aXboなる新目覚まし時計

テーマ:眠るための道具・寝具のお話
先日もどなたかが、スリープトラッカーという目覚まし腕時計の話をされていましたが、こちらはaXboというオーストリア製の目覚まし時計。

aXbo1
両方とも原理は一緒です。睡眠の状態を正確に測るにはPSGとよばれる終夜睡眠ポリグラフ検査が必要です。ところがこの検査は頭や身体中に電極を付けなければならないなど、簡単にできるものではありません。そこでアクチウォッチと呼ばれる腕時計の形をした3次元の加速度センサーを手に付けて、身体の動きを監視します。その動きによって、睡眠段階を推測するというものです。

正確ではありませんが、睡眠状態を簡単に測定できるので、日本睡眠環境学会の前会長の近畿大学梶井先生などもこれを使って学会で報告をされています。

この原理を使って、指定した起床時間の30分ほど前から、睡眠の状態を見て起きやすい時に目覚ましをならすというのがスリープトラッカーとaXboなのです。

aXbo原理

aXboが優れているのは、センサーをリストバンドに組み込んで、データを電波で送るというしくみになっている点でしょう。アクチウォッチはコードがついていますので、それに比べると装着時のストレスが低いです。
スリープトラッカーは目覚ましで起こすだけ、その上位機種であるスリープトラッカーProはUSBを通じてデータを取り込むことができますが、12時間分しか記録できません。

aXboはかなりの期間記録できます。(デモ機を10月20日ごろから使い出しましたけど、データは全部残っています)
しかも、センサーは二人分・・・つまり夫婦で使うことができます。記録も二人分残ります。データはUSB経由で専用ソフトにダウンロードして保存して比較ができます。
aXbo data1
axbo data2

二つのグラフを比べると上は何回も身体が動いていますが、下はあまり動いていません。
睡眠状態としては下の方が良いのですね。
また、固すぎる、いわゆる体圧分散性能が低い敷布団の場合も動きが大きくなります。

このデータから、お医者さんのように診断して処方するということは、もちろんできませんが、自分の睡眠状態を知るということと、睡眠曲線に会わせて起こしてくれるという点ではなかなかのキカイと思いました。
おまけですけど、波の音や鳥のさえずりなどの入眠しやすいリラクゼーション音も入っています。

価格は39,800円。スリープトラッカーProが約2万円ぐらいです。安くはないけど、本式のアクチウォッチは10万近くしますから、二人分手頃に睡眠の状態を知りたい方にはおすすめですよ。

1ヶ月半使用して、それなりに有効性が認められましたので、先日から店頭で販売しています。




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曳山博物館前の眠りのプロショップSawadaのオーナー
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