米に麹菌が入り込んで少し白っぽくなっています。
硬く固まったお米をブンジと呼ばれる木で切っていきます。
それを手で固まりのないようにほぐしていきます。
この作業を切り返しといいます。
けっこうこの作業重労働で、暑い室温の中汗がしたたりおりるため、タオルは離せません。
全体を手でほぐしたら切り返し機を使って、一粒一粒ばらばらにしていきます。
一粒一粒ばらばらになった米を今度は箱の中に入れて盛っていきます。
呼んで字のごとくこれを『盛り』といいます。
このあと温度が上がったら仲仕事と言って手入れをし少しずつ麹を広げて温度調節をしていきます。
その後夜に仕舞仕事といってもう一度手入れをし、もう一晩この麹室で米に麹菌が入り込むのを待ちます。
最高温度42度ほどにもっていくので、手を入れると熱く感じます。
仲仕事、仕舞仕事と進むに連れて麹がいい香りをしてきます。
栗の香りです。
でも寒い時の麹室での仕事は好きなんですよね~。