庄司紗矢香さん

テーマ:まちづくり
朝、黒壁の笹原君から電話「なんやったっけ?」「今日はトークショーで・・・」「しもた忘れてた」(毎度のことですが)
チケットを届けてもらい、夕方から文芸会館へ。

庄司紗矢香って誰やったかな・・・16歳でパガニーニコンクール優勝!?・・・すごいがな
曲をモチーフに油彩も書くの?なかなかのもんやな 天は二物も三物も与えようる。

トークショーだから演奏はないのね。・・・残念。

珍しいリゲティ。2001年宇宙の旅のサントラにあった曲を作ってたよね。なるほど。
フォーレで不覚にも居眠り。次のシベリウスは絵もGood。透明感のある音楽。
ショスターコヴィッチのの曲を使った映像作品は思わずぞくっとする。

新しいヴァイオリンと古いストラディバリウスの聴き比べは目をつぶって。
軽やかな新しいヴァイオリンとしっとりとした音色のストラディバリウス。
司会の小川順子ちゃんも当たってほっとしてました。(彼女の言葉の表現力はなかなかのもの)。

最後の聴き比べでライブの音を聞くことができたけど、とにかく音色がきれい、だけどけっこう深い。
CDと図録を買ってミーハーにもサインもらってご満悦。

CDはプロコフィエフのピアノソナタとショスターコヴィッチの前奏曲とフーガ。6年前二十歳の時の演奏。
聞いたこと無い曲ばっかし。
パガニーニ取ってるので技術的にすごいのは当たり前か。でもクリアでいながら、ある種の凄みがある演奏。

もう5年、10年経つともっと深い情感のある演奏を聞かせてくれるのだろうか?
楽しみが増えた。

町座七日講11/7

テーマ:まちづくり
5回目になります町座七日講。11/7 土曜日の7時から開知学校3Fセミナールームで開催します。

今回のゲストは矢部拓也君、もとい徳島大学総合科学部 矢部准教授。
テーマは、
「よみがえれ全国の地方都市 ~まちづくり会社の挑戦 長浜・高松・徳島・熊本~」

彼は、10年以上(いつからだっけ?)前から長浜へ来てまちづくりの研究を行ってきました。それも黒壁の研究というよりは曳山祭に魅せられて来たのです。笹原さんのお宅に泊まりこみ、何年も長浜の研究を続けて博士論文を書きました。内容はさすが、という素晴らしいもので、通り一遍の研究ではなく長浜の本質に切り込んでいます。

そんな彼も現在では大学の准教授として研究を続ける傍ら、いろんなまちづくりに参画しています。
長浜に思い入れの強い彼だからこそ、長浜にはいつもするどく厳しい言葉を投げかけてくれますが、長浜にとっての批評装置としてこの上ない存在でもあります。

そんな彼が帰郷して語ってくれる今回の町座七日講、来月の笹原司朗さんとセットで聞いていただくと、さらに有意義かと思います。

まちづくり、というものの本質に鋭く切り込んでくる彼の話が楽しみです。
参加費1000円。申し込みは NPOまちづくり役場 0749-65-3339 まで

参考までに まちづくり役場の記念誌に彼が寄稿してくれた文の一部を載せます。
町座七日講は彼の言う「次世代を担う新しい担い手を作り出すのが、まちづくり役場の役割」として開催しています。

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中心市街地が「中心」であるためには、常に新しい価値を生み出す場でなくてはならない。常に新しいものが生み出されるからこそ、まちであり、「中心」である。都市は静態的なものではなく、動態的なものである。長浜の中心市街地再生の成功の基本には、既存のまちづくりの担い手(商店街・山組・行政)だけの静態的状況から、新しいまちづくりの担い手(黒壁)を生み出すことで、本来的なまちの姿である動態的なものへと戻した点にある。そして黒壁を中心としたまちづくりの流れからここ「まちづくり役場」という新しい価値も生まれた。まちには、中心市街地に不断に新しい価値を生むために、様々なものを呼び込み、ネットワーク化してゆく拠点が不可欠である。黒壁を既存のまちづくりの担い手とし、次世代を担う新しい担い手を作り出すのが、まちづくり役場の役割である。常に流入する多様なプレーヤーによる動的平衡状態こそが、まちの魅力である。

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